どちらを選ぶ?ダイヤモンドの色の種類

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どちらを選ぶ?ダイヤモンドの色の種類

2015年11月25日

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「ダイヤモンドは無色透明なもの」だと思っていませんか?ダイヤモンドは自然の産物なので、条件によってさまざまな色合いのものが生まれます。そのため、色味によって「無色ダイヤモンド」と「カラーダイヤモンド」の2種類に分かれ、それぞれ異なる基準で判断されるのです。美しいカラーダイヤモンドは希少性が高く、高値で取引されます。たとえば、天然のピンクダイヤモンドの価格は、無色ダイヤモンドの200倍以上になることも。今回は、買取価格にも大きく関係する、ダイヤモンドの色についてご紹介します。

無色ダイヤモンドのカラーグレード

ダイヤモンドは炭素の結晶。化学構造的に完璧なダイヤモンドは純粋な無色透明ですが、たいていは窒素などの不純物が混じって、黄色味を帯びています。ダイヤモンドは、無色透明であるほど光をよく吸収して輝きが増し、価値が高くなるもの。そこで、GIA(アメリカ宝石学協会)が考案したダイヤモンドのカラーグレードでは、いかに無色透明であるかによって、DからZの23段階で評価します。最高ランクのDは、ホワイトネスと呼ばれます。D~Fランクは主な鑑定書でカラーレス(無色)と表記され、婚約リングなどでも人気です。G~Jもほぼ無色、K~Mはわずかな黄色で、N以降は黄色味が強くなります。

カラーダイヤモンドの基本の8色

カラーダイヤモンドとは、上記のような無色ダイヤモンドのカラーグレードから外れた色味のダイヤモンドです。天然のものは、とくにファンシーカラーダイヤモンドと呼ばれ、高い希少価値があります。生成環境によってさまざまな色味が生まれますが、GIAがファンシーカラーと鑑定する色は、イエロー、オレンジ、ピンク、レッド、パープル、バイオレット、ブルー、グリーンの8色です。
なお、無色ダイヤモンドのグレードでは黄色味が濃いほど価値は下がりますが、美しい黄色のダイヤモンドはカナリーイエローやマーマレードイエローと呼ばれ、ファンシーカラーダイヤモンドとして高い価値が付きます。

人工的に着色されたダイヤもある

色のついたダイヤモンドのなかには、人工的な処理を施して着色されたものもあります。たとえば、放射線処理で着色した青や黒、高温高圧で着色したアップルグリーンなど。なかには、天然の色と区別しにくいほど美しいものもありますが、当然ながら、天然のファンシーカラーダイヤモンドの方が価値は高くなります。

鮮やかに色づいたカラーダイヤモンドは、無色透明のダイヤモンドとはまた違った魅力があり、買取ショップでも高価買取が期待できます。色や品質によっては、無色ダイヤモンドより高額な買取価格が付くことも。カラーダイヤモンドをお持ちの方は、買取ショップに鑑定を依頼してみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者

鑑定士歴20年 中村 達也
ゴールドウィン 梅田店・難波店

古物営業法許可番号大阪府公安委員会許可証 第621010160159号

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