【鑑定士監修】ルビーに内包物があれば天然?合成ルビーが見分けにくい理由をGIAの事例から解説
ルビーに内包物があるからといって、天然石とは限りません。 天然ルビーにはさまざまな内包物が見られ、天然・合成を見分ける重要な手掛かりになります。 しかし、合成ルビー […]
2016年1月8日

この記事の監修者
「これ売っていいの?」「いくらになるの?」
そんな不安を解消するために、貴金属、宝石の査定のプロがわかりやすく解説します。
2003年に質屋へ入社後、宝飾業界の現場で査定・接客経験を重ね、金・貴金属・宝石の価値判断に携わってきました。
現在は梅田・なんばエリアでゴールドウィンの店舗運営と査定統括を担当。
2023年には、箕面市へ寄贈された金29kg・プラチナ1kgの延べ板について、一般競争入札で最高価格を提示し、約3億円で落札・買取した実績があります。
日々の査定では、価格の根拠を分かりやすく伝える明朗な説明を大切にしています。
・読売テレビ 「ウェークアップ」
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ダイヤモンドの価値を決める判断基準として、4Cという基準があります。この4Cはそれぞれカット、カラット、カラー、クラリティの頭文字である「C」に由来しており、ダイヤモンドの価値はこの4Cを基準にして定まります。買取の際には、この基準が重要な要素となります。
今回は、そんな判断基準のひとつであるクラリティについてご紹介します。
クラリティは、ダイヤモンドの評価基準のひとつであり、透明度を指します。ダイヤモンドは天然の鉱石であるため、その内部には不純物やひび割れ、結晶化していない炭素などが含まれている場合があります。そういった内包物が含まれているとダイヤモンドの透明度が下がってしまいます。こうした透明度の程度によって、いくつかのランクに分けられています。これが、クラリティです。
なお、評価を左右する内包物と傷のうち、内包物をインクルージョン、傷をブレミッシュと呼びます。
クラリティのランクは、アルファベットと数字によって11段階に分けられます。ランクが高ければ買取金額は高くなりますし、ランクが低ければ買取金額も低くなります。
最も透明度が高いランクはFlawlessで、10倍に拡大した状態でインクルージョンもブレミッシュも発見されないものが該当します。略称はFLです。次がInternallyFlawlessで、これは10倍拡大した状態でインクルージョンが発見されないものが該当します。略称はIFです。
IF以下のランクでは、ランクが下がる毎にインクルージョンやブレミッシュが多く確認されるようになります。上から順にVVS1、VVS2、VS1、VS2、SI1、SI2、I1、I2、I3となり、Iのランクでは10倍拡大でインクルージョンが容易に発見できるレベルになります。
インクルージョンやブレミッシュは非常に微小であることが多いため、0.5カラット以下のダイヤモンドであれば肉眼でブレミッシュを見つけることは困難です。熟練した鑑定士でなければ、VSとSIの差を肉眼で確認することはできないといわれています。
前述のとおり、クラリティのランクで最も高いものはFLです。しかし、一般的にはVVS1がトップであると説明されることが多くあります。
FLやIFは確かにランクとしては高いのですが、そのレベルでインクルージョンもブレミッシュもないものはとても希少であり、市場にも滅多に出回りません。そのため、流通量も考慮してVVS1がトップグレードであると説明することが多いのです。こういった背景から、FLやIFのダイヤモンドは買取査定でも評価が高く、高額買取になりやすいといえます。

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