情熱燃える美しさ。ルビーにも負けぬ赤い宝石たち|ゴールドウィンコラム

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情熱燃える美しさ。ルビーにも負けぬ赤い宝石たち

2016年12月4日

宝石

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さまざまなカラーがある宝石。お気に入りの色の宝石をみつけられることも、宝石の魅力のひとつです。宝石買取店にも、色とりどりの宝石を見ることができます。宝石の世界では、カラーは買取価格の設定に大きく影響のある要素です。それぞれの色には代表的な宝石があり、たとえば無色であればダイヤモンド、青であればサファイア、赤であればルビーが有名です。しかし、実は赤い宝石は意外にたくさんあることをご存知でしょうか?そこで今回は、ルビー以外の魅力的な赤い宝石についてご紹介します。

ルビーに次いでメジャーな赤い宝石、ガーネット

日本では柘榴石と呼ばれる「ガーネット」。ガーネットは、ルビーに次いで有名な赤い宝石です。代表的な色は赤ですが、オレンジや黄色、緑、紫、青などのさまざまなカラーガーネットが存在します。なかでも、青いガーネットは希少だとされています。買取店でも、そうした希少な宝石は高価買取が期待できます。
ガーネットの語源は諸説ありますが、ラテン語で「種子」を意味する「granatus」からきていると考えられています。青銅器時代からすでに存在していたといわれており、宝飾品以外にも研磨材として利用されていました。粒子が細かく、硬度も高いため、現在は紙やすりなどに利用されることがあります。

赤いトルマリン、ルベライト

電気石と呼ばれるトルマリンは、さまざまな色があることで有名な鉱物です。内側に鉄を多く含んでいれば黒やこげ茶、マグネシウムを多く含んでいれば茶色や黄色、リチウムを多く含んでいれば青、緑、赤、オレンジなど、含まれている成分によってその色を変えます。色によってそれぞれの名称があり、黒いものはショール、黄色や茶色のものはドラバイト、そして、赤いものはルベライトと呼ばれます。
ルベライトは、ピジョンブラッドという深みのある赤や、クランベリー色のものが高級品であるとされています。その美しい色は、かつてはルビーと間違えられることも多かったそうです。ルベライトという名前もルビーに似ていることから付けられたといわれています。

ルビーにそっくりなレッドスピネル

ルベライトはルビーに間違えられることが多い宝石ですが、「レッドスピネル」もルビーにそっくりであることが知られています。スピネルは、ルビーが属するコランダムグループの宝石と混同されることが多いのですが、実際はルビーとは別の鉱物グループにカテゴライズされる宝石です。
しかし、昔は同じものだと思われていたこともったようです。たとえば、イギリス王室の戴冠式用の王冠に飾られている有名な宝石「黒太子のルビー」が、実はレッドスピネルだったというのは、近代になってからようやくわかったことです。それほど、レッドスピネルとルビーは似ているのです。
そんなスピネルの和名は「尖晶石」という鉱物です。赤色以外にも青や緑、黄色、褐色などカラーバリエーションが豊富で、美しいカラーのスピネルは宝石としてジュエリーに使用されます。主な産地はミャンマーやスリランカ。特にミャンマー産のレッドスピネルは、高値で取引されています。宝石買取でも、ミャンマー産の美しいレッドスピネルは高額買取されます。

鉱物ではない宝石、赤珊瑚

宝石といえば「鉱物」というイメージがありますが、なかには鉱物に属さない宝石もあります。鉱物ではない赤色の宝石といえば、「赤珊瑚」が有名です。珊瑚はもともと仏教の七宝のひとつとして重宝されていました。ある程度の大きさに成長するまでに時間を要することから、非常に大切に扱われてきたものです。なかでも絶滅の恐れがある赤珊瑚は、高級宝飾品として高い人気があります。
赤珊瑚の価値には、色味や色ムラ、白濁など、その色が大きく影響します。色が濃く、深いものが販売・買取時の価格が高くなります。

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