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記念硬貨はどこで換金できる?手数料や高額査定されるコツを紹介【鑑定士監修】
2025年6月27日
「記念硬貨はどこで換金できる?」「手持ちの記念硬貨にはプレミア価値があるの?」と疑問に思っていませんか。
記念硬貨はその希少性と美しいデザインから、額面以上の金額で取引されることが多いものです。しかし、換金方法を間違えると、本来より安い金額で手放してしまうケースも少なくありません。
結論からいえば、記念硬貨の換金先は銀行・買取専門店・ネット取引の3つがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
記念硬貨を換金する際には、査定金額や手数料などを見て総合的に判断することが大切です。
この記事では、記念硬貨を換金するのにおすすめの場所や、高額換金するためのポイントを紹介します。
最後まで読むことで、ご自身の記念硬貨をもっとも有利に換金できる判断力が身につくでしょう。
【どこでできる?】記念硬貨を換金できる場所3選
記念硬貨は発行国の通貨として流通しているため、日常の買いものをする際にも額面通りの金額で利用できます。
ただし、記念硬貨での支払いを断る店も多く、実際にはコレクション用や換金目的で利用する方が一般的です。
記念硬貨を換金できる主な場所は、以下の3つがあります。
- 銀行
- 買取専門店
- フリマアプリ・ネットオークション
それぞれの特徴や注意点を見ていきましょう。
銀行|額面通りで両替できる
もっとも手軽に換金できるのは銀行での両替です。
記念硬貨は流通貨幣の1種であるため、額面通りの金額に両替できます。硬貨が汚れていても換金額が下がることはありません。
ただし、銀行では希少性は考慮されず、市場でプレミア価格がついている硬貨でもすべて額面通りの扱いになります。
さらに、銀行での両替には手数料が必要です。両替する枚数や口座の有無によりますが、300円~2,000円程度の手数料がかかります。
手数料を差し引くと、手元に残る金額が額面を下回る可能性もあります。
また、銀行によっては記念硬貨の両替を受け付けていない場合もあるため、事前にホームページなどで確認しておきましょう。
買取専門店|手数料なし売却できるケースもある
記念硬貨を高額で換金したい場合には、買取専門店の利用がおすすめです。
買取専門店なら市場の相場やコレクター需要をふまえて査定されるため、額面以上の高額換金が狙えます。
買取専門店では、手数料が無料の業者もあれば、査定金額の1割〜3割を手数料として差し引く業者もあります。取引が進む前に、どのくらい手数料が必要になるのかを確認しておくと安心です。
記念硬貨の価値は、希少性や保存状態の良さ、市場の相場によって決まります。換金を依頼する前に、お手持ちの記念硬貨のおおよその価値を知っておきたい人は、メールやLINEでの査定を利用するのもおすすめです。
大阪の梅田や難波を中心に買取専門店を営んでいるゴールドウィンは、記念硬貨の買取実績が豊富にございます。まずはご相談だけでもお気軽にお問い合わせください。
フリマアプリ・ネットオークション|自分で価格を決めて売れる
自分で価格を決めたい場合は、フリマアプリやネットオークションに出品する方法もあります。希少価値のある硬貨ならコレクターが高値で取引している可能性があります。
ただし、サイトによっては出品を禁止していることもあります。出品前に利用規約を確認しましょう。
また、フリマアプリなどでは記念硬貨が本物である証明が難しく、買い手がつきにくい場合もあります。
さらに、配送手続きや取引のトラブルも自己責任になるため、慎重に検討することが大切です。
価格設定や対応の手間を考えると、記念硬貨は信頼できる買取専門店に依頼する方が安心なケースが多いでしょう。
【発行元別】高値で換金しやすい記念硬貨
記念硬貨のなかでも、金貨はとくに資産価値が高く、需要があります。
銀行では額面通りの換金額ですが、金の価格が高騰している現在、買取専門店やネットオークションなどでは額面以上の金額で換金できる可能性が高くなっています。
ここでは、日本発行の記念硬貨と海外発行の記念硬貨のうち、とくに高値で換金される傾向が強いものを紹介します。
日本発行の記念硬貨
日本で発行される記念硬貨は、美しいデザインと発行枚数の少なさからコレクターが多くいます。とくに皇室の慶事に発行される記念金貨には、鳳凰や瑞雲といった縁起の良い柄や菊の御紋章が描かれており、その美しさから人気が集まっているのです。
昭和天皇御即位60年記念10万円金貨 | 昭和天皇の在位60年を記念して作られた日本初の記念金貨。表面には鳩と水面、裏面には菊の御紋章が描かれている。 |
天皇陛下御即位記念10万円金貨 | 1990年に天皇が即位したことを記念して作られた記念金貨。表面は鳳凰と瑞雲、裏面は菊の御紋章と桐、唐草が描かれている。 |
皇太子殿下御成婚記念5万円金貨 | 1993年に当時の皇太子の成婚を記念して発行された記念硬貨。表面には波と2羽の鶴、裏面には菊の御紋章と皇太子のお印である梓が描かれている。 |
過去に日本の造幣局から発行された記念硬貨は、造幣局のホームページから確認できます。お持ちの記念硬貨がどのようなものなのかは、以下のページを参考にしてください。
海外発行の記念硬貨
海外は、金の産出量が多いため、純度の高い記念硬貨が多く発行されています。なかでも、投資用の金貨に分類される地金型金貨は、とくに高値で取引される傾向があります。
海外の記念硬貨として、とくに人気の高いものを下表にまとめました。
メイプルリーフ金貨 | 1979年からカナダ王室造幣局より発行されている純金製の硬貨。世界一の流通量を誇り、表面にはエリザベス女王(2024年4月後半からはチャールズ3世)、裏面には、カナダの象徴であるメイプルリーフが描かれている。 |
ウィーン金貨 | 1989年からオーストリア造幣局により発行されている純金製の硬貨。表面にパイプオルガン、裏面にはバイオリンやホルンなど、フィルハーモニー管弦楽団の楽器が描かれている。 |
カンガルー金貨 | 1990年からパース造幣局により発行されている純金製の硬貨。表面はエリザベス2世(2024年からはチャールズ3世)、裏面にはカンガルーが描かれている。カンガルーのデザインは毎年変更されるため、コレクターからの人気が高い。 |
クルーガーランド金貨 | 1967年から南アフリカ共和国の造幣局により発行されている純度91.67%の金貨。表面には旧トランスヴァール共和国の大統領であったポール・クルーガーの肖像、裏面にはウシ科の動物であるスプリングホッグが描かれている。世界初の地金型金貨。 |
ブリタニア金貨 | 1987年からイギリス造幣局によって発行されている純度91.67%の金貨。表面にはエリザベス2世(2023年からはチャールズ3世)、裏面にはイギリスを擬人化したブリタニア女神が描かれている。毎年デザインが変わるため、コレクターに人気がある。 |
海外発行の記念硬貨については、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:
【要注意】メイプルリーフ金貨の偽物の見分け方とは?出回る理由や本物の特徴も解説
ウィーン金貨とメイプルリーフ金貨を徹底比較!価値があるのはどっち?売却のコツも紹介
クルーガーランド金貨の偽物と本物の見分け方とは?偽物を購入しないための対策を解説
記念硬貨を高額換金する4つのコツ
記念硬貨は、取引するタイミングによって換金価格が変動します。多くは市場の動きによって価格が変動しますが、イベントの開催時期には、1部の硬貨の需要が増します。たとえば、オリンピックの開催時期にはオリンピック記念硬貨ブームが起こる、といった具合です。
記念硬貨を高額換金するためには、取引のタイミングを見逃さないほか、硬貨の状態を良好に保っておく必要があります。
ここでは買取専門店に査定を依頼する際、記念硬貨の価値をより高める方法を紹介します。
付属品をそろえておく
記念硬貨の換金を依頼する際には、付属品をすべてそろえていくことが重要です。日本の造幣局が発行した記念硬貨には、造幣局オリジナルのケースが付属しています。記念硬貨ごとにケースの色は決まっており、ケースまでそろっていると本物だと判断され、高値がつきやすい傾向があります。
記念硬貨単体と、ケースや証明書などの付属品がそろっている場合とでは、買取価格に1万円以上の差が出る場合もあります。
セットで査定に出す
記念交換のなかには、金貨と銀貨、白銅貨がセットで販売されているものもあります。記念硬貨のセット品は希少価値が非常に高いため、高額査定が出やすい傾向があります。それぞれを単品で査定に出すよりも、セットにした方がコレクションとしての価値が高まるため、買取価格も上昇するのです。
保存する際にバラバラにならないよう、まとめて保存しておくのがおすすめです。
メンテナンスはひかえめにする
記念硬貨の保存状態が悪いと、サビや黒ずみが発生してしまう可能性があります。とはいえ、買取価格を上げようと自分で磨いたり洗ったりするのはおすすめできません。
もちろん、汚れている記念硬貨は状態が悪いと判断され、買取価格が下がることも考えられます。しかし、金が含まれる硬貨は非常にデリケートにできているため、汚れを落とそうとメンテナンスをした結果、硬貨を傷つけてしまう恐れがあるのです。記念硬貨の汚れはやわらかい布で軽く拭き取る程度に留めておくことが大切です。
複数の買取業者に査定を依頼する
記念硬貨を買取査定に出す場合には、最低でも3社に依頼して相見積もりをすると良いでしょう。買取業者によって得意とする分野は異なる上、査定基準もさまざまです。査定金額はもちろん、査定料や手数料も比較検討して、納得できる買取業者を選ぶことが大切です。
記念硬貨の換金には、大阪の難波・梅田を中心に貴金属の買取を展開している「ゴールドウィン」をご利用ください。ゴールドウィンでは他社の見積もり額よりも高額な査定を出せるよう尽力しており、過去には他店の2倍以上の査定額を出した実績もございます。まずはお気軽にご相談ください。
記念硬貨を換金する際の注意点
記念硬貨を換金するタイミングによっては、税金を払う必要があったり、換金額が購入額を下回ったりする可能性があります。換金する際には、貴金属の相場や年間の譲渡所得を見ておく必要があるのです。
ここからは、記念硬貨を換金する際の注意点を紹介します。
税金がかかる場合がある
記念硬貨を売却した金額から、記念硬貨を購入するために払った代金や手数料などを差し引いた金額を譲渡所得と呼びます。記念硬貨を含むその年の譲渡所得が50万円(特別控除額)よりも多い場合、所得税がかかります。
とくに、メイプルリーフ金貨やウィーン金貨といった地金型金貨を換金する際には注意が必要です。
地金型金貨はインゴットと同じ単価での取引となるため、換金額が高額になる可能性もあります。
一度に複数枚換金しようとしている場合には、年間の譲渡所得が50万円を超えないよう、注意が必要です。
金貨を換金した際にかかる税金については、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:インゴットの売却で税金はかかる?非課税になる条件や税金対策を解説
額面以下の金額になる可能性がある
金の価格が高騰している現在、記念硬貨も額面以上の価格で取引される場合が多くあります。しかし、人気のない硬貨だったり、保存状態が極めて悪かったりすると、買取専門店で額面以下の査定額が出る可能性があります。額面以下の査定がなされた場合には、銀行で額面通りの金額と両替すると良いでしょう。
まずは一度、複数の買取専門店で査定依頼してから換金場所を考えるのがおすすめです。また、今後金の相場が著しく下がった場合には、相場の上昇を待ってから買取専門店を利用する方法もあります。
まとめ|記念硬貨は買取専門店で換金しよう
記念硬貨は、金融機関や買取専門店、フリマアプリなどで換金が可能です。査定金額や取引の時期などを考慮して取引先を選ぶと良いでしょう。
記念硬貨を高値で換金するためには、保存状態の良さも重要です。ケースや品質証明書などの付属品をそろえて換金に臨むと高額で取引できる可能性が高くなります。
記念硬貨を換金する際には、価値を正確に見極めてくれる相手を選ぶことが大切です。大阪の梅田・難波に店舗を構えるゴールドウィンは、記念硬貨の高額査定実績が豊富にございます。大切な記念硬貨をゴールドウィンにお任せいただければ、うれしく思います。
記念硬貨の換金についてよくある質問
記念硬貨はどこで換金できますか?
記念硬貨は、銀行や買取専門店で換金できます。フリマアプリやネットオークションでも換金は可能ですが、やりとりが煩雑な上、トラブルは自己解決しなければなりません。利用し慣れない人は避けた方が良いでしょう。
また、銀行では額面通りの金額でしか記念硬貨を換金できません。まずは買取専門店で記念硬貨の査定を依頼し、額面以下の金額になった場合に銀行に持ち込むのがおすすめです。
記念硬貨の価値は今後上がりますか?
人口の減少とともに、記念硬貨のコレクター自体も減りつつあります。金の価格は今後も上昇を続けることが予想されますが、コレクター需要の減少が予想される記念硬貨は価値が下がる可能性があります。
需要があり、高額換金ができる今のうちに記念硬貨を手放すのもひとつの方法です。記念硬貨の換金場所を探す際には、ぜひゴールドウィンも選択肢のひとつに入れていただければ幸いです。
ゴールドウィン 梅田店 店長 中村監修 古物許可番号621010160159