高級宝飾協会が認める5つのブランド、世界5大ジュエラー「グランサンク」とは｜ゴールドウィンコラム

高級宝飾協会が認める5つのブランド、世界5大ジュエラー「グランサンク」とは

2016年7月2日

世界5大ジュエラーといえば、「ハリー・ウィンストン」、「ブルガリ」、「ティファニー」、「ヴァンクリーフ＆アーペル」、「カルティエ」の5つ。これらのブランドは市場価値が高く、宝石の買取価格も高値になりやすい人気のジュエラーです。では、5大ジュエラーと並ぶ「グランサンク」をご存じでしょうか？　ここでは、5大ジュエラーにも引けをとらない「グランサンク」についてご紹介します。

パリに根付く老舗ジュエラー、「グランサンク」とは

「グランサンク（Les Grand Cinq）」とは、英語にすると「THE BIG FIVE」という意。パリのヴァンドーム広場を拠点とする店のなかでも、高級宝飾協会が認めた「パリ5大宝飾店」のことを指しています。
グランサンクのメンバーは、ヴァンドーム広場に拠点を構える店のなかでも老舗中の老舗。「メレリオ・ディ・メレー（1613年）」、「ショーメ（1780年）」、「モーブッサン（1827年）」、「ブシュロン（1858年）」、「ヴァン クリーフ＆アーペル（1906年）」の5社であり、すべてが創業100年をゆうに超える老舗ジュエラーなのです。

メレリオ・ディ・メレー

「メレリオ・ディ・メレー」は、イタリアからきた金細工職人が起源。イタリアらしい、オリジナル性の高い洗練されたデザインが特徴的なジュエラーです。かといって決して一辺倒ではなく、フランスのクラシックエレガンスとの調和も大事にしています。日本ではあまり耳慣れないですが、フランス王室御用達の宝石商としても有名です。

ショーメ

ショーメ」は、マリ=エティエンヌ・ニトが創業したジュエラー。ナポレオンの執政用の宝剣を製作したり、ジョセフィーヌ御用達のジュエラーになったりなど、とても華々しい歴史をもつブランドです。ヨーロッパの皇族や王室のティアラはショーメが製作したものが多く、伝統とモダニティを併せもつデザインは多くの方を虜にしています。

モーブッサン

「モーブッサン」は、グランサンクのなかでもコストパフォーマンスに優れたジュエラー。大ぶりな宝石（とくに色石）を使用した、奇抜で個性的なデザインが特徴的です。老舗ながら新しいことにチャレンジする姿勢が強く、伝統と革新が融合するハイブリッドなデザインで年齢を問わず多くの方を魅了しています。

ブシュロン

「ブシュロン」は、ヴァンドーム広場で最初に宝飾店を開いたブランドです。キャトル（フランス語で4という意）と呼ばれるシリーズは、ブシュロンに伝承されている4種のモチーフと、異なる4つの素材を1つに組み合わせて分かつことのない永遠の愛を表現。重ね付けのコーディネートを楽しむことができ、いまやブシュロンのアイコン的リングとして有名になっています。

ヴァン クリーフ＆アーペル

ヴァン クリーフ＆アーペル」は、宝石商の娘エステル・アーペルと、ダイヤモンド商かつ宝石細工職人の息子アルフレッド・ヴァン クリーフの結婚によって生まれたブランド。厳選した宝石のみを使用し、エレガントで芸術的なジュエリーを創造しています。グランサンクのメンバーであり、世界5大ジュエラーに名を連ねる「ヴァン クリーフ＆アーペル」は、愛を表現するジュエラーとして一世紀以上にも渡り愛されています。

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