【鑑定士監修】金の刻印(ホールマーク)について 買取前に必ず知っておきたい、真贋の見分け方と安心の基準
監修:ゴールドウィン 梅田店 店長 中村 古物許可番号621010160159 あなたの金、その刻印は本当に本物ですか? 小さな指輪の内側に、ひっそりと刻まれた「K18」や「750」。 この刻印(ホールマーク)は、金の […]
2025年10月30日


監修:ゴールドウィン梅田店 店長 中村 古物商許可番号621010160159
同じ「999」の刻印でも、査定額が2万円違うことがあるって本当?
「同じ純金999なのに、さっきの買取店より2万円高くなった!」
その理由、ご存知でしょうか?
大阪・梅田・なんばで最近増えているご相談です。
中国の「千足金」、タイの「足金」、そして東南アジアの「シナ金」。
見た目は同じ黄金色でも、刻印の基準や製造背景が違うだけで、査定は大きく変わります。
更に刻印と中身が一致しないことも、現場では珍しくありません。
このコラムは、難しい用語をかみ砕きながら、シナ金、千足金、足金を高く買取りしてもらうための完全ガイドです。
目次

「千にも届くほど純粋」。王侯や寺院の装飾に使われた歴史語で、信頼の印という意味です。
タイ・ベトナム圏の金。宗教儀礼とも結びつく徳と清浄”の象徴と言われています。
中国本土や東南アジアの高純度の金を指す総称。工場生産の精度が年々向上しています。
「呼び名=誇り」の側面が強い一方、実際の価値は測ってみないと分かりません。ここが最初の落とし穴です。
24金と22金では金の含有量がたった8.4%の差です。
ですが今の相場で100gならそれぞれの買取金額には20万円の差があります。
うっかり24金を22金で買取りされないようにしなければなりません。
22金と24金の違いの詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。

ほとんどの金のアクセサリーに入っている刻印(ホールマーク)。
基本的には刻印通りの純度なのですが、一部例外があります。
日本の金のインゴットやコインは999.9に極めて厳格です。
日本で製造されホールマークの入っている物は基本的に間違いありません。(コピー品は除く)
一方で、中国・東南アジアでは「999=99.9±0.1%」と扱われることもあり、同じ999でも中身に確かな誤差があります。
ですので、刻印=保証書ではないのです。
刻印が薄くてもご安心ください。
比重+X線で本来の純度は数値で判定できます。
海外からのお土産の金のアクセサリー。東南アジアではしっかりと自国の基準を守った金ももちろんありますが、中には旅行客を騙して儲けていた悪い業者も存在しました。
最終判断はX線分析だけが確実。目でメッキかはわかっても金の細かな純度を見抜くはプロでも無理です。

海外の金を査定していると色々な事が起きます。今回は3つのケースをご紹介します。
旅行土産のバングル。刻印は「足金」。
分析結果はAu 99.96%。千足金を超える金でした。
30年程前に東南アジアで買った金のネックレス。
「999」刻印でもAu 91.7%で22金でした。
いつどこで購入したかもわからないおばあちゃんにいただいたという金のネックレス。
擦れて刻印も見えません。
X線で分析した結果、K24と判明しました。
こちらのケースのように刻印がない、もしくは擦れて消えてしまっても金であれば買取は可能です。
刻印がない金の買取りについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。

1.刻印は信じすぎない:海外の製造の物のロゴや刻印はあくまでヒントです。
金の買取専門店で見てもらいましょう。
2.きちんと測定してもらう:比重やX線の数値を一緒に確認できる店で査定してもらいましょう。
特に比重計は基本的にお店に置いてあります。
すぐに測定できるため、比重値を確認させてもらいましょう。
3.海外の金でも純度通り買取してもらえるお店を探す:買取店も沢山あります。中には明らかに22金以上の金を18金と言って買取しようとしてくるお店も存在します。
買取をその場で即決を急かす買取店は怪しいので、一旦帰りましょう。
金の買取店で何軒か比較したいけど、どこに行けば良いか分からない、そんな方はこちらの記事をご覧いただき、是非お比べください。
このコラムの冒頭でお伝えした「同じ999でも2万円違う」理由。
海外の金の基準差/混合率の揺らぎ/測定方法と反映スピード/説明の透明性
これらの差が積み重なるからです。
だから、誰に、どこで、どう測ってもらうかがすべてといっても過言ではありません。
大阪・梅田・なんばで金を買取をしてもらう際は、その場で数値を開示する店を選んでください。
そして、もしよかったらゴールドウィンにご相談ください。
「見た目」ではなく「中身」で、査定いたします。

この記事の監修者
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