いくつもの顔をもつサファイアの伝説と歴史の一欠片|ゴールドウィンコラム

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いくつもの顔をもつサファイアの伝説と歴史の一欠片

2016年11月15日

サファイア

青い海を連想させるサファイアは、ダイヤモンドやルビーなどと並ぶ、人気の宝石のひとつです。買取専門店などでも高値買取が期待できるサファイアには、有名なエピソードや興味深い歴史があります。今回は、特に有名なサファイアと、そのエピソードについてご紹介します。

古くから神秘性と結び付けられた宝石

神秘的な伝説やエピソードと共に語られることの多い宝石、サファイア。サファイアの名前の由来は古代ヘブライ語で「最も美しいもの」を意味する「sappir」だといわれています。また、ラテン語で「青」を意味する単語から来ているという説もあります。深く青い色の宝石というイメージがありますが、グリーンやイエロー、ピンクや無色透明のものも存在しています。特に無色透明のサファイアは、ダイヤモンドの代替品としても重宝されていました。

サファイアは古来より純真さや潔白さを象徴する宝石だと伝えられてきました。そのため、旅人を危険から守ったり、繁栄や平和をもたらしたりするお守りとして、人々に愛されてきました。また、18世紀頃のヨーロッパでは、サファイアは女性の貞淑度を試すための宝石としても使用されていました。不貞行為をしている女性がサファイアを持つと、石の色がたちまち変わってしまうと信じられていたためです。ほかにも、旧約聖書のエピソードのひとつ「出エジプト記」によれば、神がモーゼに与えた10の掟「十戒」はサファイアの板に記されていたとされています。

なお、ヨーロッパの伝統的なジンクスに「サムシング・フォー」と呼ばれるものがあります。これは「花嫁が身に付けると幸せになれる4つのアイテム」を指すジンクスで、そのなかのひとつに「サムシング・ブルー(何か青いもの)」があります。このサムシング・ブルーに、サファイアを使用する花嫁も多くいます。

こうしたエピソードも手伝って、サファイアは貞淑さや純真さ、慈愛を象徴する宝石として、古くから愛され続けているのです。

“名のある”宝石として各国で愛される

サファイアのなかには、独自の名前がつけられているものもあります。それらは特に美しく価値があるもので、博物館などで展示されているケースがほとんど。例えば、パリ国立自然博物館の「ラスポリ」があげられます。ラスポリは135.80カラットという大ぶりの宝石で、かつてはフランス国王14世の所有物でした。ほかにも、石の表面に星型のような光の柱がある「インドの星」や、ワシントンのスミソニアン博物館に展示されているスリランカ原産の「ローガン・サファイア」などがあります。このような名前を持つ美しいサファイアたちは、世界各国の博物館や聖堂に秘蔵されています。

また、1981年、英国のチャールズ皇太子がダイアナ妃に贈った婚約指輪にあしらわれていた宝石はブルーサファイアでした。この指輪は、ダイアナ妃の息子であるウィリアム皇太子から、キャサリン妃に受け継がれたことでも有名です。世界中を魅了した英国カップルのエピソードにより、「サファイア=ロマンチックな宝石」というイメージが、より強く定着することになりました。

このように、サファイアは美しく価値のある宝石のひとつです。そんなサファイアの買取を依頼するのであれば、知識と経験が豊富な買取専門店に依頼したいもの。サファイアの買取をお考えの方は、ゴールドウィンにお任せください。
ゴールドウィンは、ダイヤモンドなどの宝石や貴金属、ブランド品の買取を行う専門店です。国内はもちろん、海外にも多数の販売ルートを持ちます。丁寧は宝石の査定と、高額買取をお約束いたします。値段がつきにくい小さな石もしっかりと査定いたします。もちろん、査定は知識と豊富な経験を兼ね備えた鑑定士が担当しますので、安心して買取依頼いただけます。

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