【鑑定士監修】金買取シミュレーターと違う!?店舗で査定をするとガクンと下がる4つの罠
金の買取店のHPには金の純度と重量を入力すると査定金額がでるのが金買取シミュレーターです。 ネットの金買取シミュレーターの計算結果は、一部は信用できますが、ほとんど […]
2026年2月19日

この記事の監修者
「これ売っていいの?」「いくらになるの?」
そんな不安を解消するために、貴金属、宝石の査定のプロがわかりやすく解説します。
2003年に質屋へ入社後、宝飾業界の現場で査定・接客経験を重ね、金・貴金属・宝石の価値判断に携わってきました。
現在は梅田・なんばエリアでゴールドウィンの店舗運営と査定統括を担当。
2023年には、箕面市へ寄贈された金29kg・プラチナ1kgの延べ板について、一般競争入札で最高価格を提示し、約3億円で落札・買取した実績があります。
日々の査定では、価格の根拠を分かりやすく伝える明朗な説明を大切にしています。
・読売テレビ 「ウェークアップ」
・関西テレビ 「news ランナー」
・関西テレビ 「ジャルやるっ!」

ゴールドウィン梅田店店長中村監修
古物許可番号621010160159
2025年、金相場は大きく上昇しました。
「今売るべきか」「まだ上がるのか」この相談は2026年に入りさらに増えています。
ここで重要なのは予想ではありません。
相場の構造を理解しているかどうかです。
2026年の金相場は乱高下する可能性が高く、為替の影響もさらに強く出ます。
本記事では金の売却時期で迷ってらっしゃる方へ
2025年の上昇理由を整理しながら
2026年の判断軸を具体的に解説します。
目次

2025年の金相場を振り返ると、「高騰した」という一言では説明が足りません。
実際に起きていたのはドル金価格の上昇+円安の進行+中央銀行需要という複合的な押し上げです。
日本の買取価格は「世界の金価格×為替」で決まるため、この3つが重なった2025年は国内価格が上がりやすい年でした。
ここでは、査定現場の視点も含めて2025年の強さの理由を整理します。
2025年の金相場を支えた最大の要因は、各国中央銀行の金購入です。
特に新興国を中心に外貨準備として金を増やす動きが継続しました。
理由は明確です。
中央銀行は短期売買をしません。一度買えば長期保有が前提です。
つまり市場から金が消える
→供給が減る
→価格が下がりにくい
という構造が生まれます。
2025年は「下がりにくい土台」がすでに形成されていた年でした。
日本の買取価格が強かった最大要因は円安です。金はドル建てです。
例えば
ドル金価格:横ばい
為替:140円→155円
この場合、日本価格は約10%上昇します。
2025年はまさにこの状態でした。
世界の金価格が大きく上がらなくても円安だけで国内価格は上昇。
つまり日本は世界より高く見える年だったのです。
2025年は売却判断の相談が増えた年でした。
価格が上がっただけでなく、どこで売るかの差が広がった年でもあります。理由は単純です。
しかし現場ではもう一つの変化がありました。
それは価格差の拡大です。
相場が上がると店の対応差が出ます。
同じ日でも1g300〜800円差というケースも珍しくありません。
20gなら6,000〜16,000円差にもなります。
2025年は「高い年」でもあり「差が出た年」でもありました。

2025年は「上がった年」でしたが、2026年はバランスが崩れやすい年です。
つまり方向より変動幅に注目すべき年です。
ここからは、査定現場の視点も含めて注目すべきポイントを整理します。
金は金利と逆相関しやすい資産です。
2026年は世界的に金利の方向転換が議論される年です。
利下げ期待が出る
→金が買われる
→相場上昇
逆に利下げが遅れる
→ドル高
→金は横ばい
この期待と現実のズレで短期的な上下が起きやすくなります。
特に注意すべきは発表当日ではなく「前後」の動きです。
ニュースが出る前に価格が動くことが多いため、ニュースが出た時にはすでに価格が動いているという現象が起きます。
2026年に多くなる相談は次の2つです。
結論は人によって違うということです。
見るべきは相場ではなく状況です。
2026年は「予想で売る」より「条件で売る」が重要になります。

金相場を見るときに重要なのは未来予測ではなく今の数字の読み方です。
ここを理解することで売却判断の精度が上がります。
テレビやネットニュースで出る金価格は主にドル建て金価格です。
これは世界の取引市場の価格であり、日本での買取価格とは別物です。
日本の買取価格はドル建て金価格+為替+国内手数料+流通コストで決まります。
つまりニュースで「金が上がった」と出てもそのまま同じ割合で買取価格が上がるわけではありません。
逆にドル金が横ばいでも円安が進めば国内価格は上がります。
相場を見るときはニュース価格=売却価格ではないと理解しておくことが重要です。
相場を見るときに意外と見落とされるのが総額の感覚です。
例えばK18の単価が100円違うだけで10gなら1,000円差。
30gなら3,000円差。
100gなら1万円差です。
相場を見るときは「1gいくら」だけでなく自分の持っている重さでいくら変わるかまで計算することが重要です。
単価だけ見て小さな差に見えても総額では大きくなります。
金相場の予想記事は世の中に多くあります。
一方で現場で大切なのは予想ではなく今の現実です。
判断材料は3つだけです。
・今日の相場
・今日の為替
・今日の店の提示額
この3点が揃って初めて判断できます。「もう少し上がるかも」という考えは間違いではありません。ただし未来は誰にも断定できません。
そのため相場を見る時は期待ではなく条件で考える方が納得しやすくなります。
一度だけ相場を見ると高いのか安いのか判断が難しいものです。
しかし数日〜数週間見ていると動きの幅が分かってきます。
・いつ動くのか
・どれくらい動くのか
・急落はどの程度か
これが見えてくると売却タイミングの判断が安定します。
2026年は特にこの「慣れ」が重要です。
まとめ
2025年の上昇は偶然ではありません。
複数の要因が重なりました。
2026年は
という年になる可能性があります。
未来は断定できません。
ただし構造を理解すれば判断は間違えません。
2025年の金相場は「上がった」という一言では足りません。
なぜ上がったのか。
どの局面で売った人が得をしたのか。
ここを理解すると2026年の判断は驚くほどシンプルになります。
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