宝石は大きいだけでは高くならない?価値が逆転するケースを鑑定士が解説【2026年最新版】
宝石を売ろうと考えたとき、多くの方が最初に気にされるのが石の大きさです。 大きなルビー、大粒のサファイア、存在感のあるエメラルドを見ると、「これだけ大きければ高く売れるのでは」と […]
2026年1月20日

この記事の監修者
「これ売っていいの?」「いくらになるの?」
そんな不安を解消するために、貴金属、宝石の査定のプロがわかりやすく解説します。
2003年に質屋へ入社後、宝飾業界の現場で査定・接客経験を重ね、金・貴金属・宝石の価値判断に携わってきました。
現在は梅田・なんばエリアでゴールドウィンの店舗運営と査定統括を担当。
2023年には、箕面市へ寄贈された金29kg・プラチナ1kgの延べ板について、一般競争入札で最高価格を提示し、約3億円で落札・買取した実績があります。
日々の査定では、価格の根拠を分かりやすく伝える明朗な説明を大切にしています。
・読売テレビ 「ウェークアップ」
・関西テレビ 「news ランナー」
・関西テレビ 「ジャルやるっ!」

監修:ゴールドウィン梅田店店長中村
古物商許可番号621010160159
評価されないことが多いメレダイヤの買取金額、その真価とは!?
指輪やネックレス、ブレスレットにさりげなく留められた小さなダイヤモンドの集まり――メレダイヤ。
一粒一粒は小さいため、「どれも同じ」「品質なんて関係ない」と思われがちですが、実はこの認識、大きな誤解です。
大阪でプラチナや金ジュエリーの買取りを行っていると、メレダイヤの品質差によって買取金額が大きく変わるケースを日常的に目にします。
特に大きなct数が入っているものだと、数十万円規模で買取額が変動します。
見た目の輝きは似ていても、
・評価されるメレダイヤ
・ほとんど値段がつかないメレダイヤ
その差は、ダイヤモンド買取鑑定のプロの目でははっきりと分かれています。
本コラムでは、プラチナ・金ジュエリーに使われるメレダイヤの「本当の価値」と、その品質の違いを詳しく解説します。

メレダイヤとは、一般的に0.2ct未満の小粒ダイヤモンドを指します。
ジュエリーの主役ではなく、デザインを引き立てる脇石として使われることが多く、プラチナ・金ジュエリー、シルバーアクセサリーに至るまでのほぼすべてに登場します。
しかし「小さい=安い」「小さい=評価されない」というわけではありません。
重要なのは、どんな品質のメレダイヤが使われているか?ということです。
メレダイヤは粒が非常に小さいため、
・色
・透明度
・内包物
これらの違いが肉眼では分かりにくいのが特徴です。
しかし、ルーペで確認すると差は一目瞭然で、曇ったメレダイヤと透明感のあるメレダイヤでは、輝きの質がまったく異なります。
買取現場では、この違いが査定額に直接反映されます。
一部の簡易査定では、「メレダイヤの買取金額はまとめて一律評価」という扱いをされることがあります。
しかし本来、メレダイヤは
✔色味が揃っているか
✔品質にばらつきがないか
✔再販・再利用が可能か
といった点を細かく見て買取金額は評価されるものです。
ここを見ない査定では、本来の価値を逃してしまいます。
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メレダイヤでも、カラーは重要です。
無色透明に近いものほど評価が高く、黄色味・茶色味が強くなるほど価値は下がります。
金(イエローゴールドやピンクゴールド)の枠のジュエリーは、無色のダイヤモンドは使われにくい。これはダイヤモンドに多少色が付いていても、色がついている枠にセットすると、白く見えるためです。
逆にプラチナジュエリーでは、地金が白いため色味の差が目立ちやすいのが特徴です。
そのため、無色のメレダイヤが使われることが多く、色の悪いメレダイヤは減額対象になりやすくなります。
内包物が多いメレダイヤは、光を通しにくく、キラッとした輝きが弱くなります。
特に透明度を表すクラリティのランクがI1というグレード以下になると、黒っぽくなったり、グレーっぽくなります。
これらの評価も、かなり下がってしまいます。
金ジュエリーの場合、地金の色に助けられて目立ちにくいこともありますが、査定では必ずチェックされます。
「小さいから分からない」は、査定の世界では通用しません。
メレダイヤは複数粒で使われることが多いため、粒の大きさ・形・輝きが揃っているかが重要です。
・バラバラな輝き
・サイズ不揃い
・カットの甘さ
これらがあると、再利用しづらく、評価は下がります。
特に古いデザインのジュエリーになると、シングルカットと呼ばれるカットが採用されていることがあり、こちらはほとんど値段が付きません。
逆に一番いいとされているメレダイヤのカットは、普通のよく皆さんが思い浮かべるラウンドブリリアントカットです。

プラチナは白色金属のため、メレダイヤの色味や透明度がダイレクトに見えます。
その結果、品質の低いメレダイヤはマイナス評価になりやすいという特徴があります。
プラチナジュエリーでは、その主石の評価とメレダイヤモンドの評価が比例し、良い宝石には必ず、いい脇石のメレダイヤがセッティングされています。
金(特にYG・PG)は、地金の色があるため、メレダイヤの色味が目立ちにくい傾向があります。
そのため、
・金の価値重視で査定する店
・メレダイヤの品質も評価する店
で、メレダイヤモンドの買取金額に差が出やすくなります。
全く金額がつかないという場合は、グレーや茶色のダイヤか、もしくはその査定士がきちっと評価をしてくれていないかという風になります。
本来の査定では、「地金+メレダイヤの総合評価」が行われます。
どちらか一方しか見ない査定は、どこかで必ず価値を取りこぼしています。
特にメレダイヤのct数が多いジュエリー(大きなダイヤモンドリング、テニスネックレス、テニスブレスレッドなど)になると、数十万円の差が生まれてしまいます。

「メレダイヤを外して地金だけ売った方がいい?」という質問をよく受けます。
答えはケースバイケースで、品質の良いメレダイヤであれば、外さない方が買取金額が高いことももちろんあります。
これはジュエリー全体のデザインをデザイン料として上乗せできる可能性がある為です。
複数点まとめて売ると、メレダイヤの買取金額が一律評価されてしまうことがあります。
本来は、一点ずつ状態と品質を見て査定する方が正確です。
特に壊れているジュエリーや片方のピアスなどは、一律のメレダイヤ金額として取り扱われ気味です。
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「メレダイヤは値段つきません」と即答する店もありますが、それは見ていないだけの可能性もあります。
品質を見極められる店を選ぶことが重要です。
基本的にメレダイヤモンドで0円ということはほとんどありません。
グレードがよっぽど悪かったり、0.1ct未満のかなり小さなダイヤモンドの場合を除いてですが、注意しましょう。
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