イギリス王家が所有する「黒太子のルビー」の意外な正体|ゴールドウィンコラム

06-6348-2525

イギリス王家が所有する「黒太子のルビー」の意外な正体

2016年6月17日

ルビー

宝石は古くから富と栄光の象徴とされており、多くの権力者が買い求めました。現在でも販売、買取ともに盛んに行われています。なかには王族や貴族といった人々が所有していたものもあり、宝物館や博物館といった場所で保管されていることも少なくありません。
王家所有の宝石のなかには非常に有名なものもあり、そのひとつが「黒太子のルビー」と呼ばれる大粒のルビーです。これはイギリス王家が所有するもので、英国王冠の台座部分にはめ込まれています。
そんな黒太子のルビーですが、実は有名になったのにはもうひとつ理由があります。その理由とは、黒太子のルビーの意外な正体です。
ここでは、黒太子のルビーがどのようなものなのか、そしてその意外な正体についてご紹介します。

黒の騎士、エドワード三世の名を冠した宝石

「黒太子のルビー」についてですが、まずはその名前の由来となった黒太子についてご紹介します。
黒太子とは、14世紀にフランスとの間に起きた100年戦争、その前期に活躍したエドワード皇太子を指します。エドワード皇太子はエドワード三世の長男であり、黒い甲冑に身を包んで戦場を駆け抜けた勇猛果敢な騎士でした。多くの戦場で勝利をもたらし、フランス軍からノワール(黒)と称されて恐れられたことから、黒太子という名が付けられました。
この黒太子がルビーを手に入れたのは、1367年のこと。反逆にあったスペインのカスティーリャ王を助けたことで、王が所有していたルビーを譲られたのです。黒太子の死後もルビーはさまざまな人の手に渡り、戦場を駆け抜け、その都度イギリス王室へと戻ってきました。そのことからイギリス王室の守護石として、英国王冠にはめ込まれているのです。

「黒太子のルビー」はルビーじゃなかった?

「黒太子のルビー」として有名なこの宝石ですが、実はその正体はルビーではありません。古くはルビーだと思われていましたが、研究によりスピネルであることが判明したのです。なぜこのような間違いが起きたのか。それは、ルビーとスピネルが同一視されていたことに起因します。
ルビーとスピネルはどちらも真紅の宝石であり、産出される場所もほとんど同じでした。当時は鉱物学が未発達であり、今のように分析用の機器もなかったことからほとんどの宝石は見た目での判断となっていました。スピネルはルビーに非常に近い色と輝きをしているため、間違うのも仕方がないといえます。実際に、ルビーとスピネルが別の鉱物であることが判明したのは、18世紀のことでした。

価値以上に希少な宝石

宝石の販売や買取において、スピネルの価値はルビーに比べると低いもの。しかし、産出量はルビーの1/10程度しかなく、販売・買取の価値以上にめずらしい宝石であるといえます。そのなかでも巨大な「黒太子のルビー」は、間違いなく大変希少価値の高いものなのです。
ルビーやスピネルは、宝石買取でも人気が高い宝石です。特に鮮やかな赤色をしたものは、買取金額にも期待がもてるでしょう。もし家に眠っているルビーやスピネルがあるなら、宝石買取を利用してみてはいかがでしょうか。

ゴールドウィン梅田店

所在地
大阪府大阪市北区梅田1丁目11-4
大阪駅前第4ビル1F
最寄駅
JR「大阪駅」より徒歩3分
「梅田駅」地下街F-34より徒歩2分
TEL
06-6348-2525
FAX
06-6348-5165
営業時間
10:00~20:00
定休日
年中無休

ゴールドウィンなんば店

所在地
大阪市中央区難波4-5-14
コックドールビル7F
最寄駅
地下鉄「なんば駅」
9番出口直結徒歩0分
TEL
06-6586-6137
FAX
06-6348-5165
営業時間
10:00~20:00
定休日
年中無休

ゴールドウィンの選べる買取方法

  • 店頭買取
  • 宅配買取
  • 出張買取
  • 店頭買取
  • 宅配買取
  • 出張買取
  • 店頭買取
  • 出張買取
ページのトップへ戻る