【鑑定士監修】ルビーに内包物があれば天然?合成ルビーが見分けにくい理由をGIAの事例から解説
ルビーに内包物があるからといって、天然石とは限りません。 天然ルビーにはさまざまな内包物が見られ、天然・合成を見分ける重要な手掛かりになります。 しかし、合成ルビー […]
2024年9月4日

この記事の監修者
「これ売っていいの?」「いくらになるの?」
そんな不安を解消するために、貴金属、宝石の査定のプロがわかりやすく解説します。
2003年に質屋へ入社後、宝飾業界の現場で査定・接客経験を重ね、金・貴金属・宝石の価値判断に携わってきました。
現在は梅田・なんばエリアでゴールドウィンの店舗運営と査定統括を担当。
2023年には、箕面市へ寄贈された金29kg・プラチナ1kgの延べ板について、一般競争入札で最高価格を提示し、約3億円で落札・買取した実績があります。
日々の査定では、価格の根拠を分かりやすく伝える明朗な説明を大切にしています。
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買取できない宝石 ロードクロサイト編
宝石、ダイヤモンドの買取専門店のゴールドウィンです。
当店の宝石、ダイヤモンドの買取価格は日本一!!
豊富な販路と、国内外の宝石専門バイヤーなどと連携をとり、一般相場よりも高価で買取いたします。
本日はロードクロサイトという宝石について、説明したいと思います。
たまに店頭にお持ち込みいただくロードクロサイトですが、単体ではお値段がなかなかつきません。
買取ができないことが多いので注意が必要です。

ロードクロサイトは赤またはピンクを呈する貴石で、主に次の2つのタイプの石があります。
ひとつは透明感があり結晶の粒度の大きなもので、濃色の赤やピンクを呈し、
ファセットカットにされることもあるタイプです。
もうひとつはピンクと白の層状の石で、カボションにされるほか鑑賞石として周材などにも用いられるタイプです。
ロードクロサイトという名前は、ギリシャ語で「バラ色」を意味する言葉に由来し、
1940年頃から商業的に利用されるようになりました。
稀に透明度の優れた宝石質の自形結晶が見つかり、ファセットカットされることもありますが、
原石の多くは微細結晶がピンクと白の層をなす半透明の石が塊状をなすものです。
ロードクロサイトの元素はマンガンの炭酸塩鉱物で、主にマンガン鉱床やマンガンを含む宝石です。
鉱脈鉱床に産します。赤やピンクの発色はマンガンに由来します。
また、ロードクロサイトは複屈折性があるため、
ファセットカットされた透明度の高い石では裏側のファセットが明瞭に二重に見えます。
完全な劈開があることに加えて硬度が低く、カットやジュエリーへの石留めが非常に難しい宝石です。
熱にも弱く、傷つきやすいために指輪にはあまり適しておらず、ペンダントやイヤリングにする方が多い宝石です。
大きさはファセットカットされたもので平均2~4ct、
層状の不透明なものは20ct以上の大粒のものになることもあります。
ロードクロサイトの産状として鍾乳石状の集合体をなすものもあり、
スライスやカットして彫刻の材料にされることもあります。
層状のロードクロサイトの古くからの産地はアルゼンチンで、「インカローズ」とよばれていました。
現在はアメリカが主な産地となっています。
ファセット加工できる大きな宝石質の石は稀で、南アフリカで少量採掘されましたが、現在は市場への新たな供給ありません。
アメリカのコロラド州産の上質な鮮やかな赤や濃いピンクの石は、
鉱物標本としてコレクター垂涎のものですが、宝石用としても非常に高く評面されています。
また、ペルー産にも質の良いものが多いとされています。
一方、アルゼンチン産の原石は不透明で安価であまり人気がありません。
日本では、北海道の稲合石館山で層状をなす宝飾品に使用できる質のものも採掘されています。
ロードクロサイトは壊れやすいため、超音波洗浄機は避けなければなりません。
化学薬品、特に酸の使用は酸禁で、石をセットした後にはジュエリーの金属部を磨くのも、
極力避けた方がいいとまでされています。
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