贈与税について
2017年10月26日
インゴットを譲り受けた場合、貰った側に贈与税がかかります。
個人間において無償で財産を移転した場合は、財産を受け取った人に対して贈与税が課されます。
贈与税の計算方法は、まず贈与を受けた財産の時価を計算します。金の場合は、市場価格が参考となります。
次にその金額から110万円の基礎控除を引いて残額を求めます。1年間に複数回の贈与を受けた場合でも基礎控除は年間で1回しか引けません。基礎控除を引いた残額が計算できたら、その金額を贈与税の税率表に当てはめて贈与税を計算します。
贈与税率はインゴットの金額によって10%から55%の税率が適用されます。贈与税は申告納税方式のため、贈与を受けた人は原則として確定申告が必要です。
基礎控除後の課税価格 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
200万円以下 | 10% | 0円 |
300万円以下 | 15% | 10万円 |
400万円以下 | 20% | 25万円 |
600万円以下 | 30% | 65万円 |
1,000万円以下 | 40% | 125万円 |
1,500万円以下 | 10% | 10万円 |
3,000万円以下 | 50% | 250万円 |
3,000万円超 | 55% | 400万円 |
巨額のインゴットを売ったり貰ったりすると高額な税金がかかってきます。
そこで、節税方法としてインゴットを一度溶かして小分けのインゴットに作り替える「精錬加工」という方法があります。
1Kgのインゴットを100gごとに10本に分けると、毎年100gで約50万なので4本贈与した場合200万以下に抑えることができ、非課税になります。
売却の際も200万以下で売却すると支払調書の必要がなくなります。
ゴールドウィンでは買取だけではなく精錬加工もおこなっておりますので是非、ご相談くださいませ。