
【2025年最新版】宝石の買取相場について 相場が上がる宝石・下がる宝石の違いについて
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2016年8月8日
ベルギーのアントワープは、ダイヤモンドで有名な街。アントワープだけで年間の取引額が3兆円を超える、世界最大規模のダイヤモンド街です。街の玄関口である、アントワープ中央駅周辺には、関連会社が1,800社以上あり、世界のダイヤモンドの8割がこの街に集まるといわれています。
アントワープは、どのようにして世界最大のダイヤモンド街と呼ばれるようになっていったのでしょう?また、アントワープとはどのような特徴を持った街なのでしょうか?アントワープとダイヤモンドの関係、そして街の魅力に迫ります。
アントワープがダイヤモンドの街となったのは、この街に住むユダヤ人ローデウィク・ファン・ベルケンがダイヤモンド研磨用の円盤を発明したことがきっかけです。この発明によって、アントワープにダイヤモンド研磨職人が集まるようになり、ダイヤモンドの研磨・カット・取引の中心として発展していきました。
ローデウィク・ファン・ベルケンがダイヤモンド研磨用の円盤を開発した1456年当時、ヨーロッパにはたくさんのユダヤ人コミュニティがありました。しかしその多くが、迫害を受けたり、孤立したりしていたものの、アントワープは、例外的にユダヤ人にとって暮らしやすい街だったといわれています。それは、ダイヤ産業を発展させるきっかけになった、研磨用の円盤を開発したのがユダヤ人だったこともあり、ダイヤ産業に関わる商売人の多くがユダヤ人で構成されていたからです。アントワープに集まる研磨職人も、そのほとんどがユダヤ人であり、アントワープはダイヤモンドを中心に、地域住民とユダヤ人が協力し合い、街を発展させていきました。
アントワープ中央駅周辺にはダイヤ産業に携わる多くのユダヤ人が集まり、聖地にエルサレムにちなんで「西のエルサレム」と呼ばれる、ヨーロッパ最大のユダヤ人コミュニティを形成しました。ローデウィク・ファン・ベルケンの発明以来、この地に移り住んだユダヤ人たちの活躍によって、アントワープは世界最大のダイヤモンド街へと発展したのです。
アントワープには、世界で最も伝統のある美術アカデミーのひとつ、アントワープ王立芸術学院があります。この美術アカデミーは、これまでに多くの著名な芸術家を輩出した、芸術家の登竜門。1980年以降は、国際的に活躍する優秀なファッションデザイナーを多く世に送り出し、ファッションデザイナーを目指す若者の憧れの地となりました。そのため、アントワープは芸術家・ファッションデザイナーを志望する若者が世界中から集まる「芸術家の卵の街」としても知られています。
また、アントワープは、プランタン=モレトゥス博物館・ノートルダム大聖堂と市庁舎・ギエット邸などの世界遺産の他、歴史的な価値が認められているアントワープ中央駅など、観光スポットも豊富。世界中から多くの観光客が立ち寄る街としても有名です。ダイヤモンドの他、芸術や観光など、アントワープには一年を通して世界中から多くの人が集まります。
ユダヤ人の街、芸術の卵の街、観光の街など、アントワープにはさまざまな顔がありますが、経済を支えるダイヤモンドは、この街にとって特別な存在。ダイヤ関連会社が集まる地域には、パトカーによる護衛やマシンガンを構えた警備員など、24時間365日体制でダイヤモンドを守っています。
ダイヤの買取額などを決めるアントワープの鑑定所では、120名という鑑定士が日々顕微鏡を使ってダイヤを鑑定。4つのC「カラット(重さ)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カット(研磨状態)」という方法で、厳しい鑑定が行われています。ダイヤの価値や買取額を公平に鑑定するために、名刺の所持やお客さんとの交流が禁止されているなど、鑑定士にもルールが設けられています。
数多くあるダイヤの中には人工的に作られたものも多く含まれているため、価値を守るためには厳重な鑑定が必要です。アントワープは、世界最大のダイヤモンドの街として、厳しい警備や鑑定によって、ダイヤモンドの価値を守っているのです。
ゴールドウィンでも、ダイヤの買取の際、厳正な査定基準の上で買取金額を設定しています。重さだけではなく、さまざまなポイントに注意しながらダイヤの希少価値を計算するため、条件が揃えば高価買取も可能。ダイヤの買取を検討中の方は、ぜひゴールドウィンをご利用ください。
この記事の監修者
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