金買取の仕組み完全ガイド!高く売れる理由や買取後の流れを鑑定士が解説|ゴールドウィンコラム

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金買取の仕組み完全ガイド!高く売れる理由や買取後の流れを鑑定士が解説

2025年5月30日

金 買取 仕組み

「金を売りたいけれど、買取の仕組みがよくわからない。」
「金の買取額はどうやって決まっているの?」

金製品の売却を考えていると、このような疑問を抱くこともあるかもしれません。

「買取金額の計算方法は本当に正しいのか」「買取後はどうなるのか」など、不安に思うこともあるでしょう。

金の買取には相場や金額の計算方法、手数料の有無など、いくつもの要素が関連しています。

この記事では、金が高く買取される理由や相場の決まり方など、買取の仕組みを鑑定士が詳しく解説します。

記事を最後まで読めば、金買取の仕組みを正しく理解でき、価格の妥当妥当性を自分で見極められるようになるでしょう。

【結論】金が高く買取される3つの理由

【結論】金が高く買取される3つの理由

金が高く買い取られる理由は、以下の3つです。

  • 希少性が高いから
  • 需要が安定しているから
  • 価値が変動しにくいから

これらの要因が組み合わさることで、金は長期間にわたって安定した高い価値を維持し続けています。金の買取価格が安定して高い理由を詳しく見ていきましょう。

希少性が高いから

金が高く買取される最大の理由は、その圧倒的な希少性にあります。

これまでに世界で採掘された金の総量は、オリンピックプール約4杯分程度の約20万トンにすぎません。年間の金採掘量も約3,300トンと限られており、新たな金鉱脈の発見も年々少なくなっています。

さらに、金は人工的に作り出せない天然資源です。採掘コストも年々上昇しており、金鉱山の開発には莫大な投資が必要となります。この希少性は金の価値を根本的に支えています。

地球上に存在する金の量が有限である以上、その希少価値は今後も維持され続けると考えられ、これが高い買取価格に直結しているのです。

需要が安定しているから

金は宝飾品だけでなく、電子機器、医療機器、宇宙産業など幅広い分野で利用されており、安定した需要があります。とくに投資需要が高く、世界中の投資家や中央銀行が金を購入し続けています。

このように多方面からの安定した需要があるため、金の価格は大きく下落しにくい特性があります。

一時的な価格変動はあっても、長期的には需要が価格を下支えし続けており、これが高い買取価格の維持につながっています。

価値が変動しにくいから

金は通貨価値の下落や経済危機にも強い「安全資産」として信頼されています。インフレ時にも価値が保たれやすく、長期的に見れば価値が上昇傾向にあるため、高値での買取が実現しています。

地政学的リスクが高まった際にも、金は避難先資産として選ばれます。株式や債券などの金融商品が大きく値下がりする局面でも、金は比較的安定した価値を保つ傾向があります。

過去のデータを見ても、経済不安が高まるたびに金価格は上昇し、投資家の資産を守る役割を果たしてきました。このようにさまざまな局面で価値が安定しているからこそ、金は常に高い買取価格を維持し続けているのです。

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【基礎知識】金買取の仕組み

【基礎知識】金買取の仕組み

金買取の仕組みを理解することで、適正な価格で売却できるようになります。金の買取価格は国際市場で決まる相場をベースに、純度と重量を掛け合わせた計算式で算出されます。

ただし、実際の買取では手数料が差し引かれるため、相場価格がそのまま買取価格になるわけではありません。この基本的な仕組みを知っておくことで、買取店選びや売却タイミングの判断に役立てられます。

金相場の決まり方

金相場は、ロンドン金市場やニューヨーク商品取引所(COMEX)などの国際市場で決定されています。これらの市場では24時間体制で金の取引が行われており、世界中の需給バランスが価格に反映されるのです。とくにロンドン金市場は世界最大の金取引市場として、国際的な金価格の基準となっています。

金相場に影響を与える主な要因には、経済の不安定さ、低金利環境、通貨価値の低下、金融市場の不安定性、インフレーションの懸念、中央銀行の金買い付けなどがあります。とくに政治的な不安定や国際紛争が起こると、安全資産として金への需要が高まり価格が上昇するでしょう。

また、金利が低い状況では他の金融資産に比べて金の魅力が相対的に高まるため、投資資金が金に流れ込みやすくなります。

買取価格の計算方法「相場×純度×重量」

金の買取価格は、以下のとおり単純な計算式で求められます。

金の相場価格 × 金製品の質量 × 金の純度(含有量)

2025年5月22日時点の金相場は、16,739円/1gです。たとえば、18金(純度75%)の10gの指輪を売却する場合、16,739円×10g×0.75=125,543円が基本価格となります。

純度は金製品に刻印されているK18やK14などの表記で確認でき、K24は純金(99.99%)、K18は75%、K14は約58.5%の金が含まれていることを示しています。重量は買取店で精密な計量器を使って0.01g単位まで正確に測定されるでしょう。

ただし、この基本価格から手数料や諸経費が差し引かれるため、実際の買取金額は基本価格より低くなることを理解しておきましょう。

買取手数料が発生する理由

多くの買取店では、金の買取時に手数料を設定しています。これは買取店が利益を確保し、事業を継続するために必要な仕組みです。主な理由として、買取した金の再加工や精錬にかかるコスト、他の専門業者への売却時の利益確保、店舗運営費などが挙げられます。

手数料は買取金額の数パーセントから数十パーセントと、買取店によって幅があります。

「手数料無料」を謳っている買取店もありますが、注意が必要です。こうした店舗では手数料を取らない代わりに、最初から買取価格を相場より低く設定していることが多いためです。

大切なのは手数料の有無ではなく、最終的にいくら受け取れるかという実質的な買取価格でしょう。

金の価値を決める3つの要素

金の価値を決める3つの要素

金製品の買取価格は、以下の3つの要素によって決まります。

  • 金の純度(K24・K18・K14)
  • 金の重量(グラム単価)
  • 市場動向と国際情勢

このうち純度と重量は金製品そのものが持つ固有の価値であり、市場動向は外部環境によって変動する要素です。買取を検討する際は、まず自分の金製品の純度と重量を把握し、さらに現在の市場状況を理解することで、適正な買取価格を見極められます。

金の純度(K24・K18・K14)

金のネックレスやピアス

金の純度は買取価格を決める最も重要な要素の一つです。純度は24分率で表記され、数字が大きいほど金の含有量が多くなります。

<主な金の純度と含有量>

  • K24(純金):99.99%
  • K18:75%
  • K14:約58.5%
  • K10:約41.6%

たとえば、K14は24分の14の純度となり、約58.5%が金で構成されています。残りの約41.7%には「割金」と呼ばれる別の金属が使用されており、銀や銅、パラジウムなどが混合されているのです。金製品の表記方法には「〇〇金」のほかに「K〇〇」という「カラット」を用いた表示もあります。

これらの刻印は、リングであれば内側の目立たない部分に、ネックレスなら留め具付近に打刻されているのが一般的でしょう。

金の重量(グラム単価)

金の価値は重量に完全に比例するため、グラム単価での計算が買取の基本となります。専門の買取店では、精密な計量器を使用して0.01g単位まで正確に測定されます。同じデザインや見た目の金製品でも、重量が2倍あれば買取価格も2倍になるというシンプルな仕組みです。

重量による価格差を具体例で見てみましょう。

金相場が16,739g/g、18金の場合、5gなら62,771円、10gなら125,543円、20gなら251,085円となります。

わずか数グラムの違いでも買取金額に大きな影響を与えるため、軽そうに見える金製品でも意外と重く、高値での買取につながることがあります。

市場動向と国際情勢

金価格は国際的な市場動向や世界情勢に大きく影響を受けます。とくに米ドル相場の変動は金価格に直接影響し、ドル安の局面では金価格が上昇しやすくなるのです。金相場が上昇する主な要因には、経済の不安定さ、低金利環境、通貨価値の低下、金融市場の不安定性、インフレーションの懸念、中央銀行の金買い付けなどがあります。

とくに政治的な不安定や国際紛争、自然災害などが発生すると、安全資産として金への需要が高まり価格が上昇するでしょう。また、低金利環境下では金利を生まない金の相対的な魅力が高まり、株式市場や債券市場が不安定な場合には投資家がリスク回避として金に資金を移す傾向があります。

このような情報はニュースや専門サイトで確認でき、売却タイミングを判断する材料として活用できます。適切なタイミングで売却するためには、日頃から市場動向に注意を払いましょう。

買取された金はどこへ行く?4つの流通経路

買取された金はどこへ行く?4つの流通経路

買取された金製品の行き先は、以下の4つです。

  • メンテナンスして再販する
  • 溶解して新製品に再加工する
  • 専門加工業者へ売却する
  • 海外市場へ輸出する

実際には、すべての金製品がそのまま中古品として販売されるわけではありません。金製品の状態や品質によって、これら4つの異なる流通経路に分かれています。買取店がどのような方法で金製品を再活用しているのか、その具体的な流れを見ていきましょう。

メンテナンスして再販する

宝飾品

品質が良好なブランドジュエリーや価値の高い金製品は、専門的なクリーニングやメンテナンスを施した後、中古品として市場に再び流通します。軽微な傷や汚れであれば、専門技術によって修復し、新品同様の状態に戻すことが可能です。

買取店によっては自社でメンテナンス設備を持っている場合もあれば、専門の修復業者に委託するケースもあります。リサイクル事業に力を入れている買取店では、メンテナンス後に直接店頭で販売することが多いでしょう。また、自社で販売しない場合は、他の中古品販売業者に卸売りして最終消費者に届けられます。

溶解して新製品に再加工する

破損が激しいリングや切断されたネックレスなど、原形での販売が困難な金製品は溶解処理されます。高温で溶かされた金は不純物が取り除かれ、純度の高い状態に精製されるのです。この工程を経ることで、損傷していた金製品も再び価値のある素材として生まれ変わります。

精製された金は、新しいジュエリーの製作材料として使われたり、金地金(インゴット)として成形されたりします。また、電子機器の精密部品や医療機器の材料としても活用され、さまざまな産業分野で再利用されているのが現状です。

専門加工業者へ売却する

自社に金の精錬や加工技術を持たない買取店は、専門的な技術を有する業者に金製品を売却します。
これらの専門業者は大量の金を一括で処理する設備と技術を持っており、効率的に精製・加工を行えます。

このルートでは、買取店は売却による利益を確保するため、一般消費者からの買取時に手数料を設定したり、相場より低い価格で買い取ったりします。そのため、買取価格にこだわりたい方は、こうした業者との取引方針を公開している買取店や、なるべく中間コストの少ない店舗を選ぶとよいでしょう。

金やプラチナの売却を検討している方は、ぜひ一度「ゴールドウィン」へご相談ください。ゴールドウィンでは、忙しくてご来店が難しい場合に利用できる宅配買取や出張買取を実施しており、写真を送るだけで買取価格の目安がわかるLINE査定も行っています。

まとめ|金の価値と買取システムを理解して後悔のない売却を

金買取の仕組みを理解することで、適正価格での売却が可能になります。金が高く買取される理由は希少性・安定需要・価値の安定性にあり、買取価格は「相場×純度×重量」の計算式で決まります。

金の純度(K24・K18・K14)と重量が価格に直結し、市場動向も売却タイミングに影響します。金を売却する際には、手数料の有無より最終的な買取金額を重視し、信頼できる専門店を選ぶことが重要です。

ゴールドウィン」では金買取の専門知識を活かし、適正価格での買取を実施しています。金買取をお考えの方は、まず無料査定で正確な価値を確認してみてはいかがでしょうか。

金買取の仕組みについてよくある質問

壊れた金製品も買取してもらえる?

壊れた金製品も問題なく買取可能です。金は溶解して再利用できるため、切れたネックレスや変形した指輪でも、純度と重量に応じた価格で買取されます。

破損した金製品は買取後に溶解処理され、不純物を取り除いて純度の高い状態に精製されるのです。この工程を経ることで、損傷していた金製品も再び価値のある素材として生まれ変わります。見た目が悪くても金の価値は変わらないため、諦めずに査定を受けることをおすすめします。

手数料なしって書いてある買取店は安全?

手数料なしは必ずしも危険というわけではありませんが、その分買取価格を低く設定している可能性があります。結果として、手数料がある店舗よりも受取金額が少なくなる場合があります。

重要なのは手数料の有無ではなく、最終的な買取金額を複数店舗で比較して判断することです。

金相場が上がり続けるなら売らないほうが良い?

金相場は長期的に上昇傾向ですが、短期的には変動があり、最新の相場をチェックして高値の時に売却するのが理想的です。使わなくなった金製品なら、高騰時に売却して現金化するメリットは大きいでしょう。

金相場は日々変動するため、「絶対に上がり続ける」という保証はありません。経済状況や国際情勢によって下落する場合もあります。現在手元にある不要な金製品については、相場が高い今のタイミングで売却を検討するのがおすすめです。

ゴールドウィン 梅田店 店長 中村監修 古物許可番号621010160159