
金を売る時に知らないと損します!査定前に知っておきたい3つの注意点【訪問買取編】
「ちょっと聞くだけのつもりだったのに、なぜか売ってしまった…」 「感じの良い若者だったけれど、後から思えば妙な点が多かった」 「着物の査定で呼んだのに、金も強引に査定されて、なかなか帰ってくれないので売ってしまった。。。 […]
2025年8月26日
金は装飾品としてだけでなく、金相場が高騰した近年は買取市場でも注目を集めています。
しかし、金の価値はデザインやその見た目だけで判断されるものではありません。
実は、金の価値を決定づけるのは「重さ」や「純度」、そして「相場」とです。
このコラムを読むと、「金を正しく見極めるための知識」と、「買取で損をしないための具体的なコツ」が分かります。
一見すると輝きやデザインで価値が決まるように思える金ですが、実際には 「重さ」「純度」「相場」 がすべての基準です。
つまり、デザインが古くても重さがあれば高値がつき、逆にブランド品であっても余程の人気モデル以外は軽ければ査定額は伸びない可能性があります。
また、このコラムでは「金メッキと本物の違い」や「刻印の読み方」など、初心者でもすぐに役立つ見極め方も紹介しています。
このコラムは、ただの知識紹介にとどまらず、売る人にとってリアルに得をする情報が詰まっています。
目次
金の買取りで避けては通れないほど、必要になる純度と重さ。
これによって買取価格が大きく変わってきます。
買取店に持ち込む前に、事前に調べておくのもおすすめです。
金の買取りでは、まず「何グラムあるか」が最も基本的な価値の基準になります。
1gあたりの相場価格に重量を掛け算することで、大まかな買取価格が算出されます。
例えば、24金(K24)の指輪が10gで、相場が1gあたり17,000円の場合、単純計算で17万円になります。
金の純度も重要な評価基準です。
よく見かける「K24」「K18」などの表記は、金の純度を示しており、K24は純金(99.9%以上)、K18は金75%を意味します。
純度が高いほど金の含有量が多いため、当然ながら価値も上がります。同じ重さでもK24とK18では数万円単位で査定額が変わることもあるため、純度の確認は欠かせません。
・K24(99.9%)=最も価値が高い
・K18(75%)=日本のジュエリーに多い
・K14・K10=安価で変色しにくいが純度は低い
・アクセサリーとインゴットで何が違う?
同じ金でも、アクセサリーとインゴット(金塊)では評価方法に差があります。
インゴットは投資目的で作られた純金の塊であり、金の価値がそのまま価格に反映されるのに対し、リングやネックレスなどのアクセサリーは装飾のための加工が施されているため、純度が低くなることもあります。また、デザインやブランドによって多少のプレミアが付くことはあっても、あくまで重さと純度が査定の基本です。
金の価格は株式市場のように毎日変動しています。
為替の変動、世界情勢、インフレ懸念などが影響し、価格は日々上がったり下がったりします。
そのため、売却を考えている場合は、金の価格相場をチェックする習慣をつけるとよいでしょう。
難しいですが相場のピークを狙えば、同じ金でも何万円も差が出ることがあります。
売り時を見逃さないことが大切です。
美しく輝いていても、それが金メッキである可能性もあります。
金メッキとは、別の金属の表面にごく薄い金をコーティングしたもので、中身は真鍮やステンレスなどが使用されています。
一見すると見分けがつきませんが、重さが軽かったり、刻印がなかったりすることが多いため、注意が必要です。専門の買取店では比重計などの機器で正確に判定してくれます。
簡易的にはなりますが、自宅で調べる際には磁石を用意し、磁石に反応が出るとそれは金メッキです。
金製品には「K18」「K14」「K10」などの刻印が打たれているのが一般的です。
これは金の純度を示すもので、価値を見極める大きな手がかりになります。
ただし、刻印があっても偽装刻印というケースもあるため、あくまで参考のひとつと捉えましょう。
信頼できる買取店などで鑑定してもらうのが最も確実です。
ティファニーやカルティエといったブランドジュエリーは、美しさや人気の高さから高額で売れると思われがちですが、実際はブランド価値があまり査定に反映されない場合もあります。
もちろん例外もあり最新のモデルや人気モデルであれば話は別です。
ですが買取業者が重視するのは「金としての価値」なので、ブランドよりも重さと純度の方が優先されることが多いのです。
もちろん保存状態や人気モデルであれば多少のプラス査定が期待できることもあります。
金の良いところは、酸化や劣化に強いため、古くても価値が下がらないことです。
数十年前のリングやネックレスでも、金としての純度と重さがしっかりしていれば、高価買取になります。
デザインが古いからといって捨ててしまうのはもったいない話。むしろ、今の金価格の高さを考えると、昔の金製品ほどお得に売れることもあるのです。
今では金を買取るお店も増え、どこに持って行けばいいのか、どこが1番高く金を買取ってくれるのか、お店が多すぎて迷われる人も多いかと思います。そんな時は金の相場や手数料を確認しましょう。
基本的に金の買取価格は「相場×重さ」で決まりますが、実際にはそれよりも下回る価格になることもあります。なぜなら、買取業者側には手数料がかかるためです。
そのため相場より手数料を何%掛かるかを事前に確認することが大切です。
良心的な業者は事前にしっかりと説明してくれます。
金を売る際は、1店舗だけで即決せず、複数の店舗で見積もりを取るのが大事です。
同じ金でも、店舗によって買取価格に1gあたり500円〜1000円以上の差が出ることもあります。とくにブランドや特殊な形状の金製品は、買取価格にバラつきが出やすいので、慎重に選びましょう。
アクセサリーには金以外の素材(ダイヤモンド、ルビー、留め具の金属など)が使われていることがあります。中には、石付きであることが評価されたり、18金とプラチナのコンビ製品として高く買い取られるケースもあります。
可能なら、素材の詳細がわかる保証書や証明書を持参するのが良いです。
ダイヤモンドや宝石などが付いている場合、宝石にも値段が付いているかなども確認しましょう。
金以上に宝石は買取店によって値段の差が出てくるので、金以外の価値が加算される買取店を選びましょう。
金価格は年によって大きく変動します。2020年代に入ってからは世界的な経済不安や円安により、金価格は高騰傾向にあります。
「そろそろ売り時かな?」と思ったら、金相場のグラフを1ヶ月〜半年単位でチェックしてみましょう。高値圏での売却は、大きな差益を生む可能性があります。
金を高く売るのであれば、このタイミングが1番大事になるかもしれません。
金はその美しさよりも「重さ」や「純度」、「相場」といった数値的な指標によって価値が決まる資産です。たとえデザインが古くても、金である限りは確かな価値を持ち続けます。
買取を検討している方は、見た目やブランドだけに惑わされず、冷静に重さや純度、相場をチェックすることが重要です。
正しい知識と判断があれば、あなたの手元にある金製品が意外な高値を生むかもしれません。まずは信頼できる買取業者に相談して、あなたの“金の価値”を確かめてみてはいかがでしょうか。
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この記事の監修者
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