
【Drゴールド シリーズ#3】希少価値が高い金貨の歴史と投資としての魅力
まず初めに皆さんごきげんよう。金やプラチナの専門家ゴールド博士です。 皆からはDrゴールドと呼ばれています。 今日も皆さんを知識と発見の旅へとご案内いたします。 私は今までのコラムで「#1なぜ6年連続で金は最高値を更新し […]
2025年9月4日
金は古くから世界中で価値のある貴金属として重宝されてきました。
その美しい輝きや腐食しにくい特性は、人々の財産や権威の象徴としても長い歴史を持っています。
特に日本で人気のあるジュエリーのひとつに、喜平ネックレスがあります。
喜平ネックレスはその独特なチェーンデザインと重厚感から、男性を中心に根強い支持を受けていますが、その素材となる金の価値や背景については意外と知られていないことが多いのも事実です。
この記事では、金の基本的な種類やその価値がどのように形成されてきたのか、歴史的な金本位制の話を交えながら、喜平ネックレスを例に初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
金の価値の根底には、単なる装飾品以上の意味や歴史が隠されており、それを理解することでジュエリーとしての魅力だけでなく、資産としての価値もより深く感じられるはずです。
こらから喜平ネックレスを購入したり、手持ちの喜平ネックレスを査定に出す際にも役立つ知識となるでしょう。ぜひ、最後までお読みいただき、金の奥深い世界に触れてみてください。
目次
ジュエリーに使われる金にはK24・K18・K14といった刻印が入っています。これは金の純度を示すもので、数字が大きいほど金の含有量が高いことを意味します。なお「金のカラット」と「ダイヤモンドのカラット(重さ)」は全く異なる単位なので、混同しないよう注意が必要です。
K24は金の純度がほぼ100%(99.99%以上)で、純金とも呼ばれます。純金は非常に柔らかく、傷つきやすいため、ジュエリーとしてはあまり使われず、主にインゴットやコインなど資産価値の高い形で流通しています。
純金とその一つ下の純度である22金との違いに興味がある方はこちらの記事をご覧ください。
K18は金の含有量が75%、残り25%を銀や銅などの金属で補強した合金です。耐久性と加工性に優れ、金の美しい色味を保ちつつ日常的な使用にも耐えるため、喜平ネックレスをはじめとしたジュエリーに多く使われています。
とはいえ18金のでも25%は金ではないので、長い年月を経て変色したり錆びる可能性があります。
その場合の原因やお手入れ方法が気になる方は是非こちらの記事をご覧ください。
K14は金の純度が58.5%で、K18よりさらに硬く日常使いに強いのが特長です。色味は少し薄くなりますが、耐久性やコスト面で優れており、特に海外のファッションジュエリーでよく採用されています。
同じ喜平ネックレスでも、純度によって価値や査定価格は大きく異なります。金の重さだけでなく、何金か?によって買取金額が変動するため、売却時に損をしないためにも、金の種類についての基本知識は必須と言えるでしょう。
昔から金は価値の基準として使われてきました。
特に19世紀から20世紀前半にかけて、多くの国々は「金本位制」と呼ばれる制度を採用していました。これは、自国の通貨の価値を一定量の金と結びつけ、その金の保有量に基づいて通貨を発行する仕組みです。
金本位制の最大のメリットは、通貨の価値が金の価値に裏付けられているため、安定した通貨の価値を維持しやすいことにありました。これによりインフレーションの抑制や国際間の為替レートの安定が期待されました。
しかし、20世紀に入ると第一次世界大戦や世界恐慌の影響で、各国は金本位制を維持することが難しくなりました。
戦争や経済危機によって金の保有量が減少し、通貨発行に制約がかかるため、柔軟な金融政策を行うことができなくなったのです。
結果的に多くの国が金本位制を放棄し、現在のような管理通貨制度へと移行しました。
この歴史を理解することで、なぜ今なお金(ゴールド)が「価値の象徴」として尊ばれ続けているのか、その背景が見えてきます。金は単なる装飾品や資産以上の意味を持ち、長い歴史の中で世界経済の基盤としての役割を果たしてきたのです。
金本位制が終わった今でも、金は通貨やデジタルマネーとは違い、国境を越えて価値を持つ実物資産として注目されています。どの国に行っても金の価値は通用しやすく、経済や情勢が不安定なときほどその存在感が高まります。
金は地球上に存在する量が限られている希少な金属であり、さらに錆びず、劣化もしにくいという特性があります。このため、何年経っても価値を失いにくく「信頼できる資産」として人々から選ばれてきたのです。
株や不動産などの価格が下落する場面でも、金は価値が下がりにくいとされ、インフレーションから資産を守る避難先として重宝されています。特に経済不安が高まるときは、世界中の投資家が金を買う傾向が強まり、需要も価格も上がりやすくなります。
こうした理由から、喜平ネックレスなどの金製品も、単なる装飾品ではなく「資産」として扱われるようになってきています。特に18金や24金などの高純度のネックレスは、資産価値を保ちやすく、買取時にも高値がつきやすいのが特徴です。
喜平ネックレスの価値を左右する最大のポイントは、何金かです。24金、18金、14金など、素材の純度によって買取価格は大きく変わります。一般的に、金の純度が高いほど価値も高くなるため、まずは刻印(K24、K18など)を確認しましょう。
喜平ネックレスの特徴は、ずっしりとした重量感。実は、金の買取価格は基本的にグラム単位で計算されるため、重ければ重いほど価値が高くなるのが特徴です。たとえば同じ18金でも、50gと30gでは査定金額に大きな差が出ます。
はじめて査定に出すときにいちばん大事なのは、「どこに売るか?」です。大手だから安心というわけではなく、金の専門知識がある店舗や、査定実績が豊富な買取専門店を選ぶことが大切です。口コミやホームページで金の買取実績や査定方法の丁寧さなどをチェックすると安心です。
多くの店舗では、金の査定は無料で行われるのが一般的です。査定だけでもOK!と書かれているお店を選べば、売るかどうかはその場で決めなくても大丈夫。しっかりと説明してくれる店員さんなら、無理に売らされる心配もありません。
ひとつの店舗だけで決めずに、2~3店舗で比較するのもすすめです。買取価格に差が出ることもありますし、対応の良し悪しも含めて、自分が安心できる場所を見つけましょう。
「刻印が見づらいけど大丈夫?」「金メッキかもしれないけど査定できる?」など、ちょっとした疑問がある場合でも、恥ずかしがらずに聞いてOK!丁寧に説明してくれるお店こそ、長く付き合える信頼の証です。
金の査定をしてもらう場合はどのようなお店で査定をしてもらうべき?と。迷っている方はこちらの記事をご覧ください。
金は、ただの装飾品としてだけでなく歴史的にも経済的にも「価値の象徴」として世界中で扱われてきた特別な存在です。とくに喜平ネックレスのような金製品は、見た目の美しさだけでなく、その素材に込められた純度・重さ・歴史的背景など、多くの要素が詰まっています。
本記事では、金の種類や純度、金本位制といった歴史的な背景、現代における金の資産価値、そして査定時のポイントに至るまで、初心者にもわかりやすく丁寧に解説してきました。これまで何気なく身につけていた金のネックレスも、こうした知識を得ることで「資産」としての一面が見えてくるはずです。
「金について詳しく知る」ことは、単なる雑学ではありません。正しい知識を持つことで、売るときなど、人生のさまざまな場面で判断の助けになります。そして何より、あなたの大切な品物に対して、より深い愛着と価値を感じられるようになるでしょう。
喜平ネックレスを通じて、金の魅力に触れてみませんか?知らなかった世界が、きっと見えてくるはずです。
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ゴールドウィン 梅田店 店長 中村監修 古物許可番号621010160159
この記事の監修者
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