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非加熱ルビーとは
2017年6月13日
希少性の高い非加熱ルビー(ノンヒート)
何も人の手を加えず綺麗な宝石は非常に珍しく、ほとんどの宝石がさまざまな加工処理が施されています。ルビーもその例外ではありません。ルビーの加工の際、昔から加熱などの処理を施すことで石の黒く見えてしまうのをを抑えて、より赤く美しくなるような処理がされています。
ルビーやサファイヤなどコランダムによく見られる、指針状の内包物(シルク・インクルージョン)を溶かして、透明度を高くする処理がされていることがあります。また、内包物をレーザーで焼き切ってしまったり(LDH)ガラスや鉛ガラス充填をした加熱処理の最終段階で、クリソベリル粉末を加え表面の発色を元の色から別の色に変化させてしまうこともあります。
特にルビー、サファイヤ、エメラルドは宝石のなかでも人気があります。
綺麗な宝石への需要供給が高くなっているため、人工的な処理を施して、より美しさをまとわせた宝石へと仕上げることができ、宝石の魅力を引き出す処理とも言えます。
しかし、ごく稀に加熱処理をしなくてもそのままで美しいルビーが採掘されることがあります。それが非加熱ルビー(ノンヒート)と呼ばれているものです。
非加熱ルビーなどの非加熱コランダムは希少性が高く、市場で高値で取引されています。加熱処理がされていないものは処理されている物と比べると約1.5倍ほどの値段で取引されることがが多いです。
1960年代からルビーの加熱処理が主流になり、ノンヒートの宝石自体を見かける事が非常に珍しくなりました。
ルビーの加工処理の技術も進化していて、非加熱ルビーを見分けることが難しくなっていると言えます。
見分け方は、加熱によって溶けた穴の痕跡が表面に見えていたり、熱で変質した小さな結晶などあれば、そのインクルージョンが加熱処理をした証拠になり見分けられます。ですが、ルビーの加工処理の技術開発が進んでいるため、それらの痕跡がなければ、加熱処理が施されたどうかはプロの鑑定士が見ても簡単には見極められないのです。
非加熱ルビーとして販売されているルビーは、第三者である宝石鑑別機関による分析結果報告です。
加熱された痕跡が見られないとされただけで、加熱処理されていないことを保証したり、証明しているわけではありませんので、ルビー購入の際はよく確認されることをおすすめします。
高額なお買い物ですので、天然の人口処理されていない宝石かどうか信用の出来る鑑別機関で鑑別書を取得されているかも重要なポイントになります。無加盟の鑑別会の鑑別書が付いている場合は特に注意が必要と言えます。
・中央宝石研究所
・GIA(Gemological Institute of America)
これら鑑別機関の鑑定書をオススメします。
ルビー購入の際は是非、正しい知識を持って質の良いルビーを選びましょう。