【鑑定士監修】海外金貨の1オンスとは?31.1gと33.9gがある理由を鑑定士が解説
海外金貨の買取りを検討している方の中には、金貨の重さを調べたときに疑問を持つ方がいます。 同じ「1オンス金貨」なのに、ある金貨は約31.1g、別の金貨は約33.9gと表記されてい […]
2026年8月6日

この記事の監修者
「これ売っていいの?」「いくらになるの?」
そんな不安を解消するために、貴金属、宝石の査定のプロがわかりやすく解説します。
2003年に質屋へ入社後、宝飾業界の現場で査定・接客経験を重ね、金・貴金属・宝石の価値判断に携わってきました。
現在は梅田・なんばエリアでゴールドウィンの店舗運営と査定統括を担当。
2023年には、箕面市へ寄贈された金29kg・プラチナ1kgの延べ板について、一般競争入札で最高価格を提示し、約3億円で落札・買取した実績があります。
日々の査定では、価格の根拠を分かりやすく伝える明朗な説明を大切にしています。
・読売テレビ 「ウェークアップ」
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・関西テレビ 「ジャルやるっ!」

偽物の18金ネックレスを見抜くための刻印・比重・素材確認の基礎知識。
金の価格高騰が続く中、フリマアプリやネットオークションで購入した金製品に関するご相談が増えています。
特に最近注意したいのがK18刻印や造幣局マークに似た刻印が入っているにもかかわらず、実際には18金ではないコピー品です。
中には、タンタルなどの金属を土台にして表面だけに金メッキを施したネックレスやブレスレットもあります。
見た目は金色で重量感もあり刻印も入っているため、一見すると本物の18金に見えてしまうことがあります。
「K18と刻印があるから大丈夫」
「造幣局マークのような刻印があるから本物だろう」
そう思って購入したものの、査定してみると金としての価値がほとんど認められないケースもあります。
初めての方はこちらの記事も参考になります↓
目次

本来、K18は金の含有率が75%ある18金を意味します。
また、日本の造幣局の品位証明マークは貴金属の品位を示す信頼性の高い証明記号です。
大切なのは、本物の造幣局マークが信用できないという話ではないということです。
問題になるのは、造幣局マークに似せた偽刻印やK18、750などの刻印を不正に入れたコピー品です。
悪質なものでは、刻印だけを見ると本物の18金のように見える場合があります。
刻印は査定において大切な判断材料ですが、刻印だけで本物と決めつけるのは危険です。
特に、購入経路がはっきりしない品物や、ネットで相場より安く購入した品物は特に注意が必要です。

タンタルとは、レアメタルの一種で、重さと硬さがあり、耐食性にも優れた金属です。
医療機器や電子部品などにも使われる素材で、金やプラチナとはまったく別の金属です。
ジュエリーでは黒っぽい落ち着いた色味や、金属アレルギーが起こりにくい素材として、指輪などに使われることがあります。
ただし、タンタル自体は18金ではありません。
表面に金メッキを施して金色に見せても、中身がタンタルであれば、金製品としての価値は大きく異なります。
厄介なのは、タンタルの比重値がおおよそ16.6前後でこれはK18の比重値と近い数字の為、簡易比重計などの測定器で見分けがつきにくい点です。
一般的なメッキ品は手に持つと軽く感じることがありますが、タンタル素材の場合はある程度の重量感があります。
そのため、「重いから本物の金だろう」と誤解してしまうことがあります。
さらに、磁石に反応しない場合もあるため、家庭での簡単なチェックだけでは見抜きにくい素材です。
タンタル素材のネックレス等にK18刻印や造幣局マークに似た刻印が入り、表面に金メッキまで施されていると、見た目・重さ・刻印だけで判断するのは非常に危険です。
そのため、タンタル素材に金メッキを施したコピー品は刻印だけでなく、断片の確認、比重測定やX線分析などを組み合わせて確認する必要があります。

金メッキコピー品には、いくつか注意したい特徴があります。
まず、刻印の位置や字体に違和感がある場合があります。
K18や750の文字が入っていても、刻印が不自然に深い、浅すぎる、文字のバランスが悪い場合は注意が必要です。
次に、留め具やプレート部分だけに刻印があり、チェーン本体の素材が別物になっているケースもあります。
ネックレスでは、トップ、チェーン、引き輪、プレートで素材が違うことも珍しくありません。
また、表面は金色でも、摩耗した部分や接合部分から黒っぽい地金が見える場合は、メッキ品の可能性があります。
ただし、自分で削ったり、薬品を使ったりして確認するのはおすすめできません。
品物を傷めるだけでなく、正確な判断も難しいため、不安な場合は専門店で確認する方が安心です。

フリマアプリやネットオークションでは、写真と説明文だけで判断することになります。
しかし、金製品の真贋は写真だけでは分かりません。
特に注意したいのは、相場より極端に安いK18ネックレスです。
18金は地金としての価値があるため、重さに対して明らかに安すぎる場合は注意が必要です。
「詳しくないので分かりません」
「刻印があるので本物だと思います」
「祖母の遺品です」
このような説明だけで購入を決めるのは危険です。
出品者に悪意がなくても、本人が本物だと思い込んでいるケースもあります。
どこで売るべきか迷っている方はこちらも参考にしてみてください↓
自己判断では見抜きにくいコピー品も、専門的な検査で確認できます。
金製品の査定では、刻印だけではなく、重さ、色味、比重、試金石、X線分析などを組み合わせて確認します。
タンタル素材に金メッキを施したコピー品の場合、表面だけを見ると金色に見えるため、1つの確認方法だけでは判断が難しいことがあります。
ゴールドウィンでは、K18刻印や造幣局マークに似た刻印がある品物でも、必要に応じて素材を確認しながら査定を行います。
刻印をそのまま信じるのではなく、実際の品物の表面上の特徴やX線検査など総合した判断で確認することが出来ます。
K18刻印や造幣局マークは、本来とても重要な判断材料です。
しかし、近年はそれらに似せた偽刻印を入れたコピー品も出回っているため、刻印だけを信用しすぎるのは危険です。
特に、タンタル素材に金メッキを施したネックレスは、重さや見た目だけでは無く比重値だけ確認しても本物の18金と間違えてしまう場合があります。
フリマアプリやネットオークションで購入した金製品、購入経路が分からないK18ネックレス、造幣局マークのような刻印があるのに違和感がある品物は、一度専門店で確認することをおすすめします。
金は高騰しているからこそ、偽物も増えやすい時期です。
大切なのは、刻印の有無だけで判断せず、実物を見て、素材を確認し、納得できる説明を受けることです。
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