金は刻印なしでも売れる?売却時の注意点や刻印がない理由、高く売るコツを解説|ゴールドウィンコラム

06-6348-2525

  1. 大阪で金・貴金属買取ならゴールドウィン 梅田店・難波店ホーム
  2. 買取コラム
  3. 金は刻印なしでも売れる?売却時の注意点や刻印がない理由、高く売るコツを解説

金は刻印なしでも売れる?売却時の注意点や刻印がない理由、高く売るコツを解説

2025年3月21日

金 刻印なし 売れ ない

「刻印なしの金は売れない?」

「刻印がない金は偽物?」

この記事を読んでいるあなたは、売りたい金製品(ジュエリー・インゴットなど)に刻印がなく、買い取ってもらえるか不安を感じているのではないでしょうか。

結論からいえば、たとえ刻印なしであっても本物の金であれば売れます

ただし、刻印ありのものと比べて査定や売却に時間がかかったり、密輸が疑われる場合は買取を断られるケースもある点は注意が必要です。

この記事では、刻印のない金が売れる理由と売却時の注意点、刻印なしの金が存在する理由、高く売るためのコツなどを解説します。

【結論】金は刻印なしでも本物なら売れる!

【結論】金は刻印なしでも本物なら売れる!

金は刻印がなくても、本物なら売却できます。金の取引では刻印の有無より「本物であること」が重視されるためです。

刻印は、金の重量や純度(金が含まれる量のこと)などの品質を表示する目的で刻まれます。金が本物かを判定する際に役立つ情報のひとつですが、金の品質を100%保証するものではありません。

そのため、「刻印がある=本物」「刻印がない=偽物」とは限らないのです。特に海外製の金は、刻印があっても偽物だったり、刻印どおりの品質でなかったりするものもたくさんあります。

金が本物か偽物かは、刻印の有無だけではわからないため、プロの鑑定が必要です。実際、刻印がなく偽物だと思っていたものが、鑑定してみると本物だったという例は少なくありません。

売却をお考えの金製品に刻印がなくてもあきらめず、一度査定に出してみましょう。

刻印なしの金を売るときの3つの注意点

刻印なしの金を売るときの3つの注意点

金は刻印なしでも売却できますが、刻印ありの金を売る場合と比べると、以下の3点が異なります。

  1. 刻印ありの金と比べて買取価格が下がる場合がある
  2. 査定や売却に時間がかかるケースがある
  3. 密輸が疑われる場合は買取を断られることがある

買取に出す前にそれぞれの内容をおさえておきましょう。

刻印ありの金と比べて買取価格が下がる場合がある

金は刻印なしでも金であることに変わりはなく、本来の価値は同じです。

しかし、実際は「刻印なしの金は信用できない」という理由で買取価格が下がったり、買取を断られたりすることもあります

たとえば、インゴット(金塊)は、刻印の有無が買取価格に大きく影響する金製品です。

インゴットは金の純度が「99.99%以上」のものと定められており、重量・純度・製造番号などが正確に刻印されています。そのため「インゴット価格」という特別価格が適用され、一般的な金より高く買い取ってもらえます。

ただし、インゴット価格で買取されるのは、インゴットとしての条件を満たすものだけです。刻印なしのものはインゴットではなく「単なる金の塊」として扱われ、減額または買取不可になることもあります。

金は刻印なしでも売却できますが、刻印ありの金と比べて不利になる場合もあると覚えておきましょう。

査定や売却に時間がかかるケースがある

金の買取店には、金の純度や重さを調べる測定器が備えられていたり、金に詳しい鑑定士が在籍していたりします。そのため刻印がない金でも、すぐに買取価格を教えてもらえることがほとんどです。

しかし、海外製で刻印がない金や金以外の宝石(プラチナ・ダイヤなど)が装飾されたジュエリーは、店舗での査定(買取価格を決めること)が難しいこともあります。この場合は「要検査」として、数日〜1週間ほど買取店が品物を預かり「X線分析装置」などで正確な査定を行います

金製品によっては、上記のように査定や売却に時間がかかるケースもあるため、時間に余裕をもってのぞみましょう。

密輸が疑われる場合は買取を断られることがある

金は刻印なしでも通常は買い取ってもらえますが「密輸」が疑われる場合は、本物の金でも買取りを断られる場合があります。

増加する金密輸への対処として、2018年ごろから金密輸に対する罰則や買取に関する規制が強化されているためです。

たとえば、不自然に切断されていたり、不自然な形に変形・加工されたりした金は、密輸を疑われやすいといえます。

しかし、自宅の不要な金製品を売るだけなら、密輸を疑われる可能性は低いため、過度に心配する必要はないでしょう。

【なぜ?】刻印なしの金が存在する理由

【なぜ?】刻印なしの金が存在する理由

刻印なしの金が存在するのは、刻印を義務付けている国とそうでない国があるためです。

たとえば日本では、金に刻印する法的な義務はありません。虚偽の内容を刻印すると「詐欺罪」になりますが、刻印を打つ・打たないは製造者の自由です。そのため、日本製でも刻印なし、またはごく簡単な刻印のみという金製品もたくさん流通しています。

海外をみると、ヨーロッパには「ホールマーク条約」というものがあり、条約の加盟国で製造された金製品に共通の刻印を打つよう義務付けています。フランスはホールマーク条約には加盟していないものの、一定純度以上の金は刻印が義務付けられています。

しかし一方で、日本のように金への刻印を任意としている国も少なくありません。

刻印なしの金が存在するのは、刻印に関する各国の対応の違いが理由といえるでしょう。

刻印なしの金が本物か見分ける方法

刻印なしの金が本物か見分ける方法

家庭で試せる、金が本物か見分ける方法は以下の4つです。

金が本物か見分ける方法 注意点
磁石を当ててくっつかないことを確認する 銀や銅なども同じ性質を持つため、確実に金と見分けるのは困難。
金に触れて温まりやすさを確認する 手に乗せて金の表面が体温ですぐに温まれば金の可能性がある
表面がはがれた部分の色を確認する 表面がはがれて金と異なる色が見えたら金メッキの可能性がある。
重さと体積から密度を求めて確認する 水を入れた器に調べたいものを沈め、増えた水かさから体積を求めます。「重さ÷体積」で密度を計算し、値がおおよそ「15〜19(g/cm3)」なら金の可能性がある。

上記はあくまでも目安であり、必ずしも正確ではありません。金が本物か確かめるには、金買取の専門店に鑑定を依頼しましょう

刻印なしの金を高く売る4つのコツ

刻印なしの金を高く売る4つのコツ

刻印なしの金を高く売るコツは、以下の4つです。

  1. 金の買取に強い業者を利用する
  2. 複数の買取業者に査定を依頼する
  3. 金相場が高いときに売る
  4. ジュエリーは付属品と一緒に査定に出す

少しでも高く売るため、それぞれのポイントをしっかり把握しましょう。

金の買取に強い業者を利用する

刻印なしの金を高く売るなら、金の買取に強い業者を利用しましょう。

金を買取る業者はたくさんありますが、金について詳しいところばかりではありません。金の専門知識がない業者は、刻印なしの金が本物か偽物かを判定できないため、買取を断られたり、買取額を大幅に下げられたりしてしまいます。

一方、金の買取に強い業者は専門の鑑定士が在籍しており、金の品質を調べる検査機も備えています。刻印なしの金が本物かどうか、人の目と機械で正確に判定できるため、高価買取につながりやすいのです。

また、このような業者は買取実績も非常に豊富です。ホームページの「口コミ」「お客様の声」などをチェックしてみてください。

複数の買取業者に査定を依頼する

刻印なしの金を売るときは、複数の買取業者に査定依頼(相見積り)して、最も高く買い取ってくれるところを選びましょう。

金は買取価格が公表されているため「どこで売っても同じ」と思われがちです。しかし実際は、査定基準が業者ごとに異なったり、手数料が発生したりするため、買取額は業者によって差があります。

相見積りを取らずに金を売却したが、後から調べると他業者の半分の価格で買い取られていたというケースもあります。

金を売る際は、最低でも2〜3店舗から見積りを出してもらい、手数料も加味して買取業者を決めましょう。なお、金の買取価格は毎日変動するため、可能なら同じ日に見積りを取ると比較しやすくなります。

金相場が高いときに売る

金は「相場が高いとき」に売りましょう。

「金相場=買取価格」ではありませんが、金相場と買取価格は基本的に連動します。そのため、金相場が上がったタイミングで買取に出すと、より高く売れる可能性があります

また、金相場を意識すると大まかな買取価格を予想でき、業者が提示する見積りが適正か判断しやすいのもメリットです。

金相場は、金の国内メーカー(田中貴金属工業・三菱マテリアルなど)のホームページで確認できるのでチェックしてみましょう。

ジュエリーは付属品と一緒に査定に出す

金ネックレスなどのジュエリーは、付属品がすべてそろうと買取価格がアップする可能性があります。付属品とは、購入時に付いてくる「ショッパー(紙袋)」「外箱」「ジュエリーボックス」「品質保証書」などです。

通常、業者が買い取った金は溶かして再利用されますが、ジュエリーは清掃とメンテナンス後に再販されることもあります。特に付属品がすべてそろったジュエリー(完品(かんぴん))は、次の買い手が見つかりやすく、査定でも高く評価されるのです。

なお、完品のジュエリーは「ブランド品」として扱われるため、貴金属の買取業者よりブランド品の買取業者の方が、買取価格がアップしやすい傾向にあります

付属品がそろったジュエリーを売るなら、ブランド品買取業者にも見積りを取ってみましょう。

まとめ|金は刻印なしでも本物なら売れる!金買取に強い実績豊富な業者を選ぼう

金は刻印なしでも、本物なら売却できます。

ただし、買取業者によっては刻印がないことを理由に買取額を下げられたり、買取を断られたりするケースもあります。

刻印なしの金を売るなら「本物か偽物か」を正しく鑑定できる、金の買取に強い実績豊富な業者を利用しましょう

当サイトを運営する「ゴールドウィン」は大阪を中心に、金やプラチナなどの買取を行っています。金の特徴や性質を熟知した鑑定士が在籍しておりますので「刻印なしの金」でも買取りが可能です。

気軽にお越しいただけるよう、無料査定・無料見積りも実施中です。不要な金ジュエリーなどが、思わぬ臨時収入につながるかもしれません。

金の売却をお考えの際は、ぜひゴールドウィンへご相談ください。

刻印なしの金についてよくある質問

海外製で刻印なしの金は売れる?

鑑定で本物とわかれば、海外製で刻印がない金でも売却は可能です。

ただし、海外製インゴットは刻印の有無に関わらず、売却が難しくなっています。

金密輸への罰則が強化されると同時に、金の買取業者の責任も問われるようになり、海外製インゴットの買取を控える業者が増えたためです。

買取業者が特に警戒するインゴットの銘柄は、「ARGOR HERAEUS(アルゴーへレウス/スイス製)」「pamp(パンプ/スイス製)」のふたつ。これらは密輸業者がよく使うため、多くの業者が買取を自粛しているのが現状です。

ただし「重さ100グラム未満」などの条件付きで、海外製インゴットを買取る業者も少数ですが存在します。

刻印が「K18」だけのジュエリーは売れる?

「K18」という刻印は「純度75%の金(いわゆる”18金”)」が使われていることを意味するため、本物なら売却可能です

「K◯◯(◯◯は18や20などの数字)」は金の純度を示す刻印で、日本製の金ジュエリーによく使われます。海外製と比べると偽物の可能性は低いと考えられますが、品質保証書などがない場合、本物か偽物かは鑑定しないとわかりません。

お近くの金に詳しい買取店に、査定を依頼してみましょう。

ゴールドウィン 梅田店 店長 中村監修 古物許可番号621010160159