宝石は大きいだけでは高くならない?価値が逆転するケースを鑑定士が解説【2026年最新版】
宝石を売ろうと考えたとき、多くの方が最初に気にされるのが石の大きさです。 大きなルビー、大粒のサファイア、存在感のあるエメラルドを見ると、「これだけ大きければ高く売れるのでは」と […]
2024年11月14日

この記事の監修者
「これ売っていいの?」「いくらになるの?」
そんな不安を解消するために、貴金属、宝石の査定のプロがわかりやすく解説します。
2003年に質屋へ入社後、宝飾業界の現場で査定・接客経験を重ね、金・貴金属・宝石の価値判断に携わってきました。
現在は梅田・なんばエリアでゴールドウィンの店舗運営と査定統括を担当。
2023年には、箕面市へ寄贈された金29kg・プラチナ1kgの延べ板について、一般競争入札で最高価格を提示し、約3億円で落札・買取した実績があります。
日々の査定では、価格の根拠を分かりやすく伝える明朗な説明を大切にしています。
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買取できない宝石 アベンチュリンクォーツ
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本日は、宝石のクォーツの中でもなかなか値段の付きにくい、アベンチュリンクォーツという宝石について説明させていただきます。

アベンチュリンクオーツ
微細な結晶集合体で、クリプトクリスタルクォーツに分類され、橙、桃、赤、青、緑、黄色などの色相の種類が存在します。
半透明から不透明ですが、インクルージョンとして他の鉱物の微結晶が含まれ、これが光を反射させてキラキラと煌めく神秘的な宝石です。
インクルージョンが緑を帯びたモスコバイト(含クロム白雲母。別名、フックサイト)の場合には、光に照らされての緑に煌めき、パイライト、ヘマタイト、ゲータイトなどの場合には金銅色の煌めきとなり、インクルージョンの種類によって様々に変化します。
インクルージョンの微結晶による煌めき効果はアベンチュレッセンスとよばれ、アベンチュレッセンスの現われ方は、クォーツの透明度や色のほか、インクルージョンの結晶の大きさや含有量によって異なります。
アベンチュリンクォーツでは、着色された部分や明暗が帯状に現れることがよくあり、一般的なカットには、カボションやスラブ、ビーズにカットされることが多いです。
研磨がラフな状態では、表面に粒状のテクスチャーが現れますが、よく磨かれるとガラス光沢のようなやわらかい質感となります。
主な産地はオーストリア、ブラジル、インド、ロシア、アメリカおよびタンザニアで、市場には、アベンチュリンクォーツとアベンチュリンフェルスパー(サンストーン)の両方の模造石として扱われるゴールドストーン(茶金石)とよばれるものが出回っていますが、これはガラスに銅粉が入れられた人工石です。
中国では緑のアベンチュリンクォーツをジェイド(翡翠/ヒスイ)と称し、観光みやげ用などで売っていることがあり、注意が必要となります。
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