【鑑定士監修】エメラルドの買取金額は「色」でここまで変わる——透明度より重要な3つの査定ポイントと、大阪で40万円から290万円に跳ね上がった実例
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2017年2月27日

トルコ・イスタンブールのトプカプ宮殿博物館が所蔵している、「スプーンダイヤモンド」。このダイヤモンドは、この世に存在しているダイヤモンドのなかでも、有数の美しさを誇るといわれています。今回は、そんなスプーンダイヤモンドの由来をご紹介します。
スプーンダイヤモンドは、ペアシェイプカットが施された約86カラットのダイヤモンドです。メインストーンの周囲には49個のダイヤモンドがあしらわれており、思わず吸い込まれそうなほどの美しい煌めきを放っています。
「スプーンダイヤモンド」と聞いて、変わった名前だと感じた方も多いのではないでしょうか。この名前の由来は諸説ありますが、最も有力なものは「イスタンブールの漁師」にまつわるストーリー。
そのストーリーのよると、スプーンダイヤモンドを発見したのは、ごく平凡な漁師でした。漁師はある日、イスタンブールの海岸を歩いている最中に、キラキラと輝く石を見つけました。これを持ち帰った漁師が、とある宝石商にその美しい石を見せたところ、「ただのガラス玉だ」と言われてしまいます。その言葉にショックを受けた漁師をかわいそうに感じた宝石商は、「せっかく来てくれたから」と3本のスプーンと光る石を交換してあげたそう。
しかし、その後、「ただのガラス玉」だと思っていた石が高価なダイヤモンドだったと発覚します。この物語から「スプーンダイヤモンド」と呼ばれるようになった、といわれています。
3本のスプーンと交換されたスプーンダイヤモンドは、1774年のインドで、ピゴというフランスの高官に買取られ、その後ナポレオン1世の母親の手に渡ることになります。しかし、ナポレオン1世の母親は、これをトルコの知事に売却。その後もスプーンダイヤモンドはいろんな人のもとを転々として、再びイスタンブールの地に戻ってきました。
現在、スプーンダイヤモンドが収蔵されているトプカプ宮殿博物館には、エメラルドが柄に施された短刀や、数千個のダイヤモンドが眩しい黄金の燭台など、多くの宝物が展示されています。そのなかでも、最も高価な展示物といわれているのがスプーンダイヤモンドです。「ただのガラス玉」だと思われていた石は、原題では、多くの人々を魅了する宝石として、誇らしげに輝いています。
昔はスプーンダイヤモンドのようは誤った鑑定もありましたが、現在はダイヤモンドの評価基準がしっかりと確立されています。また、信頼のおける専門機関に鑑定を依頼することで、ダイヤモンドの真の価値を明らかにすることができます。ご自宅に、使わなくなったダイヤモンドは眠っていませんでしょうか? 不要になったダイヤモンドは、買取専門店で買取してもらうことをおすすめします。ゴールドウィンは、ダイヤモンドをはじめとする宝石やブランド品を扱う買取専門店です。高価買取を得意としているため、不要なダイヤモンドをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。

この記事の監修者
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