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「硬度が高い=割れない」ではない!?硬さの基準、モース硬度とは
2016年9月25日
一口に「宝石」といっても、その種類にはさまざまなものがあります。
宝石によって色合いや輝きなどが異なるのはもちろんですが、その “傷付きにくさ”にも大きな差があるのです。
ここでは、宝石の“傷付きにくさ”を大きく左右する「モース硬度」について詳しくご紹介します。
モース硬度が高いほど傷の心配が少ない
モース硬度とは、宝石の“硬さ”を数値に表したもの。数値は全部で10段階あり、1が最も脆く、10が最も頑丈とされています。これは、宝石をジュエリー加工する際などに基準のひとつとして用いられています。
ところで、頑丈というと“割れにくさ”をイメージする方も多いのではないでしょうか?
しかし、これは間違い。たとえば、モース硬度10に分類されているダイヤモンドでも、ハンマーのように硬いもので強く叩くと割れてしまいます。
モース硬度により表される数値は、“割れにくさ”ではなく“傷付きにくさ”を示したもの。たとえば、針のように細く尖ったもので宝石を引っ掻いたときの“傷の付きにくさ”などがあげられます。宝石同士をこすりあわせるなどの行為も同様で、このとき傷付いたほうが「モース硬度が低い」ということになります。
一般的に、1~2が人間の爪で削ることが可能であり、3~4ならコインで、5~6ならナイフで傷付けることが可能であるといわれています。そのため、頑丈性が問われるジュエリーのメインストーンには、モース硬度の高いダイヤモンドやルビー、サファイアなどがよく使われています。
なお、宝石の割れにくさは“靭性”という指標を用いて判断されます。これは材質の粘り強さを表したもので、特に高い宝石はルビーやサファイアなど。モース硬度10のダイヤモンドの靭性も高めではありますが、ルビーなどに比べると劣るといわれています。
モース硬度の高い宝石たち
このように、宝石の“傷付きにくさ”を表すモース硬度は、ジュエリーを購入する際のひとつの指標となります。
日常使いするジュエリーや婚約指輪、結婚指輪など特に大事なジュエリーには、モース硬度の高い宝石のほうが安心。
では、モース硬度の高い宝石としては一体どんなものがあげられるのでしょうか?
以下に、代表的なものをご紹介していきます。
ダイヤモンド
婚約指輪のメインストーンとしても人気のダイヤモンドは、先で述べているように、モース硬度10の宝石です。その硬さゆえにカットや研磨には高い技術が要されますが、現在ではダイヤモンド粉末による研磨やレーザー加工などが発達しており、ダイヤモンドならではの美しい輝きが堪能できます。いつの時代も変わらず人気があるため、買取店でも高価買取してもらいやすい宝石だといえます。
コランダム(鋼玉
コランダムはアルミニウムの酸化鉱物で、元素と混じりあうことで美しい発色の宝石に変化します。赤いコランダムはルビー、青いコランダムはサファイアといわれており、業界でも人気の宝石として多くの人に愛されています。コランダムのモース硬度は9です。
トパーズ
11月の誕生石としても知られているトパーズは、透き通るような美しさが特徴です。黄色や青色、ピンク、紫色などカラーバリエーションが豊富にあり、ジュエリーのストーンとしてよく用いられています。光や熱の影響により色彩が変化しやすいという欠点はありますが、モース硬度8と傷付きにくさはお墨付きです。
なお、滑石や石墨、鶏冠石などはモース硬度が低く、人間の爪で引っ掻いただけでも傷付いてしまうほど脆い宝石となっています。保管の仕方が悪かったり、机の角などにぶつけてしまったりすることで傷いてしまう恐れがありますので、これらを扱う際は特に注意が必要です。
いかがでしたか。
「家にある宝石を買取店へ売ろうかな」とお考えであれば、モース硬度について理解し、日頃から丁寧に保管・使用するよう心がけておきましょう。万が一、傷付いてしまうとその分買取価格が下がってしまいます。
また、宝石買取の際には、専門の買取店へ依頼するのがおすすめです。ゴールドウィンは、高い専門的な知識・接客スキルを強みとしている宝石買取店。お客様のことを第一に考え、可能な限り“高価買取”をさせていただくよう常に意識して接客を行っています。
ご来店が難しいという方のために宅配買取や出張買取にも対応していますので、お気軽にご連絡ください。