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珊瑚買取について
2017年7月28日
赤色やピンク、白色など様々な珊瑚があり、特に真っ赤な血赤珊瑚と呼ばれる珊瑚の人気がここ数年で急上昇しており、日本や中国、台湾での需要が高まっています。
需要が高まったのに伴い市場価値も大幅に上昇して、約10倍ともいわれています。
とくに日本産の珊瑚に人気があり、密漁されてしまうニュースがここ最近よくテレビなどで見かけるようにもなりましたが、それほど珊瑚には価値があります。
そんな珊瑚なのですが、実は鉱物ではなく虫の一種で固い骨格を持っていて様々な発達の仕方があります。成分は炭酸カルシウムを主成分の骨軸を形成します。
宝石になるものや、サンゴ礁を形成するものなどがあります。
鉱物以外で宝石になるものが真珠や琥珀などがあり有機質起源の宝石です。
英語で珊瑚はコーラル (coral)と呼ばれます。また赤珊瑚はアメリカでは“オックスブラッド“と呼ばれヨーロッパでは”トサ“などの名称で呼ばれることがあります。
珊瑚の種類によって宝石としいて扱われる物とサンゴ礁として扱われるものがあります。
珊瑚礁としいてあつかわれる珊瑚は、六放サンゴといわれる口の周囲に触手がの6本ある生物でイソギンチャクも六放です。浅海に生息していて、その成長も早いようです。
宝石になる珊瑚は、八放珊瑚といわれる口の周りに触手が8本ある生物です。深海に生息していて1cmおおきくなるのに約50年もかかるといわれておりそれぐらい成長は遅いです。
珊瑚の正しい保存方法
珊瑚は酸に弱く汗や料理のお酢、プールや温泉など酸性の物と接触すると溶けたり、変色してしまったりします。
ご売却の際に状態に異変がある場合大きく減額になってしまう恐れ入りますがございますので正しい保存方法をご紹介いたします。
・プールや温泉などには着けて入らない
・ご使用後の汗や食品の食べこぼしなどのシミに注意する
・柔らかい布でふいて直射日光の当たらない場所で保管する
・珊瑚は傷が付きやすいので注意する
珊瑚は硬度が3.5と比較的柔らかく傷が付きやすいです。どれぐらいの硬さかというと、人の歯と同じ硬さになります。
どこかにぶつけてしまうと傷がついたりかけたりしますので注意が必要です。
希少価値の高い「血赤珊瑚」
血赤珊瑚の中でも特に大きいものはさらに希少価値が高く、10mm(1cm)以上で白い“フ”と呼ばれる物が少ない物、縦方向の筋目状のひび“ヒ”と呼ばれるものが無い、フジツボ等の貝や甲冑類など、色々なものが珊瑚に付着し凹んでしまっている“虫食い”と呼ばれるものが無い物は特に高く取引されています。
また、採れる産地によっても価値は変わります。
日本の土佐沖で採られる血赤珊瑚は世界最高の評価を受けています。ただ、日本産の珊瑚は虫食いがあるものが多く、宝石として加工できる物は全体の1~2割しか取れませんので生産量は凄く少なく希少価値が非常に高くなります。
中国で非常に人気があり高値で取引されている為、多くの原木が台湾に輸出されています。このため日本で質の良い血赤珊瑚を入手困難で、値段も高値になっています。
日本の小売りされている血赤珊瑚の多くが地中海のイタリア・フランス・スペイン・チュニジア・アルジェリア・ユーゴ・ギリシャ等で採取された物が多く、日本の物と比較すると、裏表がなく、柔らかく、内部にキズや内包物、薄い白濁などの欠点が潜んでいる場合が多いです。
いい点は“フ”が少なく単一な色で、珊瑚自体の色ムラは少なく、仕上がり面の色調は美しい赤色です。
ただ、小ぶりなものが多く原木は高さが20~30センチ程度で枝の広がりも10~15センチ程度、枝の直径も10~15ミリと小さく、重さも100~150グラム程度のものがほとんどです。
そのため出来る丸玉は6ミリ玉前後で10ミリ以上の丸玉は地中海産では稀です。
透明感が無く希少性も低い為、日本産よりも安価に取引されています。ですが、地中海珊瑚は市場価値が高騰しており以前に比べ3~5割り高く取引されています。
珊瑚の買取ならぜひゴールドウィンにお任せください。