
買うときは高かったのに…値段のつかない宝石について
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2019年4月15日
目次
ダイヤモンドの価値を鑑定する基準として4Cと呼ばれる評価項目があります。
Carat(カラット:重さ)Color(色)Clarity(クラリティ:透明度)Cut(形と仕上げ)の4項目になります。
ダイヤモンドの品質基準についての詳しい記事はこちらの記事をご覧ください。
【鑑定書?鑑別書?ダイヤモンドの価値を証明するのはどっち?】
ダイヤモンドのカッティングは、遡ること16世紀から研磨やカットの技術を駆使しながら進化してきました。
もし、お持ちのダイヤモンドジュエリーにアンティークダイヤモンドがあるなら、そのカッティングは、どれかに相当することでしょう。
16世紀、ろうそくの灯りのなかで輝くことが求められた「ローズカットの時代」
17世紀、放射線状に多くの複数面を研磨、対称的なカッティングが可能になりました。「オールドシングルカット」の時代と呼ばれています。
17世紀後半、ダイヤモンドに射した光線の先が内部のパビリオン部で反射し、再び入光したクラウン部分から抜けるカットが理想として研究されていきます。後にブリリアンカットの元となりました。この時期、「マゼランカット」の時代と呼ばれています。
17世紀末にダイヤモンドのサイズを決めることにもなるベース、これがガードル部分で「オールドマインドカット」別名でクッションのような形をしているので「クッションタイプ」とも呼ばれています。
18世紀初頭、「オールドヨーロピアンカット」が登場します。クラウンのテーブル部が、より円形になり、よりシンメトリーになります。58面体に研磨されたもので、後のブリリアンカットの原型となりました。
19世紀、「ラウンドブリリアントカット」の誕生がやってきます。光学理論と数学による「マルセル・トルコフスキー」の著書「ダイヤモンドデザイン」で発表されたカットです。これは、ダイヤモンドの上部から入った光が内部で全反射し、上部へ放たれるよう幾何学的に角度を算出し、58面体で設計されています。
1998年、「エクセレントカット」に進化して登場。
Clarity(クラリティ:透明度)の評価は、プロポーション(比率)、ポリッシュ(研磨状態)、シンメトリー(対称性)の3つの要素から判断されます。
輝きのためには、ダイヤモンドに射しこむ光の角度と出ていく光の角度で決まるので、計算され尽くした光を最大限に引き出すプロポーションが高い評価になります。輝きのある理想のプロポーションがブリリアントカット、エクセレントカットとして評価されています。
ダイヤモンド表面の研磨状態のことですが、光の反射と透過を良くするための重要な項目で、よく研磨されていないダイヤモンドの表面は、白濁して見えたり、鈍くぼやけたりします。
テーブルが八面体か角に歪みがないかで輝きが違ってきますので全方向360度対称的なのが最も評価が高いといえます。
カット評価のこれら全ての項目が最高レベルであるエクセレントダイヤモンドは3EXトリプルエクセレントと呼ばれています。
取引価格の場合、3EXとEXでは約5%の価格の違いがあります。
ダイヤモンドの色(Color)の評価はファンシーカラーダイヤモンドを除き、無色が最高評価になります。
4Cの評価基準を考案したのはGIA(米国宝石学会)です。GIA発行の鑑定書は世界に通用するものです。他機関の場合は、GIAに準拠しています。
鑑定書は、ダイヤモンドのみに発行されるものです。鑑別書は、宝石そのものの素材を、検査により分析し、何でできているか種類を調べたものです。ダイヤモンドは、鑑別書、鑑定書の両方が発行可能で、取引価格も左右します。
宝石や宝飾品の知識(ダイヤモンド、カラーストーン、真珠など)、基準、教育における主要な情報源で、公共の利益を目的にした非営利の研究機関です。1931年に設立されました。
ダイヤモンドの屈折率は、2.42と割合が高く、それだけ光の反射が大きいということになります。
他の宝石と比べてみると、ルビー サファイアの屈折率1.77。ガーネット1.7 オパール1.4です。因みに氷は、1.3です。
ダイヤモンドの輝きには、定義付けると3種類あります。
吸収した光を光で再放出する。
ダイヤモンド内部に入った光線が反射して再度、ダイヤモンド表面で放出する光のこと。白い煌めき。
七色に分散して反射する光。プリズム効果で七色に光る。
ダイヤモンドの硬さは、炭素原子同士の共有結合で決まります。原子同士の結合にそれぞれの角度がありますが、幾何的に理想的な角度であるため全く歪みがありません。
一定の面に沿って割れやすい劈開性という性質があります。ダイヤモンドは完全な劈開性を持ち正八面体の面に対して平行に割れる性質があります。その場合に平坦な面が作られます。その面をへき開面と呼びますこの面に沿って磨いたり削ったりすることが可能です。
ダイヤモンドの結晶は、摩耗しやすい方向としにくい方向があるため工業分野での研磨に利用されています。
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この記事の監修者
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