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魅惑の紅“ルビー”に隠された逸話とは?
2016年11月2日
買取専門店でも多くの取引がされているルビー。語源はラテン語のruberで、その意味はずばり「赤」。ルビーは、その深く美しい赤色の輝きで古代から多くの人々を魅了し続けてきました。そんなルビーには、数多くの逸話が残されています。ここでは、ルビーにまつわるさまざまな逸話についてご紹介します。
ルビーにまつわるさまざまな逸話
古くから存在しているルビーには、たくさんの逸話が残されています。古代ローマでは、ルビーには「軍人・マルス」と呼ばれる戦の神が宿ると信じられていました。この言い伝えから、戦場に赴く戦士たちは「勝利」と「無事」を願ってルビーをお守りに持っていたといわれています。なお、ラテン語の「マルス」は、英語では「マーズ」と発音します。これは、赤色に見える火星・マーズの語源になったともいわれています。
また、インドでは恐怖心をなくし快感を増幅させる秘薬として、粉末状にしたルビーが多く用いられていたとされています。同じくインドの伝統医学アーユルヴェーダでは、肝臓を強くしたり、風邪を治したりする不老長寿の秘薬としてルビーの粉末を使っていたともいわれています。
持ち主に危険を知らせるため、ルビーの色が変わる
ルビーには「持ち主に危険を知らせるために、その色を変える能力がある」といわれています。その言い伝えは、英国王ヘンリー8世の妻・キャサリン妃にまつわる逸話からきています。
キャサリン妃とは、シェイクスピアの題材にもなった英国王ヘンリー8世の妻であるキャサリン・オブ・アラゴンのこと。キャサリン妃は、位の高い貴族しか持つことができない最上級のルビーを所有していました。そんなキャサリン妃の所有するルビーですが、あるときからだんだんと色褪せていったそう。キャサリン妃が色褪せてゆくルビーを不思議に思っていると、ある日、夫であるヘンリー8世がキャサリン妃の侍女であるアン・ブーリンと恋仲であるという事実が明らかになりました。盲目状態になったヘンリー8世は、ついにアン・ブーリンとの結婚を決めてしまいます。しかし、当時のカトリック教では離婚が認められていませんでした。そのため、ヘンリー8世はキャサリン妃との結婚を無効にすることで事実上の離婚をして、アンと結婚をしてしまいます。
なんとも悲惨なキャサリン妃の人生ですが、彼女が所有していたルビーは、これから起こる災難を予感して色を変えていたのではないか、と言い伝えられているのです。
なお、余談ではありますが、キャサリン妃からヘンリー8世を奪ったアン・ブーリンは、国王暗殺、および不義密通を行ったという容疑で処刑をされました。一方、王妃を追放されたキャサリン妃は監禁に近い生活を余儀なくされましたが、その気立ての良さから多くの住民に慕われて、葬儀の際には大勢の国民が参列をしたそうです。
また、この一連したイギリス王室のスキャンダルは、イギリス国教会が1535年にカトリックから離脱するという社会的、または歴史的事態を招くきっかけにもなりました。こうしたイギリス全土を巻き込む災難も、キャサリン妃のルビーは予感していたのではないでしょうか。
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このように、さまざまな逸話を残しているルビー。実はルビーの産出量は非常に少なく、数だけを見ると実はダイヤモンドよりも希少性が高い宝石です。最高級ルビーの産地はミャンマーですが、そのミャンマーも紛争の危機にさらされることが多くなり、ますますルビーの希少性は高まっています。もしもご不要になったルビーがあれば、この機会に買取専門店のゴールドウィンをご利用ください。買取専門店のゴールドウィンでは、このような歴史背景や希少性をしっかりと理解したプロの鑑定士が鑑定を担当いたします。