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チャートの見方、基本中の基本
2019年1月30日
金とビットコインの関係
急騰したビットコインが、ほぼその直後、2018年12月に大暴落し下がり続けています。
過去に遡り、金のETF上場の歴史とも照らし合わせて、ビットコインの価格が上がるか否かはETF上場の是非に掛かっていているといわれてきました。
2018年3月、米SEC(証券取引委員会)は、仮想通貨を「証券」としてSEC(証券取引委員会)への登録を義務付ける方針を明らかにした。しかし、2018年12月7日SEC(証券取引委員会)は、ETFの認可を延期しました。
2000年から金の価格が上昇トレンドに移り変わり、ある時は急速にある時は堅実に上昇していきました。
この大きな要因のひとつは、2003年に金のETF(上場投資信託)上場で、世界的に一般的な金融商品として広く認知されたことです。
金ETFは、現物に投資するタイプと金価格連動債券に投資する商品があります。もし、将来、地金そのものに交換したい場合は、店舗で購入する方が賢明です。なぜなら手数料、利益が出た分に税金が掛かるからです。
ETF(英語: Exchange-Traded Fund)上場投資信託(じょうじょうとうししんたく)とは、金融商品取引所で取引される投資信託の一種で一般投資信託より手数料等が割安です。金であれば、金市場全体に投資することができるので投資先の会社を選び迷うことがありません。ETFは、金以外にも様々な商品を扱っていますが、2003年からの金保有量は、ほぼ毎年増えていっています。また、金ETFの登場によって、それまで金投資に関心が無かった投資家達をも取り込むことになりました。
以下は、ビットコインと金の値動きの類似点などを示した非常に興味深い記事です。
https://totalcrypto.io/bitcoin-etf-analysis/#Bitcoin_8211_Striking_Similarities_to_Gold
『ビットコインは一般にデジタルゴールドの一種とみなされ、金とBitcoinの両方が同様の特性を共有します。これは、金ETFの導入が金価格に及ぼす影響を見ることで、Bitcoinに対する興味深い洞察が得られることを意味します。(サイト元を翻訳化して引用)』
デジタルゴールドとも呼ばれる仮想通貨ですが、2018年12月現時点で下落を続けています。それに対して金価格は、米ドルの下落に反するように上昇しています。
富裕層投資家が、これを機に仮想通貨のリスクを避けて金投資に移行したとの情報が散見されます。
金の価格推移を見るための用語
チャート | 価格や出来高の推移をグラフ化したもののことです。 |
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出来高 | 売り手と買い手の取引が成立した注文数量のことをいいます。 |
始値 | はじめねと読みます。ある期間で最初についた価格のことをいいます。 |
終値 | おわりねと読みます。ある期間で最後についた価格のことをいいます。 |
トレンド | 傾向変動のことをいいます。「上昇トレンド」、「下降トレンド」などです。 |
金ETF | ETFとは、Exchange Traded Fundの略。金地金の現物に投資し運用する投資信託を証券化して証券取引所に上場しました。この現物の金地金は保管され、万一破綻があったとしても保護されるシステムになっています。 |
日足(ひあし)チャート | 1日の単位で始値・高値・安値・終値を1本のローソクで発表しています。1日という期間の中での4本値(始値・高値・安値・終値)を使って、1日1本のローソクを並べた地金のチャートです。 |
週足(しゅうあし)チャート | 1週間という期間の中での4本値で、1週間1本のローソクを作って並べたチャートです。 |
上値 | 今までの相場よりも高い値段。高値。相場が上がりそうで上がらない状況のことを「上値が重い」と言う。また、相場が一段と上昇する状態を「上値を追う」などと言う。 |
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下値 | 今までの相場よりも低い値段。下値。 |
週間レンジ | 相場上で売りと買いが均衡となり、一定の値幅にて上下を繰り返している状態をいいます。 |
高値つかみ | 高値で買った銘柄がその後値下がりすること。 |
反発 | マーケット全般で使われる用語で、基本的には、短期間に限定した上昇を指し、下げていた相場が上昇に転ずることをいいます。また、値上がり幅が大きい時は急反発、小さい時は小反発と言います。なお、同様の言葉に反騰がありますが、通常、反発よりも値上がり幅が大きいケースで使います。 |
ヘッジ売り | ヘッジ取引の一つで、保有する金融商品や有価証券が値下がりした場合の損失を回避したり、軽減したりするための取引をいいます。 |
デフレ | 端的に言えば、物価が下がり続ける経済状態をいいます。ただし最新のIMF(国際通貨基金)の定義では、「2年程度物価下落が続く経済状態をデフレと呼びます。 |
ポートフォリオ | 保有する様々な金融資産のことです。 |
チャートの見方、基本
画像は、日足チャートの例です。左の値動きがロウソク足に相当します。
このローソク足チャートは日本発祥で、可視性、使いやすさ等、有効性から海外でも高く評価されています。
日足、週足、月足の見方ですが、まずは、月足チャートを見て過去の流れ10年を大きく見ます。
その次に週足チャートを見てトレンドを把握します。
上記の週足チャート、さらに期間を短く日足チャートと見ていきます。現在、良い銘柄があれば、ローソク足チャートを見ながら売り買いのタイミングをはかります。
トレンドラインがテストされる
相場は上がったり下がったりするものですが、安い時に買いたいものですが、安くはないけどこの位なら買ってもいいかというポイントのことです。
「上値が重い」とはどういう意味?どういうときに使う?金に影響を与えるFFレート
FFレートとは米国の中央銀行の金利政策のことです。
金利を生まないゴールドは短期~中期のスパンではFFレートの影響を受けます。
FFレートが上がると予想されると金相場は上がりそうであがらない(上値が重い)状態になります。
短期トレードなどで頻繁に値動きをチェックするのでなければローソク足を分析するのも多くないかもしれませんが、チャート用語を知っておくと関連記事の理解の仕方も違ってきますね。
この記事の監修者
鑑定士歴20年 中村 達也
ゴールドウィン 梅田店・難波店
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