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金の資産価値は今後どうなる?相場を読んで金の需要を見極めよう
2025年5月30日
「金の価値は下がらないって本当?」「金はそもそもなぜ資産価値があるといわれているの?」と疑問に思っていませんか。
金の資産価値が今後も安定しているなら、今後投資対象として前向きに検討したい方もいるかもしれません。
結論からいえば、金は資産として高い価値があるものの、その価値は安定していません。
金の資産価値は時期によって高くなったり低くなったりと、変動します。
この記事では、金に資産価値が認められている理由と、その価値を最大限に活用するための相場の読み方を紹介しています。
記事を最後まで読めば、金相場の流れや取引に最適な時期がわかるようになるでしょう。
金の資産価値は時期によって変わる
金の価値は一定ではなく、常に波があります。1カ月の間に1g1,000円以上価格が変動することもあり、取引の際には相場を注視しておく必要があります。
現在の金相場は、以下のようになっています。
2025年5月23日 | 16,698 円 |
短期的には下落する可能性がある
今後の金の値動きは、短期的に見ると落ち着くか下降する可能性があります。
コロナショックやウクライナショックで、ここ数年の金相場は高騰傾向にありました。
世界情勢が安定すると金を手放す人が増え、市場に金が多く出回ることで金の価格が抑えられると考えられます。
一方、世界経済が不安定なままの状態では、金の価格は値上がりを続けると予想されています。
長期的には上昇する可能性が高い
金の価格は、時期により上下するものの、長期的に見ると上昇し続ける可能性が高いものです。金は残存数が少ない上、採掘コストも上昇してきています。また宝飾品としてだけでなく工業資材としての需要もあるため、金の価格は今後も上昇していくとが予想できます。
金の価格は為替レートや世界経済の影響が大きく、正確な予測は困難です。為替相場や各国の経済政策など、さまざまな視点から総合的に分析する必要があります。
金に資産価値がある理由
金は古代から富の象徴として扱われてきました。数多くの鉱物のなかでも、その輝きや用途の多さから現代でも世界中で高い価値があります。
金に資産価値が認められているのは、主に以下の理由のためです。
- 地球上の総量が決まっているから
- 幅広い需要があるから
- 安定していて劣化が少ないから
詳しく見ていきましょう。
地球上の総量が決まっているから
金は物質的性質から人工的に作り出すことが非常に困難な金属です。そのため金製品を製造するためには、すでに出回っている金を再利用したり、新たに採掘して利用するしかありません。
金の埋蔵量は、約5万トンと推定されています。そこから年間約3千トンが採掘されているため、金の残存量は急速なペースで減少しています。
埋蔵されている金は、自然に発生したり再生したりする資源ではないため、金の残存量は減少する一方です。ほかの資源と比べても、金の絶対量は非常に少ないため、希少性からその価値を高めています。
幅広い需要があるから
金はその輝きから、古くから特別な価値を持つ金属とされてきました。
金は資産として一定の価値が担保されており、紙幣や株式のようにある日突然価値がなくなるリスクがほぼありません。
不安定な情勢でも価値が下がりにくい性質から、有事に備えた資産として根強い人気があります。
また、金は非常にやわらかいため加工しやすく、耐久性が高いことでも知られています。装飾品から化学分野、医療分野でも価値のある資源として幅広い需要があるのです。
安定していて劣化が少ないから
金は経年劣化がほぼなく、どれだけ年月が経っても輝きが色あせません。一般的な条件下では、酸素や水などにも反応せずサビにくいため、盗難に気をつけてさえいれば保管も簡単です。
また、金は傷ついたり形が変わったりしても素材そのものに価値があるため、資産価値が下がることはありません。仮に火災などで高温にさらされて溶けてしまったとしても、常温下では固体に戻ります。金は価値の損なわれない資産として、非常に高い人気があるのです。
金の価格を決める要素
金の価格はアイテムの純度と重量、相場を掛け合わせて算出されます。金を取引に出す場合には、あらかじめおおよその価格を想定してから取引に臨むと良いでしょう。
人気ブランドの金アクセサリーやアンティークコインなど、デザインにも価値がある場合には、保存状態も価格を決定する要素となり得ます。金製品の正しい価値を知るためには買取専門業者に査定を依頼するのがおすすめです。
ここからは、金の価格を決める純度と重量、相場について詳しく説明します。
純度
金の価値は純度によって大きく変わります。金にほかの金属を混ぜることで、純度を下げつつ価格を抑えた製品が多く流通しているためです。
金の純度はK(カラット)で表され、最も純度の高いものをK24(純金)とし、K22、K18と、数字が小さくなるほど純度と価格が下がります。
多くの金製品は、刻印によって純度が示されています。刻印がない場合には比重を調べることによって、純度が確認できるでしょう。数字のほかにGPやGFといった文字が打たれている場合、金メッキや金張りであることを示しているため、その価値は大きく下がります。
重量
金は1gからでも高値がつくため、少しの重さの違いが価格に大きな差を生みます。家庭用のスケールでも金の重量を測ることは可能ですが、買取専門業者は精度の高い測量器を持っています。家庭で測るよりも、正確な価値を見出してくれるでしょう。
金に宝石などがついているアイテムの場合は、宝石と金の重量を分けて考えなければなりません。ご家庭で計量しても、正確な価格予想は立てづらいものです。金製品の正確な価値を知るためには、専門家から説明を受けつつ目の前で測量してもらうのがおすすめです。
相場
世界情勢の変化などにより、金の相場は日々変動しています。金は限りのある資源のため、重要と供給のバランスによって高い日もあれば安い日もあるのです。
世界情勢が不安定なときは安全資産である金への需要が高まることで、金相場が上昇する傾向があります。反対に、世界情勢が安定すると安定した資産への注目が薄れ、金相場は下落します。
金相場は金の資産価値に直結するため、取引する前にチェックしておくことが大切です。売却する際は、金相場が下がっている時期は控え、上昇傾向にあるときに取引すると良いでしょう。
現在の金相場は上昇傾向にあります。金の売却を検討している方は、大阪を中心に買取を行なっているゴールドウィンにぜひご相談ください。金の特性を熟知した鑑定士が、「どこよりも高く」を信条に高額買取いたします。
金の資産価値が上がるタイミング
金の価値を決める要素のうち、唯一変動するのが相場です。金の相場がどのようなタイミングで上下するかを知っておくと、より良いタイミングで取引ができるようになります。
金の資産価値が上がる主なタイミングは以下の通りです。
- 円安・ドル高のとき
- 金利が下がったとき
- 国際情勢が悪化したとき
- 国が金を購入しているとき
- インフレ傾向にあるとき
詳しく見ていきましょう。
円安・ドル高のとき
アメリカドルが安くなると、金相場は上昇します。アメリカドルの相場と金の相場は逆相関関係にあると言われており、アメリカドルが安くなれば金相場は上がり、アメリカドルが高くなれば金相場は下がります。
金は世界中で換金できるため、為替の影響を強く受けるのです。経済大国であるアメリカの通貨はその値動きによって世界経済に大きな影響を与えます。とくに、ドル円の為替の動きは、金相場に直結します。
現在の円安は、金相場が高騰する原因のひとつにもなっています。
金利が下がったとき
金利が下がったときにも金相場は高騰します。金利が下がると銀行にお金を預けても金利で資産が増やしにくくなり、預金ではなく安定した資産である金を所持したいという需要が高まるためです。その結果、金への投資が増え、相場が上昇します。
金利が低いとき銀行は、利息で資金を集めるためより多くのお金を企業や個人に貸し出します。貸したお金によって市場の資金流通量が増えると通貨の価値は下落し、相対的に金の価値が上昇すると考えられます。
国際情勢が悪化したとき
国際情勢が悪化すると、人々は将来への不安から安定した資産である金を求めるようになります。紛争やテロ、パンデミックなどの地政学的リスク(特定地域での戦争や国際関係の緊張が株式市場にもたらすリスク)が発生すると、金相場は上昇します。
万が一、国外への避難が必要になっても、金は国際的に高い資産価値が認められています。そのため、リスクヘッジのひとつとして、世界情勢が不安定になると金を購入する動きが多く見られるのです。多くの人が有事に備えた金を求めることで、金相場が上昇します。
国が金を購入しているとき
国の金の売買は、金相場に大きな影響を与えます。世界各国の中央銀行は特定の通貨への依存度を下げるため、世界中で価値が認められている金を大量に所有しています。国が金を購入する際には、数十から数百kgといった大量の金が必要です。国が一度に多くの金を購入することで市場の流通量が減り、金が高騰します。
近年では、金をよく使う文化を持った中国とインドが多くの金を消費しています。この2国の金需要は、世界中の金相場に大きな影響与えており、その動向に注目が集まっています。
インフレ傾向にあるとき
インフレ傾向にあるときも、金相場は上昇する傾向があります。インフレとは物の価格が上がり続けている状態のことです。インフレ状態のときに金を購入しておけば、物価の上昇に合わせて金の資産価値も上昇していきます。また、不況にも強い安定した資産を求めて金の需要も増加します。
また、デフレの状態でも金の相場が上昇する場合があります。これは大企業や政府への不安から、株式や不動産とは違い、破綻の可能性が少ない金に投資対象としての人気が集まるためです。
まとめ|金の資産価値を見極めて取引しよう
金は世界中で価値があると認められている資産です。有事の際にも価値が認められる一方で、相場は情勢によって大きく変動します。
金相場のタイミングを読み間違えると、相場が下落しているときに急いで売ってしまったり、高騰しているときに購入してしまったりして、思ったように資産にならないことも考えられます。
金は、そのときの資産価値を見極めた上で取引することが大切です。
金を上手に運用するためには、確かな目を持った査定士に相談しつつ取引を進めると良いでしょう。ゴールドウィンには、金の高額買取実績が豊富な鑑定士が在籍しています。大阪近郊にお住まいの方へ向けた出張買取を実施しておりますので、「金を持ち歩くのは不安」と思う方もご利用いただければ嬉しく思います。
金の資産価値についてよくある質問
金の資産価値はこれからも上がりますか?
金の資産価値は、過去20年で10倍になっています。金の残存量と幅広い需要から、今後も金相場は長期的に上昇していくと考えられています。
金を売る際にはすぐに判断せず、市場をよく観察して上昇傾向にあるときに取引すると良いでしょう。
金を売るタイミングはいつがおすすめですか?
金を高値で取引するためには、世界情勢が不安定で金相場が上昇傾向にあるときを選ぶようにします。金の資産価値は長期的に見て今後も上昇していくと考えられますが、早いうちに換金したい場合には、チャートや為替の動きをよく見ておくと良いでしょう。
上昇傾向にはあるものの、金の暴落が起こる可能性もゼロではありません。売ると決めたなら、相場が高い段階で早めに決断することも大切です。
ゴールドウィン 梅田店 店長 中村監修 古物許可番号621010160159