装飾用だけじゃない！ ルビーのさまざまな用途｜ゴールドウィンコラム

装飾用だけじゃない！ ルビーのさまざまな用途

2016年2月22日

指輪やネックレスなどのアクセサリーに用いられるルビー。ルビーといえば、装飾するものとイメージをする方がほとんどですが、実はそうではありません。装飾以外で使用されることもあるのです。ここでは、ルビーのさまざまな用途についてご紹介します。

知らない間に身に着けているかも！？

意外なルビーの用途のひとつに「時計の軸受け」があります。
アナログ式のクォーツ時計には2～6個、ゼンマイ巻きの機械式には7～20個の軸受けがあり、この軸受け石や穴石としてルビーが使われます。時計の軸受けに使用されるものは0.5～2.0mm程度のほんの小さなものであるため、宝石そのものの価値はあまりありません。しかし、0.002mm以下の誤差範囲での精度が必要とされているため、軸受けを作るにはかなりの技術が必要とされます。また、真っ赤に輝くルビーの石は、どんなに小さいものでも目につくため、時計の美しさを一層際立たせてくれます。時計の美しさは価値にも大きく関係しているため、軸受けにルビーが使用されているかそうでないかで時計の価値は違ってくるのです。

光も放つ！？意外な性質

その他には、レーザー光の発振にルビーが使用されることがあります。結晶に、強い光を集中的に与えると、ルビーの中に含まれているクロムイオン原子のエネルギー状態が高くなります。この状態のことを、励起状態といい、この状態は短時間で元に戻りますが、そのときに前に得たエネルギーの大部分をレーザー光として放出するのです。このレーザーは、半導体の熱処理や金属配線に用いられています。
他にもレコード針やトラックボールのボール受けなどに用いられることもあります。一般的にルビーは非常に高価なものであるとされていますが、実は意外と身近なところに存在しているのかもしれません。ただし、高コストのため、主には高級品で使用されています。やはり、良いものは良いものにしか使われないのでしょうか……。

ゴールドウィンでは、装飾用のルビーの買取を行っております。長く使用していないものや、この先使用する予定がないものはぜひお売りください。お客様の期待に答えられるような高額買取を行っております。また、買取額に納得いただけなかった場合は、自由に買取をキャンセルしていただくことも可能です。さらに、ルビーの他の宝石やブランド品の買取なども行っております。査定を受けてみると意外なものが高く売れたりすることもありますよ。気になった方は、まず一度お問い合わせください。