必ずといっていいほど施されるエメラルドの処理について|ゴールドウィンコラム

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必ずといっていいほど施されるエメラルドの処理について

2017年1月5日

エメラルド

美しい緑色が特徴のエメラルドは、買取専門店でも人気の買取対象商品のひとつ。しかし、エメラルドは最初から美しい姿で誕生し、発見されるわけではありません。ほかの宝石と同様に、さまざまな処理がされて初めて美しい宝石になるのです。今回は、エメラルドを美しくするのに欠かせない処理についてご紹介します。

意外にも、内包物や傷が多い宝石

多くの女性からはもちろん、宝石買取の専門店などでも高い人気を誇っているエメラルド。そんなエメラルドは、内包物や小さな傷が多いことでも知られています。これらが全くないエメラルドを見つけることは不可能だといわれており、現在市場に出ている美しいエメラルドのほとんどは加工処理がされているのです。

エメラルドに内包物が多い原因には、クロムと呼ばれる元素が大きく関わっていると考えられています。エメラルドは“ベリル”という鉱石の一種なのですが、クロムがベリルの中に入り込むと、ベリルの結晶の成長が乱れます。そうすると、結晶内部の温められた液体が固まったり、カットによってむき出しになった液体包有物に亀裂が生じたり、といった現象が起こります。これが、エメラルドの内包物や小さな傷の正体なのです。こうした現象が起こるため、クリーンな天然エメラルドを発見することは非常に難しいとされているのです。

なお、カットを施した際に石の表面に小さな凹凸が生じると、その凹凸が原因で石の内部に無数の光の散乱が発生することがあります。その結果、石自体が白っぽく傷だらけに見えてしまうケースも多く報告されています。

エメラルドを美しくする“含浸処理”とは

「加熱処理」や「含浸処理」「漂白処理」など、宝石をより美しくするための処理方法にはさまざまなものがあります。処理方法のひとつである含浸処理は、オイル処理とも呼ばれ、一般的にエメラルドに施されるものとして知られています。その内容は専用のオイルや樹脂、ワックス、着色液などを石に浸し染み込ませて石の透明度や光沢を変化させるというもの。エメラルドのほか、ルビーやジェダイト、ターコイズといった宝石にも施されます。含浸処理に使用されるオイルは、“シダーウッドオイル”と呼ばれる樹木から抽出されるオイルが一般的です。シダーウッドオイルはひとつの樹木からではなく、数種類の針葉樹から採取されたオイルです。特に、ビャクシン属の針葉樹から多く採取されているのが特徴です。また、1990年代ごろからはエポキシ樹脂が急速に普及してきました。オイルと比較すると、エポキシ樹脂の屈折率はよりエメラルドに近いため、石のクラリティがさらに向上することが見込めます。宝石業界で有名な処理アイテムとして「オプティコン」という商標名があるのですが、これはエポキシ樹脂の一種です。
前述したとおり、エメラルドは内包物や小さな傷があることがほとんどです。さらに、カットや研磨、ジュエリーにするための加工などの工程で不適切な扱いを受けることで小さな亀裂が拡大してしまう可能性もあります。含浸処理は、こうした欠点を目立たなくするために昔から行われてきた処理方法なのです。

適切な含浸処理が施されたエメラルドは、石の魅力が最大限に引き出された状態にあります。そんなエメラルドは、買取専門店でも高額買取ができる代物です。お手元のエメラルドの売却をご検討中であれば、ジュエリー・ブランド品の買取専門店ゴールドウィンにご相談ください。

ゴールドウィンでは、国内の取引データはもちろん海外バイヤーとの情報交換で得た確かな情報をもとに、宝石の価値をしっかりと見極めます。他店では値段が付きにくく価値が見落とされがちな宝石も、隅々まで丁寧に査定。国内外に豊富な売却ルートを確保していますので、他店では難しい高額買取を実現することができますジュエリーの買取専門店をお探しの方は、この機会にぜひゴールドウィンをご利用ください。

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