
海外の金のインゴットは買取できないのか?【鑑定士解説】
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2015年11月23日
混じりけのない金、すなわち純金は、当然ながら黄金色です。ですが、金の中には「イエローゴールド」、「ピンクゴールド」、「ホワイトゴールド」と呼ばれるものもあります。これらは、金に銀や銅などの金属を配合することで、色合いを変えたもの。配合する金属の種類や比率によって、金の色合いが変わるのです。ここでは、18Kの場合の配合比率で紹介しています。
18Kや24Kは、18金や24金とも呼ばれ、金の純度を表します。24Kは純度が99.99%以上のもので、これがいわゆる純金です。一方、18Kの金の純度は70%です。これは、18/24=0.75という計算にもとづきます。18Kは最も一般的な割合で、アクセサリーにもよく使われます。
18Kの金の純度は75%なので、残りの25%は別の金属でできています。このように、金に配合される金属を、割り金(わりがね)といいます。割り金には、「耐久性を高める」、「加工性を高める」、「色調を変える」などの目的があります。そのため、アクセサリーに使われる金には、割り金を混ぜることが多いのです。金の割り金に使われる金属は、銀、銅、パラジウム、ニッケル、亜鉛など。割り金の種類と配合比率によって、できる合金の色や性質が変わります。
基本的な配合割合は、「金:銀:銅=15:3:2」。純金の黄金色に比べて、赤みがかった黄色になります。割り金の配合率を変えることで、色合いが変わります。
銀より銅を多めに配合すると、赤味が強くなります。イエローゴールドの銀と銅を逆転させた比率、すなわち「金:銀:銅=15:2:3」で配合したものがレッドゴールドと呼ばれます。さらに銅の比率を増やし、パラジウムを加えると、ピンクがかった赤になり、ピンクゴールドができます。
ホワイトゴールドの白色は、パラジウムかニッケルを配合して作ります。パラジウム配合の合金は「ソフト・ホワイトゴールド」、ニッケル配合の合金は「ハード・ホワイトゴールド」と呼ばれます。近年は、「金:パラジウム=3:1」の配合比率が主流です。
このように、イエローやレッド、ピンク、ホワイトに色づいた金は、純金ではなく別の金属を混ぜてできたもの。ですが、だからといって、これらの金を使ったアクセサリーは買取価格が低いというわけではありません。先にも述べたように、そもそもアクセサリーに使われる金の多くは18金です。アクセサリーの買取価格は、「金の重量×金相場」で求められる値段に、アクセサリーとしての価値がプラスされます。つまり、金の含有量が同じであれば、あとはアクセサリーとしての価値で買取価格が決まるということ。
魅力的な色の金は、アクセサリーとしての価値を上げ、買取価格を高めてくれます。たとえば、ピンクゴールドのように可愛らしい色の金は、アクセサリーとして高い人気があるので、高価買取が期待できます。
この記事の監修者
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