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何年製造か分かる?エルメスの素材、刻印について
2016年1月24日
高級ブランドとして高い人気を誇るエルメス。ブランド買取でも人気が高く、高額買取となるケースが多くなっています。そんなエルメスですが、一口にエルメスと言っても使われている素材や製造年数などによって細かく分類されていて、それによって買取価格が異なります。
そこで今回は、エルメスで使われている素材や製造年数が分かる刻印などについてご紹介します。
エルメスで使われている素材
エルメスで使われている素材は、実に多種多様です。その一部をご紹介します。
ワニ革
エルメスで使われているワニ革は、主に4種類あります。
クロコダイル・ポロサスは主にシンガポール産で、最高級のワニ革です。斑点があり、光沢が美しいことが特徴です。クロコダイル・ニロティカスはアフリカ産のワニ革でポロサスよりも光沢は控えめですが、クラシカルな雰囲気が感じられます。クロコダイル・ニロティカスマットも同じくアフリカ産のワニ革で、光沢がなく落ち着いていることが特徴です。アリゲーター・マットは、ミシシッピ原産のワニ革です。ニロティカスマット同様光沢がなく、斑が大きいことからワイルドな雰囲気があります。
牛革
エルメスの牛革にはさまざまな種類があります。
トリヨンクレマンスは粗めの型押牛革で、柔軟性と傷がつきにくいことが特徴です。ブッフルスキッパーも同じく型押ですが、水牛の革であることから高い防水性が特徴です。このほかにも雌牛の革であるヴァッシュ、雌仔牛の型押革であるヴァシェット・クリストペフィヨルドとヴァシェットグレネアルデンヌ、ガラス加工された雄仔牛革のボックスカーフ、雄仔牛革のヴォー・シャーモニーなどがあります。
山羊革
山羊革は、主に4種類あります。
基本的な山羊革は、シェーブルです。軽い光沢があることが特徴です。軽く手触りがいいのが特徴の山羊革は、シェーブル・コロマンデルです。シェーブル・シャグランは雌山羊革で、柔軟性があります。また、山羊革にはヴィブラートという特殊な革もあります。これは複数の山羊革を重ねて寸断したもので、さまざまな色が混ざった色彩豊かな革です。
製造年数を示す刻印
エルメス製品には、基本的にギャランティカードはついていません。代わりに、一部のモデルを除いて製造年や職人のイニシャルなどを表す刻印が入っています。この刻印によって製造年数が分かります。年数によって買取金額が変わることもあるので、気になる方は調べてみてはいかがでしょうか。
1964年から1970年までは、T、U、V、W、X、Y、Zとアルファベットが順番に刻印されています。1971年からはアルファベットに◯の囲いが付き、1996年のZまで続きます。1997年からは囲いが□に変わり、Aから順に2014年のRまで刻印されました。2014年の後半からは囲みが撤廃され、またアルファベットだけの表記に変わっています。ただし、Rの次はSですが、2015年はTの刻印がされています。これは、特売品や見切り品を示すソルド品の刻印にSが使われているため、間違えないようにとの配慮です。
通常のモデルであってもまれに刻印が入っていない場合がありますが、ショップに持ち込めば刻印を施してもらうことができます。刻印がなくても価値は変わらず、買取価格にも変化はありませんが、気になる方は入れてもらうのがいいでしょう。