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18金が錆びるのはなぜ?原因や自宅でできるお手入れ方法を専門家が解説
2025年6月27日
「18金なのに錆びてしまった…」「黒ずみや緑色の汚れが付いている」と悩んでいませんか。
せっかく大切にしていた18金のアイテムが錆びてしまい、がっかりされた方もいるかもしれません。
実は、18金が錆びるのは合金特有の性質によるもので、正しい知識とケアで防止・改善が可能です。
この記事では、18金が錆びる原因から、ご自宅でできる効果的な洗浄方法、日常のお手入れと保管のコツまで専門家が詳しく解説します。
正しい知識を身につけて、大切な18金ジュエリーを長く美しく保ちましょう。
18金が錆びる理由は「割金(銅・銀)の酸化」
18金が錆びるのは、金以外の金属「割金」が酸化するためです。
純金(24金)は非常に錆びにくい金属ですが、18金は金75%・割金25%の合金です。
割金には主に銀や銅、パラジウムなどが使用されます。これらの金属は金より酸化しやすく、空気中の酸素や水分、汗、皮脂と反応してしまいます。
特に銅は酸化で赤錆を、銀は硫化で黒ずみを引き起こしやすいのが特徴です。
金自体は極めて安定した金属ですが、合金中の割金が反応することで「18金が錆びた」ように見えるのです。
そのため、割金の酸化を抑えることが、18金の錆び防止につながります。
【カラーゴールド別】18金が錆びる原因
18金は、割金の種類や配合比率によってイエロー・ピンク・ホワイトと色合いが異なります。
カラーごとに錆びやすさや変色の傾向が違うため、それぞれの特徴を押さえておきましょう。
イエローゴールドが錆びる原因
イエローゴールドは金に銀や銅を混ぜて作られます。銀の比率が高いほど鮮やかな黄金色となり、金本来の輝きを引き立てます。
ただし、銀や銅は空気中の酸素と反応して酸化が進みます。銅は赤錆を、銀は硫化による黒ずみを引き起こします。
イエローゴールドは比較的変色に強いですが、長期間の使用や不適切な保管により変色することがあります。
汗や皮脂、化粧品、香水なども酸化を促す要因になるため注意が必要です。
ピンクゴールドが錆びる原因
ピンクゴールドは金と銅を主成分とする合金です。美しいピンク色を出すため、銅の割合が高くなっています。製品によっては銅が全体の70%に達することもあります。
このため、銅の酸化による緑青(ろくしょう)と呼ばれる緑色の錆びが発生しやすくなります。緑青は目立ちやすく、ピンクゴールドの美しさを損ねる原因になります。
また、塩素系漂白剤にも敏感です。家事の際に漂白剤が付着すると黒ずみを起こすことがあります。
ピンクゴールドはもっとも錆びやすいため、こまめなお手入れと適切な保管が欠かせません。
ホワイトゴールドが錆びる原因
ホワイトゴールドは金に銀やパラジウムを加えて作られます。プラチナに似た白い輝きが特徴です。
多くのホワイトゴールド製品には、より美しい白色を出すため、表面にロジウムコーティングが施されています。
このコーティングが汗や化学物質で摩耗すると、下地のホワイトゴールドが露出し、わずかに黄味がかった色に変化します。
また、銀が硫化して黒ずむこともあります。
ホワイトゴールドはコーティングの劣化にも注意しながら、定期的なメンテナンスを行うことが重要です。
18金の錆びを防ぐ方法|日頃のお手入れが重要
18金の錆びを防ぐには、日常的なお手入れがもっとも効果的です。
錆びが発生してから対処するよりも、以下の方法で事前に予防することで美しい状態を長期間保てます。
- 使用後は必ず汗や皮脂を拭き取る
- 高温多湿を避けて適切に保管する
- 温泉・プール・海では着用を避ける
- つけっぱなしにせず定期的に外す
本章を参考に、手持ちの18金アイテムのお手入れをはじめてみてください。
使用後は必ず汗や皮脂を拭き取る
皮脂汚れは18金の変色原因のひとつです。使用後は毎回、汗や皮脂を拭き取りましょう。ジュエリーを外した直後に、メガネ拭きや貴金属専用クロスで優しく乾拭きしてください。
汗には塩分や酸性成分が含まれています。これらが割金と反応して酸化や硫化を促進します。
夏場や運動後は汗の量が増えるため、より丁寧な拭き取りが必要です。化粧品や香水が付着した場合も同様に拭き取りましょう。
ティッシュペーパーは繊維が粗く傷の原因になるため使わず、柔らかいクロスを使用してください。
この習慣を続けることで、18金の美しさを保てます。
高温多湿を避けて適切に保管する
18金の割金は水分と反応して酸化します。保管場所は湿度の低い乾燥した場所を選びましょう。
高温多湿な場所では化学反応が活発になり、錆びや変色のリスクが高まります。
理想は、ジュエリーボックスやジッパー付きの小袋に個別に保管する方法です。複数のジュエリーが接触すると傷の原因にもなるため、個別保管が効果的です。
直射日光や暖房器具の近くも避けましょう。乾燥剤を一緒に入れるとより効果的ですが、ジュエリーに直接触れないよう注意してください。
温泉・プール・海では着用を避ける
塩素や硫黄、塩分は割金と反応して変色や腐食を起こします。
特に温泉の硫黄成分は銀と反応しやすく、一度の入浴で黒ずみが発生することもあります。
プールの塩素も危険です。塩化による黒ずみは自宅で除去が難しい場合があります。海水の塩分も腐食を促進するため、海水浴でも必ず外しましょう。
入浴や遊泳前には18金ジュエリーを外し、安全な場所に保管してください。温泉やプールでは紛失リスクも高いため注意が必要です。
つけっぱなしにせず定期的に外す
18金を長時間つけっぱなしにすると、汗や皮脂の影響で変色が進みます。
金属アレルギーや皮膚トラブルの原因にもなるため、就寝時や入浴時は外す習慣をつけましょう。特に指輪は家事や手洗いの際に洗剤や化学物質に触れる機会が多いため、水仕事の前には外すことをおすすめします。
また、重いものを持つ作業や激しい運動時にも外すことで、変形や傷を防げます。
18金のアイテムは定期的に外す習慣をつけ、できるだけ長く美しさを保てるようにしましょう。
18金が錆びてしまった時の対処方法
18金に錆びや変色が発生してしまった場合でも、適切な方法で対処すれば元の美しさは取り戻せます。錆びの原因に応じた洗浄方法を選択しましょう。
軽い皮脂汚れには「中性洗剤のつけ置き洗い」
汗や皮脂による軽度の汚れには、中性洗剤を使ったつけ置き洗いが効果的です。
【手順】
- ぬるま湯(約40℃)に中性洗剤を加える
- 18金ジュエリーを20分ほどつけ置きする
- 真水でよくすすぐ
- 柔らかい布で水気をしっかり拭き取る
つけ置き中に汚れが浮いてきたら、柔らかい歯ブラシや綿棒で優しくこすりましょう。宝石が付いている場合は、水に弱いものもあるため事前に確認してください。
中性洗剤のつけ置き洗いは比較的安全性が高く、定期的なメンテナンスとしても活用できます。
酸化による変色には「お酢・レモン汁の酸性洗浄」
銅の酸化による赤錆や茶色の変色には、酸性の洗浄が有効です。
お酢やレモン汁の酸で酸化還元反応を起こし、錆びを除去します。
【手順】
- お酢に少量の塩を加える(またはレモン汁をそのまま使用)
- 18金アクセサリーを5〜10分浸す
- 水でよくすすぐ
- 柔らかい布で水気を拭き取り乾燥させる
レモン汁はお酢より匂いが残らずおすすめです。
ただし、真珠やサンゴなど酸に弱い宝石が付いている場合は使用しないでください。
浸す時間が長すぎると18金自体にダメージを与える可能性があるため、時間は守りましょう。
硫化による黒ずみには「重曹・アルミホイルの還元反応」
銀の硫化による黒ずみには、重曹とアルミホイルを使った還元反応が効果的です。
化学反応により、頑固な黒ずみも除去できます。
【手順】
- 耐熱容器にアルミホイルを敷く
- 重曹とお湯(3:1)で溶液を作る
- 18金ジュエリーをアルミホイルの上に置き、溶液を注ぐ
- 5分ほど放置する
- よくすすぎ、柔らかい布で拭き取る
重曹はアルカリ性で油汚れにも効果があります。熱湯を使用するため火傷に注意し、必ず耐熱容器を使いましょう。
自宅で改善しない場合は「専門店クリーニングへ依頼」
頑固な黒ずみや宝石付きジュエリー、高価なアンティーク品などは専門店に依頼しましょう。
プロによるクリーニングなら超音波洗浄や専用機器を使い、安全に仕上げることができます。
また、宝石の種類に合わせた処理が可能なため、傷つけるリスクもありません。
料金は数千円程度が一般的で、購入店で無料サービスが付いている場合もあります。
金やプラチナの買取をご検討の方は、ぜひ「ゴールドウィン」へご相談ください。
忙しい方には宅配買取や出張買取も対応しています。
写真を送るだけで買取価格の目安がわかるLINE査定も行っているため、ご活用いただければ嬉しく思います。
18金をメンテナンスする際の注意点
18金をメンテナンスする際は、金の特性を理解し、適切な方法を選ぶことが大切です。
誤った方法は傷や変色を悪化させる原因になるため注意しましょう。
- 研磨剤や硬いブラシは使わない
- 漂白剤や強い洗剤は避ける
- 無理な力を加えずに優しく扱う
研磨剤や硬いブラシは使わない
18金は硬度が低く傷つきやすい金属です。研磨剤入りの洗剤や硬いブラシは使わず、細かい傷の原因になる歯磨き粉やシルバー用研磨剤も避けましょう。
細かい部分の汚れを落とす場合は、毛先の柔らかい筆や綿棒を使うと安全です。
メガネ拭きやマイクロファイバークロスでも、素材によっては傷がつくことがあるため、貴金属専用クロスの使用をおすすめします。
汚れを落とそうとして強くこすると傷の原因になります。
常にやさしく扱うことを心がけましょう。
漂白剤や強い洗剤は避ける
18金には強アルカリ性や強酸性の洗剤は使わず、中性洗剤を選びましょう。塩素系漂白剤は特に危険で、銅と反応して黒ずみの原因になります。
家事を行う際は、ジュエリーを外すことが大切です。また、お風呂で使用するシャンプーやボディソープの成分も、長時間接触することで変色の原因になることがあります。
アンモニア系の洗剤も金属に悪影響を与えることがあるため避けてください。
無理な力を加えずに優しく扱う
18金は見た目よりデリケートな金属です。清掃時に強い力を加えると表面に傷がつき、美しい輝きが損なわれます。
汚れを落とす際は、指の腹で優しくこするか、柔らかい布で軽く拭き取りましょう。チェーン部分などは特に変形しやすいため、丁寧に扱うことが大切です。
まとめ|18金の特性を理解して、長期的な価値を最大化しよう
18金は割金が含まれた合金のため錆びる可能性がありますが、それは金属の特性によるものです。
割金が含まれている以上、変色や錆びはある程度避けられません。
使用後の拭き取りや適切な保管、原因に応じた洗浄方法を実践することで、18金ジュエリーは長く美しい状態を保つことができます。
また、錆びや変色があっても18金そのものの価値は変わらないため、過度に心配する必要はありません。
もしお手持ちの18金ジュエリーの状態に不安がある場合や、価値を知りたい場合は、専門店での相談をおすすめします。
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錆びや変色があっても、専門スタッフが適正価格で査定いたします。
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18金の錆びに関するよくある質問
錆びた18金でも買取してもらえる?
はい、錆びた18金でも問題なく買取可能です。
買取価格は金の重量と純度(75%)で決まります。表面的な錆びは査定額に大きな影響はありません。
無理に自分で錆びを除去しようとして傷を付ける方がリスクが高いため、そのままの状態で査定に出すのがおすすめです。
「ゴールドウィン」では、どのような状態の18金でも専門知識を持ったスタッフが適切に評価いたします。お気軽にご相談ください。
18金はどのくらい使うと錆びが出る?
錆びが現れる時期は、使用頻度や環境、お手入れ状況によって大きく異なります。
適切にケアされていれば、数年間は美しい状態を保てますが、つけっぱなしで手入れを怠ると、数カ月で変色が始まることもあります。
汗をかきやすい季節や温泉・プールでの使用、化粧品や香水の付着なども錆びを早める要因になるため注意が必要です。
日常のお手入れと適切な保管を心がければ、10年以上美しく使い続けている例も少なくありません。18金の寿命を大きく左右するため、正しいケアを続けましょう。
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