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K18WG(18金ホワイトゴールド)とは?買取相場や24金・プラチナとの違いを解説
2025年3月14日
k18WG
「K18WGって何?」「プラチナとどう違うの?」と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。K18WGは金75%と白色金属25%からなる合金で、プラチナに似た美しい輝きを持ちながら、より手頃な価格で楽しめるジュエリー素材です。
特にK18WGに含まれるパラジウムは、K18WGの価値を高め、他の18金より高価買取される要因となっています。
また、ダイヤモンドとの相性も抜群で、その白銀色が宝石の品質を引き立てる特性も魅力です。
この記事では、K18WGの基本知識から他の金属との違い、お手入れ方法、そして高価買取のポイントまで徹底解説します。K18WGジュエリーを購入検討中の方も、すでにお持ちの方も、ぜひ参考にしてください。
K18WGとは?金75%と白色金属25%で作られた合金
K18WGとは18金ホワイトゴールドのことで、金75%と白色金属25%で構成された合金です。
この「WG」は「White Gold(ホワイトゴールド)」の略称です。通常の18金(K18)に白色金属を混ぜることで銀白色の美しい輝きを実現しています。
K18WGに含まれる白色金属は主にパラジウムや銀、場合によってはニッケルなども使用されます。日本ではとくにパラジウムを用いたK18WGが一般的です。白色金属の種類や配合率によって、色味や硬さ、アレルギー性などに違いが出るため、ジュエリー選びの際には素材構成を確認することが大切です。
見た目はプラチナに似ていますが、より手頃な価格で高級感のある白銀色のジュエリーを楽しめるのがK18WGの大きな魅力といえるでしょう。純金の持つ資産価値と、白色金属がもたらす実用性・美しさを兼ね備えた素材として、多くの方に選ばれています。
K18WGは婚約指輪や結婚指輪、ネックレス、ピアス、ブレスレットなどさまざまなジュエリーに使用されています。とくにダイヤモンドとの相性が良いことから、エンゲージリングやアニバーサリージュエリーなど、特別な場面で身につけるアイテムに多く用いられているのが特徴です。
K18WGと他の金属の違い|魅力と価値を比較
K18WGと他の金属には、見た目や価格、使い心地などさまざまな違いがあります。
K18WGと他の金属の主な違いは以下のとおりです。
色味 | 配合金属 | 硬さ | 価格 | アレルギー | |
ホワイトゴールド (K18WG) |
銀白色
(わずかに黄味を帯びることも) |
金75%+パラジウム・銀など25% | 適度な硬さと耐久性 | 比較的手頃
(パラジウム相場で変動) |
比較的低リスク
(白色金属による個人差あり) |
純金
(K24) |
鮮やかな黄金色 | 金99.9%以上 | プラチナ90%/95%以上
+他の白金属 |
金75%+銅・銀など25% | 金75%+銅(多め)・銀など25% |
プラチナ
(Pt900/950) |
純白色
(青白い輝き) |
非常に柔らかく変形しやすい | 硬く耐久性が高い | K18WGとほぼ同等 | K18WGとほぼ同等 |
イエローゴールド
(K18YG) |
黄金色 | 金相場に直結
(最も高価) |
一般的に高価
(K18WGより高い) |
K18WGよりやや安価 | K18WGよりやや安価 |
ピンクゴールド
(K18PG) |
淡いピンク色 | 非常に低リスク | 低リスク | 比較的低リスク | 比較的低リスク
(銅による個人差あり) |
K18WGは金75%と白色金属25%を配合した合金で、プラチナに似た輝きながら手頃な価格が魅力です。パラジウムを含むK18WGは買取時にも評価されやすい傾向があります。
純金(K24)は最も純度が高く資産価値も最大ですが、柔らかすぎるため日常使用には不向きです。K18WGなどの合金がより実用的な選択となるでしょう。
プラチナは希少性が高く変色しにくいため、長期間使用するものや特別な記念品として人気です。経年変化で「プラチナグレイ」と呼ばれる独特の輝きを見せます。
K18YG(イエローゴールド)は伝統的な金色で日本人の肌に馴染みやすく、K18PG(ピンクゴールド)は銅の配合を多くすることで温かみのあるピンク色を実現しています。
素材選びは、デザインや予算だけでなく、肌の色や好み、ライフスタイルによっても変わります。また、将来的な資産価値や買取を考慮するなら、K18WGのパラジウム含有特性も重要な判断材料となるでしょう。
金やプラチナについてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ一度「ゴールドウィン」へご相談ください。宅配買取や出張買取も実施していますので、お気軽にお問い合わせください。
K18WGのお手入れ方法|変色しないための正しいメンテナンス術
K18WGジュエリーは適切なお手入れをすることで、長く美しい輝きを保てます。日常使いのアイテムだからこそ、正しいケア方法を知っておくことが大切です。
変色や傷を防ぎ、K18WGの美しさを長く楽しむためのポイントを紹介します。
日常的なケア方法
日常的な汚れが溜まると金属表面の酸化を促進し、時間の経過とともに輝きを失わせてしまいます。
柔らかい布で優しく拭くなど、こまめなケアをすることで、K18WGジュエリーを長持ちさせられます。
メガネ拭きやジュエリー専用クロスを使えば汚れが落ちやすくなります。入浴後や寝る前の簡単な拭き取りでも効果的です。
また、家事や運動、入浴時にはジュエリーを外し、汗や化粧品との接触による影響を最小限に抑えることが大切です。
K18WGのジュエリーを保管するときは、他のジュエリーと別にして専用ケースに入れ、湿気の少ない場所を選びましょう。
変色や傷がついた場合の対処法
K18WGの変色はロジウムメッキの摩耗と白色金属の酸化が主な原因です。 K18WGは表面にロジウムメッキが施されていることが多く、これが摩耗すると地金の色が見えてきます。また含まれる白色金属も時間とともに酸化します。
軽度の変色には専用クリーナーが有効ですが、強い研磨剤は避けてください。深い変色や傷がある場合は、プロによる再メッキやクリーニングがおすすめです。
定期的なメンテナンスは、K18WGの美しさを保つだけでなく、将来の買取価値を保つためにも大切です。
K18WG買取の相場と高値の理由
K18WGジュエリーの買取価格は、デザインやブランド、状態によって大きく変わります。一般的な相場よりも高値で買い取られるものもあれば、傷や変形がある場合は地金価格に近い評価になることもあります。
2025年3月12日時点でのK18WGの買取相場(1gあたり)は以下のとおりです。
種類 | 買取相場(1gあたり) |
K18WG | 11,501円 |
また、K18WGはK18YG(イエローゴールド)やK18PG(ピンクゴールド)と比較して、グラムあたりの買取価格が数%程度高くなる傾向があります。これはK18WGに含まれる白色金属の価値が関係しているためです。
K18WGに含まれるパラジウムが買取価格を高める理由
K18WGが他の18金と比較して高価買取される最大の理由は、「パラジウム」の含有にあります。日本のK18WGには、白色を出すために主にパラジウムが使用されています。
パラジウムは近年、市場価格が史上最高値を更新するほど高騰している貴金属です。この価格上昇の主な要因は、ガソリン車向けの触媒コンバーターに使用されるパラジウムの需要増加にあります。世界的に消費者がディーゼル車よりガソリン車を選ぶ傾向が強まり、自動車産業でのパラジウム需要が急増しているのです。過去数年で価格がほぼ倍増するなど、他の貴金属と比較しても例外的な上昇を見せています。
(参照:田中貴金属)
K18WGには通常、このパラジウムが数%〜10%程度含まれており、K18YGやK18PGには含まれていない貴重な成分となっています。そのため買取店では、このパラジウム含有率も考慮して査定をし、K18WGの方が他の18金よりも高価買取される傾向にあるのです。とくに現在のようにパラジウム相場が高騰している時期には、この価格差がより顕著になります。
ダイヤモンド付きK18WGが評価される理由
K18WGはダイヤモンドとの相性が非常に良く、買取評価にも影響します。K18WGのジュエリーには、K18PG(ピンクゴールド)やK18YG(イエローゴールド)に比べて高品質なダイヤモンドが使われていることが多いのです。
これはK18WGの白銀色がダイヤモンドの色味を際立たせてしまうため、わずかな黄色味も目立ってしまうからです。逆にK18YGでは、地金自体の黄色味とブレンドされるため、多少品質の低いダイヤモンドでも黄色味が目立たず、素人目には区別がつきにくくなります。
そのため、K18WGのジュエリーには必然的に透明度の高い高品質なダイヤモンドが選ばれる傾向があり、買取時の価値評価にも反映されるのです。K18WGならではの「ダイヤモンドの品質を正直に映し出す」特性が、高価買取につながる重要な要素となっています。
K18WGジュエリーを高く売るための4つのポイント
K18WGはパラジウムを含むため、他の18金よりも買取価格が高い傾向にありますが、さらに高価買取を実現するためのポイントは以下の4つです。
- 付属品を揃える
- 状態を良く保つ
- ブランド価値を理解する
- 適切な時期に売る
本章を参考に、K18WGをより高額で買取してもらう準備を進めましょう。
付属品を揃える
K18WGジュエリーを高く売るための第一のポイントは、購入時の付属品をすべて揃えることです。とくに以下の付属品があるとジュエリーの信頼性・価値が高まります。
- ブランドの保証書
- ギャランティーカード
- 鑑定書
- 専用ケース
とくにダイヤモンド付きジュエリーの場合、宝石の品質を証明する鑑定書は非常に重要です。国際的に認められた鑑定機関(GIA、HRDなど)の鑑定書があれば、ダイヤモンドの価値が正当に評価されやすくなります。
また、有名ブランドのジュエリーは、専用ケースや保証書があることで「正規品」としての信頼性が高まり、買取価格に大きく影響します。たとえ小さな付属品でも捨てずに保管しておくのが良いでしょう。
状態を良く保つ
傷や変形、変色が少ないジュエリーほど高価買取の可能性が高まります。買取専門店では、販売を前提に査定するため、そのまま再販できる状態のものほど高評価されるのです。
同じK18WGのジュエリーであっても、傷がなく輝きが保たれているものは、サイズ直しやクリーニングなどの追加コストをかけずに販売できます。よって買取価格も高くなる傾向があります。
買取前のクリーニングは有効ですが、素人による強い研磨剤の使用や無理な修復は状態を悪化させてしまう可能性があるため避けましょう。
定期的にプロのクリーニングサービスを利用して状態を良好に保っておくことが、将来的な高価買取につながるでしょう。
ブランド価値を理解する
K18WGジュエリーの中でも、有名ブランド品は高価買取される傾向にあります。とくに以下の国際的なブランドは、デザイン性や歴史、希少性から高い評価を受けているのが特徴です。
- ティファニー
- カルティエ
- ブルガリ
- ヴァンクリーフ&アーペル
また、同じブランドでも人気のコレクションやデザインによって買取価格に差が出ることがあります。たとえばカルティエの「ラブ」コレクションや、ティファニーの「Tコレクション」などは、中古市場でも人気が高く、高価買取される可能性が高いでしょう。
保有しているジュエリーのブランドや現在の人気度などを事前に調べておくことで適正な査定額かどうかの判断しやすくなります。知識を持って買取に臨むことで、より良い条件での売却が期待できるでしょう。
適切な時期に売る
金相場は常に変動しているため、高相場の時期を狙って売却するのが賢明です。K18WGの場合、金相場だけでなくパラジウム相場も影響するため、両方の相場が高騰している時期の売却がより高価買取につながるでしょう。
また、季節や時期によっても買取価格は変わることがあります。たとえばクリスマスやバレンタイン前など、ジュエリー需要が高まる時期は買取価格も上がりやすい傾向があるため、タイミングを選ぶことも大切な戦略といえるでしょう。
複数の買取店で査定を受けることも重要なポイントです。買取店によって得意分野や査定基準が異なるため、複数の見積もりを比較することで最も高い買取価格を見つけられます。
「ゴールドウィン」では、K18WGの価値を適正に評価し、高価買取を実現しています。写真を送るだけで買取価格の目安がわかるLINE査定も行っていますので、まずはお気軽にご利用ください。
まとめ|K18WGの特性を知って価値を最大限に活かそう
K18WGはパラジウムを含む希少な素材です。またK18WGは見た目の美しさだけでなく、資産価値も持ち合わせた優れた素材ともいえます。
高価買取を実現するためには、付属品を揃え、状態を良く保ち、適切な時期に専門知識を持った買取店を選ぶことが重要です。日頃のお手入れも、将来的な価値を守るために欠かせません。
K18WGジュエリーの売却をお考えの方は、パラジウムの価値やダイヤモンドの品質を適正に評価できる「ゴールドウィン」へぜひご相談ください。店頭買取のほか、LINE査定や宅配・出張買取もご利用いただけます。
K18WGに関するよくある質問
K18WGは変色しやすい?
K18WGは素材の特性上、変色する可能性があります。
K18WGは表面に白色の輝きを出すためにロジウムメッキが施されていることが多いのが特徴です。時間の経過とともにこのメッキが摩耗すると、下にある地金の本来の色味が見えてくることがあるでしょう。
また、K18WGに含まれる白色金属(銀やパラジウムなど)が酸化することでも変色が進むケースも見られます。とくに汗や化粧品、香水などとの接触が多いと、変色が早まる傾向にあります。適切なお手入れと定期的なメンテナンスで、美しい輝きを長く保てるでしょう。
K18WGの刻印は何?
K18WGの刻印には主に以下の3種類があります。
- K18WG
- WGK18
- 750
「K18」は金の純度が18金(75%)であることを表し、「750」はより国際的な表記で、金の千分率(1000分の750=75%)を意味します。「WG」は「White Gold(ホワイトゴールド)」の略です。
刻印が見つからない場合や判読が難しい場合は、専門店での鑑定をおすすめします。正規品であれば必ずどこかに刻印があるはずですので、よく確認してみましょう。
K18WGはアレルギーが出にくい?
K18WGのアレルギーリスクについては一概には言えません。
K18WGには金が75%含まれており、金自体はアレルギー反応を起こしにくい金属です。しかし、残りの25%に含まれる白色金属(パラジウムやニッケルなど)はアレルギーを引き起こす可能性があります。
購入前には可能であれば試着し、長時間の着用でも問題ないか確認しましょう。
金属アレルギーの症状としては、かゆみや赤み、かぶれなどが挙げられます。症状が出た場合は使用を中止し、皮膚科を受診することをおすすめします。普段のお手入れでも、汗や化粧品との接触後はすぐに拭き取るなど、直接の接触を最小限にする工夫も有効です。
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