【鑑定士監修】金の買取で「まとめて○円」は信用できる?一式査定で確認したい重量・純度・宝石の内訳
複数の金を買取店へ持ち込むと、「全部まとめて○万円です」と合計金額だけを提示されることがあります。 金の買取金額を合計で案内されること自体に問題があるわけではありま […]
2025年12月12日

この記事の監修者
「これ売っていいの?」「いくらになるの?」
そんな不安を解消するために、貴金属、宝石の査定のプロがわかりやすく解説します。
2003年に質屋へ入社後、宝飾業界の現場で査定・接客経験を重ね、金・貴金属・宝石の価値判断に携わってきました。
現在は梅田・なんばエリアでゴールドウィンの店舗運営と査定統括を担当。
2023年には、箕面市へ寄贈された金29kg・プラチナ1kgの延べ板について、一般競争入札で最高価格を提示し、約3億円で落札・買取した実績があります。
日々の査定では、価格の根拠を分かりやすく伝える明朗な説明を大切にしています。
・読売テレビ 「ウェークアップ」
・関西テレビ 「news ランナー」
・関西テレビ 「ジャルやるっ!」

監修:ゴールドウィン梅田店店長中村古物商許可番号621010160159
「18Kって書いてあるのに、どうして値段が違うの?」
「18Kと刻印があるから、てっきり18金だと思っていました」
大阪で金買取りの査定をしていると、こうおっしゃるお客様が本当にたくさんいらっしゃいます。
なかには、「もっと前にちゃんと調べておけばよかった…」と、査定のあとで少しショックを受けてしまう方も。
金買取りの査定に出す前に、18K・K18・18金の違いを正しく理解しておくことは、
を左右する、とても大切なポイントです。
ところが実際に検査してみると――
というケースも珍しくありません。
とはいえ、「世の中偽物だらけ」という話ではありません。
現場の肌感覚でいうと、18K刻印のある品物はだいたいこんな割合で混ざっています。
目次

※あくまで鑑定現場での体感値です
・本当の18金(純度75%前後)…………約40%
・純度75%には満たない金……………約55%
└16金・14金・10金など。金として価値あり
・金ではない偽造刻印……………………約5%
つまり、
いちばん大事なのは「刻印だけで判断しないこと」です。
このコラムでは、金買取りが初めての方でも分かるように、
を、できるだけやさしく、具体的にお伝えしていきます。
とは?-300x200.jpg)
──「教科書」と「現場」の間にある、ちょっとしたズレ。
まずは基本からいきましょう。
教科書どおりの定義
よく使われる表記
紙の上では、どれも「18金ですよ」という意味です。
ところが、金買取り・鑑定の現場で実際に純度を測ってみると、
というのが、正直な印象です。
ここで誤解してほしくないのは、
です。
ただし、「18Kと書いてあるから、18金の値段で売れるだろう」という前提で金買取りの査定に出してしまうと、査定結果を見て「思ったより安い」と感じてしまいやすくなります。
だからこそ、「刻印」と「中身」は分けて考えるクセをつけておくと安心です。
「偽物」でも「メッキ」でもない、18金に少し届かない金の可能性があります。
ここで、このコラムの主役ともいえる「アトK」の話にうつります。
アトKについてはネット上でもいろいろな説明がありますが、このコラムでは、私の主観でお話させていただきます。
アトK=刻印どおりの18金(75%)の場合とそうではないが、金をきちんと含んだ金製品の可能性があります。
具体的には、
など、「18金の基準には少し届かないけれど、金としての価値はある」というゾーンのことです。
アトKは「金メッキ(plated)」と同じ意味ではありません。
ですから、
ただ、「18金だと思っていたのに、実はもう少し純度が低かった」ということが、査定額の差につながることは知っておいたほうが安心です。
──G750なのに金1%未満だった、忘れられない一本のネックレス
読んでいるだけだと少しイメージしにくいと思うので、印象的だった実例をひとつご紹介します。
ある日お持ち込みいただいたのは、きれいな黄色味で、一見18金にしか見えないネックレスでした。
「おそらく18金だろう」と思いつつ、念のため検査してみると……
金の含有量は、まさかの1%未満。
つまり、中身はほとんど別の金属で、「750の数字だけ」それらしく見せていたわけです。
このような寄せ刻印には、他にも
などのパターンがあり、ぱっと見では本物の18金と区別がつきません。
こうした事例は、「見た目」と「刻印」だけでは、本当の価値は分からないということを、強く教えてくれます。
金の刻印についての詳しい記事はコチラ!

ここからは、「金買取に出す前に、自分でもざっくりチェックしてみたい」という方のために、ポイントを4つに絞ってお伝えします。
金は、とても重い金属です。
同じようなサイズ・厚みの指輪やネックレスなら、
という違いが出ます。
もちろん、手に持った感覚だけでは決められませんが、「思ったより軽い気がする」と感じたら、比重測定やX線分析をする価値は十分あります。
文字の内容(K18・18K・750)だけでなく、その「雰囲気」も大事です。
G750などの寄せ刻印は、位置や深さ、文字バランスにわずかな違和感があることが多いです。
「なんとなく雑な刻印だな」と感じたら、それも立派なチェックポイントになります。
18金は、中身まで金の合金なので、
という特徴があります。
一方で、次のような状態があると要注意です。
これは、純度の低い金やメッキを疑うサインです。
最終的に「これは何金ですか?」と判断する際、金買取りの査定では、
といった機械を使います。
先ほどのG750で金1%未満のようなケースは、見た目だけではまず分かりませんが、X線分析では数字としてはっきり表れます。
「刻印」ではなく「データ」で純度を確かめる時代になっていると考えていただくと分かりやすいと思います。

実際のご相談の中で多いパターンを、イメージしやすいように3つだけご紹介します。
海外製ジュエリーやネット・フリマアプリで購入した品物に多いパターンです。
まったくの偽物ではないものの、「18金としての値段」をイメージしていると、査定額に差を感じやすいケースです。
1980〜1990年代のジュエリーや、個人工房で作られた品物では、「当時の感覚では18金扱いだったが、今の精密測定では少し足りない」ということがありえます。
悪意のある偽物とは限りませんが、金買取りの査定額には影響が出ますので、事前に知っておくとショックが少なくて済みます。
Q1:18K刻印があれば、金買取で必ず高く売れますか?
A:刻印だけでは判断できません。
私の体感では、
といったイメージです。ただし、アトKの多くは中身に金を含んでいますので、純度に応じてきちんと買取価格はつきます。
「18金だと思っていたのが、実は別ランクだった」というだけで、価値そのものがゼロになるわけではありません。
Q2:アトKだった場合、金買取に出す意味はありますか?
A:はい、十分にあります。
アトKは「18金に少し届かない金」というだけで、多くの場合は金をしっかり含んでいます。
などであれば、その純度に応じて地金価格がつきます。
「18金ではなかった=金買取に出してもムダ」ということはありません。
まとめ:金買取りで損をしないためにいちばん大事なのは、「刻印」ではなく「中身」
18K・K18・18金の刻印があるジュエリーの中には、
が混ざっています。
金買取りで損をしないために、いちばん大切なのは、「刻印だけを信じる」のではなく、「中身の純度をきちんと知る」こと。
これを知ってから動けば、金買取りの場面で「こんなはずじゃなかった」という後悔はぐっと減らせます。
「ネットで買った18Kが本物か知りたい」
「相続で出てきた指輪の価値を確認しておきたい」
「売る前に、まずは純度だけでも見てもらいたい」
そんなときは、刻印だけで判断せず、比重やX線などのデータを見せながら説明してくれる金買取店に相談してみてください。
あなたの大切なジュエリーが、金買取の場面でも、きちんとした価値で扱われますように。
金・貴金属の高価買取のおすすめは大阪梅田・なんばのゴールドウィンで。
最新の価格相場で日本一の買取に挑戦!他社とも比較してください!
どこよりも高くをモットーに買取いたします。
複数の金を買取店へ持ち込むと、「全部まとめて○万円です」と合計金額だけを提示されることがあります。 金の買取金額を合計で案内されること自体に問題があるわけではありま […]
一般的な金メッキアクセサリーは、純金や18金のように金の重量を基準として査定できません。 しかし、一部のヴィンテージシャネルをはじめ、人気ブランドの金メッキアクセサリーには、ブラ […]
買取店のチラシや新聞広告を見るときは、大きく書かれた金額だけでなく、その価格が適用される条件まで確認することが大切です。 「最大○万円」「買取価格50%アップ」「手数料無料」と表 […]
はじめに 金の買取りでは、重量が査定額を決める重要な基準になります。 基本的な買取金額は、金製品の重量と純度、当日の1g当たりの買取価格をもとに計算されます。 &n […]
はじめに 買取りのご相談では、タイで購入された金のネックレスやブレスレット、指輪などをお持ち込みいただくことがあります。 日本の18金ジュエリーに見慣れている方から […]
【結論】重さ・純度・1gあたりの買取単価、この3つを明確に説明してくれない買取店には注意が必要です。 金の査定金額は、同じ品物でも買取店によって大きく変わることがよ […]
金の査定額を聞くだけの段階と、売却が決まった後の本人確認は別です。 金の買取査定前に名前・住所・電話番号の記入を求められた場合は、「何のために必要なのか」「査定後に […]
金インゴットを長期間保管していると、表面や刻印部分に擦り傷や小さな凹みがついていることがあります。 特に、ブランド名や純度、シリアルナンバーの周辺に傷があると、「この状態でもイン […]
5年後・10年後の国内金買取価格は、海外の金相場だけでなく、その時点の為替によって大きく変わります。 今回の記事で試しに設定した条件では、純金1gの参考額は5年後に約20,700~38,200円、10年後に約16,100 […]