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天然ルビーの“1,000分の1”の価値?合成ルビーとは
2016年12月22日
魅惑的に輝く「赤色」が特徴的なルビー。実は、ルビーはダイヤモンドに次いで高い硬度を持つ宝石でもあります。買取専門店でも多く取り扱われており、人気の高い宝石のひとつです。このルビーは、多様性がある宝石でもあります。産地によって色合いが異なることはもちろん、希少性が極めて高い「天然ルビー」や人工的な処理を加えた「加熱ルビー」によっても、色や形状が異なります。今回は、ルビーのなかでもあまり名前の知られていない「合成ルビー」について詳しくご紹介します。
合成ルビーってどんなルビー?
世の中にはたくさんの宝石があります。ルビーのほかにも、ダイヤモンドやサファイア、エメラルドやヒスイなど、宝石の種類はさまざまです。人工的な処理が一切施されていない宝石を「天然宝石」と呼び、人工的な処理が行われた宝石を「加工石」や「模造石」などと呼びます。そんな模造石のひとつが「合成ルビー」です。合成ルビーとは、人の手を加え科学的に作り出した人工的なルビーを指します。
ルビーはコランダムとクロムという物質から作られます。ルビーに含まれるクロムの割合はわずか1~2%。このクロムの割合が多すぎても少なすぎてもルビーにはなりません。この繊細な割合が自然界で発生する可能性は低く、だからこそ人の手で物質を合成して「合成ルビー」を生む手法が発達したのです。
合成ルビーの価値
天然ルビーは、採掘量に限りがあるため、極めて高い希少価値を持ちます。これに対し合成ルビーは、人工的に作られた模造石であるため、希少価値は高くありません。その価格は、同じ大きさの天然ルビーと比べると1,000分の1の価格といわれることもあります。
合成ルビーは、昭和初期まではジュエリーとして日本でも多く販売されていました。安価で手に入ることもあり、当時はかなりの人気を集めていました。それが現在の国内のジュエリー市場では、合成ルビーはほとんど取り扱われなくなりました。なぜかというと、天然ルビーの価値の高さが広く知れ渡ったからです。天然ルビーの認知が広がるに伴い、合成ルビーはジュエリーとしての価値をなくしていったのです。
天然と合成の見分け方
希少価値の高い天然ルビーと、希少価値の低い合成ルビー。せっかく購入するのであれば、希少価値の高い天然ルビーを購入したいですよね。しかし、専門家以外で天然ルビーと合成ルビーの見分け方を知っている方は少ないかと思われます。ただし、そこのふたつはちょっとした見た目の違いがあります。
天然ルビーと合成ルビーの見た目の違いとは、光にかざした際の「光の見え方」です。天然ルビーは、光にかざすと、光の帯が直線的に60度の角度で見えます。これに対して合成ルビーは、光にかざしても光の帯が見えなかったり、光の帯が直線でなく曲がって見えたりします。これらの違いの特徴を知っておけば、ルビーを購入する際に役に立つ知識になります。
天然ルビーと合成ルビーは、見た目にちょっとした違いがあるものの、「自分では判断しかねる……」という方も少なくないと思います。なかには「自分が持っているルビーは天然ルビーなのだろうか。それとも、人工的に加工された合成ルビー、もしくは、加熱ルビーなのか………。」と自信を持てない方もいるでしょう。所有しているルビーを手放したいと思っても、「天然でなければ売れないのでは………」と不安に感じてしまう方も多いはずです。
そんな方には、買取専門店に行くことをおすすめします。多くの買取専門店には、宝石の鑑定士が在籍しています。そのため、買取専門店に宝石を持っていけば、自分では価値の判断が難しいジュエリーの価値をしっかりと見極めることができるのです。また、鑑定ついでに、そのまま買取ってもらうこともできます。押し入れの奥に眠っているようなルビーがあるのであれば、ぜひ買取専門店ゴールドウィンにご相談ください。お持ちのルビーが天然ルビーの場合は、高価買取値が付くかもしれませんよ。