
その金、本当に適正価格で売れている?実は損している人が多い理由
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2025年8月9日
今回は金の買取りについてよくお客さまからのご質問がある品物についてお話したいと思います。
金の相場が高騰していることから、店頭に立っておりますと色々な「金」を見る機会が多いです。
例えば金歯や眼鏡のフレーム、カフスや帯留め、仏具、香炉、金杯、茶釜など金を使っているものは意外と身の回りにある場合があります。
金の商品はバブル期に購入した物が多いのです。
その頃の金小売価格はこちらです。
バブル期始まり 1986年12月2,080円(税抜)
バブル期終わり 1991年2月1,544円(税抜)
2025年の現在では考えられない金相場でした。
当時ではプラチナの方が高価とされており、金は比較的買いやすい品物だったのです。
プラチナと比べると金はまだまだ安価でしたので、意外なところで金を使っています。
今回はその中でも金箔について少し掘り下げてお話したいと思います。
目次
金箔は、金を10,000分の1ミリ以下の薄さにまで延ばしたものです。
約0.1~0.2ミクロンの厚みですので、少しの風でも飛んでいってしまう程です。
一般的な金箔は金の純度99.99%(純金)であることが多いですが、稀に銀や銅を混ぜた合金金箔も存在します。
とても薄く、先程お伝えしたように空調の風や手の静電気で破れてしまう程です。
金箔を貼り付けるような作業には専用の道具や高度な技術が必要とされています。
そしてここまで薄くても金の特徴はそのままで、酸素や湿気、酸・アルカリにも強いので、変色もしません。
ゴールド色で光り輝く光沢があり、仏像や美術品にも使用される場合があります。
日本では加賀(石川県金沢市)を中心に、寺社仏閣、工芸品、化粧品、食品など使用するのは様々です。
ですが、純度や形によって買取り不可の場合もあります。
純金箔(24金)であれば、スクラップの地金として買取する事ができます。
当然金箔は刻印がありませんが、買取り可能です。
合金箔を買取しようとすると、一度精錬加工をしなければなりません。
金箔の状態で純金でない場合は、正しい純度を計測する事が難しいためです。
一度焼いて一枚の板にする事が精錬加工というのですが、この精錬加工には諸経費が必要となります。
合金箔は基本的に金の純度が低いです。
そして厚みがないことから重量が軽いため、結果精錬加工費用の方が高くなってしまい買取が難しくなります。
金の純度が低い場合の買取方法についての記事はコチラをご覧ください。
ですので、金箔をお持ちの場合はまず金の純度を量ることが重要になります。
金箔の主な生産地は石川県金沢市です。
あまり知られていませんが、金沢は日本の金箔生産量の99%以上を占めております。
加賀百万石の文化の中で、装飾技術として発展したと言われています。
そして金箔の原料はインゴットの金を打ち延ばしされて加工して作られます。
金を「たたら打ち」で徐々に薄く延ばしていきます。
専用の箔打紙という和紙(箔打紙)に挟んで、何度も繰り返し打ちつづけます。
特殊な製法で加工された紙により、金を均一に薄く延ばす。
専用の打ち紙は手作業で作られ、職人技が必要とされています。
打ち終わった金箔を正方形にカットします。
大きさは約10cm×10cmです。
そうすると静電気で箔が浮くため、専用の竹べらで慎重に移します。
機械生産されている金箔もありますが現在でも手作業が主流です。
これだけ機械が発達していても極薄に均一に仕上げるには今もなお職人の手仕事が不可欠なのです。
日本の金箔を作る職人の腕は世界でも注目されています。
この金箔の作り方をしているのは、世界でも日本だけです。
金箔の歴史は長いですが、主に何に使われていかをお伝えいたします。
金箔の用途は様々です。
まずは伝統工芸に使われており、蒔絵、漆器、金屏風、仏壇仏具、襖絵などです。
そして次に建築の装飾としても多様されています。
日本の歴史でも重要な金閣寺や日光東照宮などの外装や内装を彩る装飾として使われています。
次にアートにも金箔は使われています。
美術作品として仏像彫刻で煌びやかさを表現するのに金箔は重要です。
続いては食品です。
一般的な食事には使われることはほとんどありません。
高級和菓子やお酒(日本酒・シャンパン)、寿司などの装飾に使われることがあります。
金なのに食べても大丈夫かな?とご心配される方も多いですが、食品添加物として認可されており、消化吸収されませんので問題ありません。
意外だのは化粧品にも使われていることです。
金には抗酸化作用があるとされ、エイジングケア用の成分として利用されています。
フェイスマスク、ボディローション、クリームなどに金箔を練り込んで使われます。
次にこれも意外と知られていない取扱う際の注意点についてお話いたします。
金箔は皮脂や静電気で破れるため、素手で触ってはいけません。
専用のピンセットや竹べらを使い取り扱います。
湿気で変質することはほとんどありませんが、打ち紙などを保存するには乾燥状態を保つ必要あるためです。
専用の紙や専用のケースで、光や風を避けて保管するのが理想的です。
金箔は昔から存在しますが、調べてみると意外な事実が沢山わかりました。
金箔の豆知識についてお話したいと思います。
金箔は無味無臭です。金箔は見た目が全てで高級感や煌びやかさを演出するためのものなのです。
初めにお伝えしたように金箔の厚みは1㎜の1万分の1程度なのです。
10cm四方の1枚で、約2000枚積んでようやく1㎜になるほど薄いものなのです。
金属なのに軽く、静電気や手の風でも舞い上がります。そのため「箔移し」や「箔押し」には職人の高度な技術が必要。
一般的には24金インゴットを少しずつ加工して薄く打ち延ばしていきます。
金を打つときに使われた和紙には金属の微粒子が染み込み、これが「油取り紙」として江戸時代から人気があります。
現在も「金箔打ち紙あぶらとり紙」として販売されているほどです。
金のインゴットについての詳しい記事はこちら!
ヨーロッパでは絵画の額縁や宗教画、仏教国では仏像の装飾にも使用されています。
現在ではアートやジュエリー分野でも金箔は世界的に利用されている。
ゴールドウィンは大阪の都心部である梅田店と難波店で店頭買取を行っております。
金箔はもちろん、刻印のない金のお買取りすることができます。
一部買取不可のお品物がございますので、ぜひお問い合わせくださいませ。
【店舗情報】ゴールドウィン 梅田店 難波店詳細ページ
タンスの肥やしになっているそのお品物が驚きの買取価格に!という事も、店頭で買取をさせていただいていると毎日あります。
お気軽にご来店くださいませ。
ゴールドウィン 梅田店 店長 中村監修 古物許可番号621010160159
この記事の監修者
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