ダイヤモンドの買取とカテドラルセッティングについて

ダイヤモンドの買取とカテドラルセッティングについて

2024年8月2日

 

ダイヤモンドの買取とカテドラルセッティングについて

 

 

ダイヤモンドリングのデザインは数多く存在します。

どのデザインもダイヤモンドの輝きをより引き立たせる為にジュエリー技工士が思案して考えられたものです。

 

カテドラルセッティングは、ダイヤモンドリングの中でも非常にエレガントなデザインの一つです。

このデザインは、その名前が示す通り、ゴシック建築の大聖堂（カテドラル）のアーチ状の構造からインスピレーションを得ています。

カテドラルセッティングでは、リングのバンドがダイヤモンドに向かって優雅にカーブし、高く持ち上げられた状態でセッティングされます。

このアーチ状のデザインにより、ダイヤモンドがリングの中心で高く輝き、光を最大限に受けることができるため、非常に輝きが増すのが特徴です。

 

2022年から大きく円安になったことによりダイヤモンドの買取金額も高騰しております。

そしてダイヤモンドリングのデザインもダイヤモンドの買取査定に大きく影響を及ぼします。

 

今回はカテドラルセッティングについてお話したいと思います。

 

■デザインの特徴

カテドラルセッティングの主な特徴は、リングのバンドがダイヤモンドに向かって曲線を描くように設計されている点です。

このデザインにより、ダイヤモンドはまるで大聖堂のステンドグラスのように高く持ち上げられ、光をより多く取り込むことができます。

また、シャンクがダイヤモンドの側面を囲むため、石が安定してセッティングされるという利点もあります。

このため、大きなダイヤモンドや重厚感のあるデザインでも、安心して着用することができます。

さらに、カテドラルセッティングは、多くの他のセッティングスタイルと組み合わせることができるため、デザインの自由度が高いです。

例えば、パヴェセッティングやハローデザインと組み合わせることで、さらに豪華な印象を与えることができます。

また、サイドストーンを追加することで、より複雑で魅力的なデザインに仕上げることも可能です。

 

■流行した時期と背景

カテドラルセッティングは、時代を超えて愛され続けています。

特にヴィクトリア朝時代（19世紀後半）には、豪華で繊細なデザインが流行し、カテドラルセッティングもその中で非常に人気でした。

この時代は、工業革命による技術の進歩と共に、ジュエリー製作の技術も大きく発展した時期であり、より複雑なデザインが可能となったのです。

 

20世紀に入ると、アールデコやアールヌーヴォーといった新しいデザインスタイルが登場しましたが、カテドラルセッティングは、依然として高い人気を誇っていました。

特に1950年代から1960年代にかけては、ハリウッドの黄金時代と重なり、多くの映画スターやセレブリティがこのデザインのリングを着用したことから、一般の人々の間でも広く認知されるようになりました。

 

■エピソード

カテドラルセッティングにまつわるエピソードとしては、その著名人が愛用してました。

ヴィクトリア女王は、自身の結婚指輪としてカテドラルセッティングを採用したと言われています。

このリングは、彼女の深い愛情と結婚生活への期待を表しています。

 

また、映画『ティファニーで朝食を』でオードリー・ヘプバーンが演じたホリー・ゴライトリーも、カテドラルセッティングのリングを着用しているシーンがあり、この映画を通じてこのデザインが再び注目されました。

 

ダイヤモンドの買取査定においてカテドラルセッティングのダイヤモンドリングは買取金額がアップする要因にもなります。

 

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