【どっちがいい?】22金(K22)と純金は何が違う?特徴や見分け方も解説|ゴールドウィンコラム

06-6348-2525

  1. 大阪で金・貴金属買取ならゴールドウィン 梅田店・難波店ホーム
  2. 買取コラム
  3. 【どっちがいい?】22金(K22)と純金は何が違う?特徴や見分け方も解説

【どっちがいい?】22金(K22)と純金は何が違う?特徴や見分け方も解説

2025年5月30日

22金 純金

金は色あせない輝きと資産性から高い人気があります。金が使われている製品は数多くあり、なかでも純金はその美しさから人々を魅了し続けてきました。

金製品のなかでも純金に次ぐ22金は、美しさと資産性が認められています。さらに22金は純金にはできない楽しみ方があり、近年人気を集めているのです。

この記事では、22金と純金の違いやその魅力を解説しています。金の価値を最大限に活かすお手入れの方法も紹介していますので、ぜひご覧ください。

22金と純金の違いは純度にある

22金と純金の違いは純度にある

22金と純金は、その純度に違いがあります。金の純度は24分率という、特殊な基準で表されます。24分率とは金を24等分したうち、どのくらいが金でできているかを示すものです。

純金はK24と表され、99.9%以上が金であることを示します。

22金はK22と表され、22/24、つまり全体の約91.7%が金であることを示します。

金は非常にやわらかく傷つきやすい性質があり、アクセサリーなどの日常使いには向きません。そのため、ほかの金属を混ぜて硬度を高め、扱いやすくしているのです。

金製品は純度が高いほど金の含有率が高くなるため、22金よりも純金の方が高値で取引されます。資産として購入するのなら、より純度が高い金製品を選ぶのがおすすめです。

選べる2つの査定方法

査定のみでもOK!
手数料は一切かかりません

22金の特徴

22金の特徴

22金は純金やジュエリーに利用されることの多い18金と比べ、知名度が高くありません。しかし、純金よりも扱いやすく身に付けやすい22金の製品は、持ち運べる資産としてインドや中東などでさかんに製造されています。

ここでは、22金の特徴を見ていきましょう。

用途|金貨やジュエリー

ジュエリー

22金は、純金に近い美しさを持ちながら、ほかの金属を混ぜることで、ある程度の硬さを手に入れました。そのため、純金には向かない日常使いのアクセサリーやジュエリーに使用されています

金貨にもよく用いられており、アメリカのイーグル金貨、イギリスのブリタニア金貨、南アフリカ共和国のクルーガーランド金貨も22金です。

純金ほどではないにしろ、傷つきやすく変形しやすい性質を持っているため、22金のジュエリーや金貨も丁寧に取り扱う必要があります。

色合い|華やかな色合い

22金は純金には劣るものの、金特有の甘く、華やかな色合いが楽しめます。18金以下のジュエリーよりも金の含有量が多いため、より金特有の雰囲気を楽しめます。

約8.3%ほかの金属を混ぜることで、純金よりわずかに落ち着いた黄色に見えるのが特徴です。金に混ぜる銀や銅、亜鉛などの割合により、同じ22金でも色にわずかな違いが生まれます。22金は金の落ち着いた美しさと、身に付けたときに目を引く輝きが魅力です。

刻印|K22や916

多くの金製品には、金の純度を示す刻印がなされています。22金なら「K22」が一般的な表記です。

22金の製品でも刻印がなかったり、海外の刻印が打たれたりしている場合もあります。査定に出す際には純度をきちんと把握しておくことが、安心な取引につながります。

22金の刻印には、以下のようなものがあります。

  • K22
  • 22K
  • 916

刻印は製造国やメーカーによっても異なりますが、上記が一般的です。とくに日本や欧米ではK22が多く使われています。

純金の特徴

純金の特徴

純金はK24とも言われ、金の純度が99.9%以上のものを示します。

純金は物質として非常に安定しており、サビや腐敗のリスクがほとんどありません。時間が経過しても輝きが失われにくいのが特徴です。

用途|コインやインゴット

純金は非常にやわらかく傷つきやすいため、ジュエリーやアクセサリーには向きません。コインやインゴットなど資産として所有されるケースがほとんどです。

純金が装飾品に使われている場合もありますが、あくまでも記念や贈答用としてであり、日常使いは想定されていません。

色合い|変色しにくく鮮やか

純金は非常に鮮やかで、濃厚な金色を持っています。ほかの金属が混ざっていないため、金本来の色がそのまま現れているのが特徴です。

純金は輝きが強く、ときに赤みがかって見えることもあります。あたたかみのある深い金色で、どれほど時間が経過しても変色せず、色あせません。サビや変色が認められる場合には、純金ではない可能性があります。

純金はそのやわらかさから、細かい傷がつきやすくなっています。表面についた細かい傷に光が反射し、品格のあるおだやかな光沢を放つのが純金の持ち味です。

刻印|K24や999.9

インゴット

純金にはK24という表記が国際的に広く使われています。インゴットでは純度を%で表した999.9が記されている場合もあります。

純金の主な刻印は、以下の通りです。

  • K24
  • 24K
  • 999または999.9

1部のインゴットには「FINE GOLD」と打たれている場合もあります。

金の純度の調べ方

金の純度の調べ方

金の価格は純度に比例して高くなります。純度のわからない金製品がお手元にある場合には、以下の方法で金の純度を確認できます。

  • 刻印を確認する
  • 比重を測る
  • 専門家に査定してもらう

詳しく見ていきましょう。

刻印を確認する

多くの金製品には、金の純度を示す刻印が施されています。金製品を手に取った際には、まず刻印を確認すると良いでしょう。

ただし、古い手作りの金製品や海外の簡易工芸品には刻印が施されていない場合もあります。また刻印を偽造する悪徳な業者も存在するため、刻印は判断材料のひとつとして考えると良いでしょう。

刻印は小さく打たれていることがため、ルーペなどで拡大して確認するのがおすすめです。刻印が斜めになっていたり、不揃いであったり、字が擦れていたりするものは刻印が偽造されているおそれがあります。

また、GP・GEP(Gold Plated)や GF・HGF(Gold Filled)といった文字があれば、K24や916といった刻印がなされていても金メッキや金張りを意味します。

比重を測る

金の純度は比重を測ることでも推測できます。比重とは、ある物質の密度と対象物質の密度との比のことです。金の比重を調べる場合、金の重さと水の中に金を入れ、増えた水の重さから計算します。

金の比重を測る手順は以下の通りです。水の入る容器とはかりをご用意ください。

  1. 金製品の重さを測る
  2. 容器の中にあふれない程度の水を入れる
  3. はかりに水の入ったカップを乗せ、重さを0に設定する
  4. 容器の水の中に糸などで吊った金製品を入れて重さを測る(金製品が容器の底に触れないよう注意)

「手順1の金製品の重さ÷手順4で水の中に入れたときの金製品の重さ」が、金の比重です。

純金は19.32、K22は17.45〜18.24が比重値の目安であるため、純度を調べる参考にすると良いでしょう。

専門家に査定してもらう

刻印が見つからなかったり、比重の計算に自信が持てなかったりする場合には、専門家に鑑定を依頼するのがおすすめです。多くの買取専門業者には、金製品に関する幅広い知識を持った専門家が在籍しています。

専門家の手で金の純度を測り、場合によってはX線で金の含有量をチェックします。金の純度を正しく把握した上で査定に臨めるため、価格にも納得できるでしょう。

大阪の梅田・なんばのゴールドウィンでは、金製品を高額査定した実績が多くあります。査定は無料ですので、ぜひゴールドウィンにご相談いただけると嬉しく思います。

純度の高い金製品のお手入れ方法

純度の高い金製品のお手入れ方法

純度の高い金製品は、やわらかく傷がつきやすいものです。純金で作られたインゴットや金貨は、サビや腐食がない上、傷ついたり変形したりしていても、価値は変わりません。

一方、22金を始めとする純金以外の金製品は混ぜられた金属がサビたり腐食したりすることで、その価値を落としてしまう可能性があります。金製品は丁寧に取り扱う必要があるのです。

ここからは、とくに純度の高い金製品のお手入れについて解説します。

こまめに取りはずす

純度の高い金製品は、傷つきやすく変形しやすいものです。激しい運動や荷物の上げ下げで、ジュエリーとしての美しさを損なってしまうことも考えられます。傷や変形を防ぐためには、金製品を都度取り外しておくと良いでしょう。

また、純金以外の金製品は水の取り扱いに注意が必要です。金自体は水に強い性質があるものの、含有している金属が水に反応し、変色や劣化につながる恐れがあります。メイクをする場合にも、金に化粧品が付着しないよう、メイクが終わった後にジュエリーを身に付けるようにします。

やわらかい布で拭く

金は素材そのものに価値があるため、傷が付いていても価値は落ちません。しかし、金のジュエリーやアクセサリーに傷がついた場合、その美しさが損なわれるおそれがあります。金に汚れがついていた場合には傷つけないよう、やわらかな布でやさしく水分を拭き取るようにします。

拭いても汚れが落ちない場合には、中性洗剤を少量溶かした水で優しく洗い流します。ただし、金製品に宝石が付いている場合には、洗うことで宝石を傷めてしまう可能性があります。できるだけ洗わずに済むよう、汚れたらすぐに拭き取っておくと金の輝きが保てます。

布袋に入れて保管する

金製品を他のアイテムと一緒に保管していると、接触により傷がついてしまうことがあります。金を保管する際には、やわらかい布袋に入れ、ほかの製品とは接触しないようにすると良いでしょう。購入時に付属しているジュエリーボックスがあれば、そちらに入れておくのもおすすめです。

純度の高い金製品は、少し当たっただけでも傷がつくくらい繊細にできています。見た目の美しさを重視する場合には、一つひとつ丁寧に扱うことが大切です。

まとめ|目的に合わせて22金と純金を使い分けよう

22金は純金に次いで、金の含有量が高いものです。22金は美しい色合いを持ちながらもある程度の硬度があることから、宝飾品に用いられることも多くあります。純度も高いため、資産としての価値も持ち合わせています。

資産性とファッション性の面から用途にあわせて22金と純金、どちらが良いかを選ぶと良いでしょう。お手持ちの金製品の純度に不安がある人は、買取専門業者に査定を依頼するのがおすすめです。

ゴールドウィンには、金の鑑定に関するエキスパートが複数在籍しています。お手持ちの金製品について疑問や不安を抱えている方は、ぜひゴールドウィンにお声掛けください。金の持ち運びに不安を感じる方は、宅配買取出張買取もご用意していますので、ぜひ御相談いただければ嬉しく思います。

22金と純金についてよくある質問

22金と純金の違いは何ですか?

22金と純金は、金の含有量が違います。純金は99.9%以上が金で構成されているのに対し、22金は約91.7%が金であり、ほかの約8.3%は銀や銅などの金属で構成されています。

純金のままではやわらかく傷つきやすいところに少量の金属を混ぜることで、金の美しさを保ちながら硬度を増して扱いやすくしたのが22金です。

22金と純金、どちらを選べば良いですか?

22金と純金では、金の含有量の多い純金の方に資産価値があります。安定した資産として保有したいなら、純金を選ぶと良いでしょう。ファッションや常に資産を持ち歩いていた人には、傷のつきにくい22金の方がおすすめです。金を保有する目的と用途に合わせて選ぶと良いでしょう。

ゴールドウィン 梅田店 店長 中村監修 古物許可番号621010160159