K14GFとは?つけっぱなしOK?特徴やメリットを専門家が解説|ゴールドウィンコラム

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K14GFとは?つけっぱなしOK?特徴やメリットを専門家が解説

2025年6月27日

k14gfとは

「K14GFってどんなアイテム?」「K14GFはつけっぱなしでいいって本当?」と疑問をお持ちではありませんか。

K14GFは見た目は金のように華やかですが、純度や価値はK18やK24とは異なるため、購入前に正しい知識を知っておきたい方も多いでしょう。

結論からいえば、K14GFは表面を14金で覆った「金張り」加工が施されており、純金製品より手頃な価格で金の雰囲気を楽しめます。

一方で資産価値は低く、買取対象外となるケースもあるため注意が必要です。

この記事では、K14GFの魅力を解説するとともに、より長く楽しむためのお手入れ方法を紹介しています。

記事を最後まで読めばK14GFの特徴やメリット・デメリットが分かり、購入すべきか正しく判断できるようになるでしょう。

K14GFとは14金で金張りされた製品のこと

K14GFとは14金で金張りされた製品のこと

「K14GF」とは、14金ゴールドフィルド(K14Gold Filled)の略称で、真鍮などの表面に14金の層を圧着させたものです。

14金は金の含有量が58.5%の金属であり、K14GFは製品の総重量のうち5%以上が14金で構成されています。

ゴールドフィルドは金張りとも呼ばれており、金メッキに比べて金の含まれる層が厚くなっています。0.1μm以下の厚さの金メッキに比べ、金張りは20倍以上の厚さがあります。そのため、金がはがれてしまう心配はほぼありません。

K14GFはその耐久性の高さからジュエリーや時計、万年筆など、さまざまな宝飾品や工芸品の素材として高い人気があります。

金とメッキの見分け方は下記の記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

関連記事:金とメッキを見分ける方法は?本物と偽物の違いや買取店の選び方も紹介【鑑定士監修】

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K14GFの特徴3選

K14GFの特徴3選

K14GFは金の含有量の低さから、高純度の金アイテムと比べても扱いやすい性質があります。用途に合わせて、金製品を使い分けるのもおすすめです。

ここでは、K14GFの代表的な特徴を見ていきましょう。

安価で金の雰囲気が楽しめる

金の価格が高騰している現在、純金は少量でも非常に高い価値を持ちます。K14GFは表面が14金で覆われているため、見た目には金製品特有の輝きがあります。一方、中身はほかの金属でできているため、全体が14金のアイテムと比べても価格が低いのが特徴です。

さらに、表面の14金は約41.5%が純金以外の金属が混ぜられてできたものです。混ぜられる金属はおもに銅や銀などで、その含有比率によって赤みがかっていたり、黄みが強かったりとバラエティー豊かな色合いの金製品が楽しめます。

つけっぱなしでも劣化が少ない

金は、腐食や劣化の心配がほぼない金属です。K14GFは58.5%もの金を含有する14金で表面を覆っているため、劣化の心配がほぼありません。

金は、劣化が少ない代わりにやわらかく、傷つきやすいのがデメリットです。

しかし、K14GFは金にほかの金属を41.5%混ぜることで耐久性を上げ、劣化しにくさと傷つきにくさを両立しています。

また金メッキと比較しても金張りの層は厚いため、14金がはがれてしまうリスクも少なくなっています。

K14GFはつけっぱなしにしていても劣化が少ないため、普段使いの金製品におすすめです。

金属アレルギーのリスクが低い

K14GFの内部には真鍮や銅、銀といった金属アレルギーを起こしやすい金属が多く使われています。

ただ、表面を14金で分厚くコーティングしているためアレルギーが出にくいのが特徴です。

ただし、14金は40%以上が金以外の素材で構成されているため、金属アレルギーがある人は反応してしまうおそれがあります。リスクは低いものの、どの金属にアレルギー反応が出るかには個人差があるもの。K14GFのアイテムを身に付けて体調が悪くなった場合には、ただちに使用を止め、医療機関を受診することも大切です。

K14GFのデメリット・注意点

K14GFのデメリット・注意点

K14GFには普段使いしやすく、つけっぱなしでも長く楽しめるメリットがあります。ただし、K24と比較すると劣化しやすく、市場価値も低く見積もられがちです。ここでは、K14GFを所持する上でのデメリットを紹介します。

サビや変色の可能性がある

K14GFは、鋳型を用いて製造される金製品と異なり、芯となる金属に14金を圧着して作られています。そのため、複雑なパーツの製造が難しいものです。とくにパーツの切断面などは、芯となっている金属が露出していることもあります。

14金は劣化しにくいものの、芯材が露出しているとサビたり、変色したりするおそれがあります。また、14金に含まれる金以外の金属が劣化することも考えられます。アイテムの見た目に変化がないかどうかは、K24やK18以上に注意して見ておく必要があるでしょう。

買取不可の場合が多い

k14gf

金は資産として高い価値を持ちますが、K14GFに含まれている金はごく少量です。そのため、K14GFは買取対象から除外している業者も多くあります。

K14GFは総重量のうち5%以上が14金(58.5%の純度)で構成されています。つまり、総重量の約2.9%程度しか金を含んでいません。

K14GF 1gあたり約0.02925gしか含まれていないのであれば、価値は低くなります。そのため、金張りや金メッキは買取不可とされる場合が多いのです。

ただし、K14GFが買取不可でも、ダイヤモンドやエメラルドなど、宝石が付いている場合には、査定対象となります。「買取対象外だから」と諦める前に、まずは無料のLINE査定などから相談してみると良いでしょう。

K14GFのお手入れ方法【自宅でできる】

K14GFのお手入れ方法【自宅でできる】

K14GFは、耐久性に優れているものの、お手入れが悪いと消耗しやすいものです。金張りは層が厚いため、簡単にはがれてしまうことはありませんが、空気によって変色してしまうケースもあります。

長く楽しむためにはお手入れが欠かせません。ここからは自宅でも簡単にできるK14GFのお手入れの方法をお伝えします。

お風呂やシャワーでは取り外す

金属を湿度の高い環境におくことは、サビや変色の原因につながります。とくに水道水に含まれる塩素や石鹸・シャンプーなどに含まれる成分はK14GF中の金属に影響を与え、外見を損なうおそれがあるのです。K14GFのアイテムをつけっぱなしでお風呂やシャワー、プールなどに入ることは避けたほうが良いでしょう。変色やくすみを避けるため、入浴時には金製品を外しておくことをおすすめします。

やわらかい布でこまめに拭く

お風呂やシャワーを避けていても、身に付けていると汗や汚れがアクセサリーについてしまうこともあります。使用ごとに汚れや水分をこまめに拭き取っておくと、サビや変色の予防が可能です。眼鏡やジュエリー用のクロスなど、やわらかい布を使用するのがおすすめです。

K14GFに酸化による赤茶の変色が見られる場合には、研磨剤不使用のジュエリークリーナーを使用して輝きを取り戻すと良いでしょう。ただし、クリーナーで頻繁に磨いていると金張りがはがれてしまうおそれがあります。汚れがひどいときにのみクリーナーを使うようにします。

うすめた中性洗剤で汚れを落とす

皮脂や化粧品が付いたり、黒ずみが目立つようになったりした場合には、K14GF製品を洗うと良いでしょう。お湯に数滴の中性洗剤を溶かし、金属部分をやさしくこするようにします。酸性やアルカリ性の洗剤では、金属を傷めてしまうことがあるため、必ず中性の洗剤を使用します。K14GFが輝きを取り戻したら、水で洗剤を洗い流し、やわらかい布で水気を十分に拭き取ると良いでしょう。

まとめ|K14GFで手軽に金を楽しもう

K14GFとは、表面が厚い14金の層で覆われた製品のことです。アイテムの表面が純度の低い14金で覆われているため、安価でありながら金の雰囲気が楽しめます。

ただし、金製品としての価値は薄いため、買取対象外としている業者も多くあります。一方で、宝石がついている場合には、高額査定が出る可能性があります。

宝石が付いているK14GF製品は、手軽に楽しめるアクセサリーとして人気があります。お手持ちのK14GF製品の価値が気になった場合には、ぜひ大阪の梅田・難波エリアの「ゴールドウィン」にご相談ください。

K14GFについてよくある質問

K14GFに金製品としての価値はありますか?

金は高い資産価値を持つものの、金張りや金メッキの製品は金の含有量が低いため、資産としての価値は低いものです。多くの買取業者では、GFやGPの刻印があるものは買取対象外としています。

K14GFには資産価値を求めず、金の輝きを手軽に楽しめるアイテムとして使用するのがおすすめです。

K14GFは汗で変色しますか?

汗の水分や塩分にK14GF中の金属が反応する場合があります。酸化によって赤茶色に変色したり、黒ずみの原因になったりすることが考えられます。汗で濡れた場合にはこまめに拭き取り、変色が見られる場合にはジュエリークリーナーや薄めた中性洗剤でメンテナンスすると良いでしょう。

ゴールドウィン 梅田店 店長 中村監修 古物許可番号621010160159