【鑑定士監修】金の買取で「まとめて○円」は信用できる?一式査定で確認したい重量・純度・宝石の内訳
複数の金を買取店へ持ち込むと、「全部まとめて○万円です」と合計金額だけを提示されることがあります。 金の買取金額を合計で案内されること自体に問題があるわけではありま […]
2015年11月23日

この記事の監修者
「これ売っていいの?」「いくらになるの?」
そんな不安を解消するために、貴金属、宝石の査定のプロがわかりやすく解説します。
2003年に質屋へ入社後、宝飾業界の現場で査定・接客経験を重ね、金・貴金属・宝石の価値判断に携わってきました。
現在は梅田・なんばエリアでゴールドウィンの店舗運営と査定統括を担当。
2023年には、箕面市へ寄贈された金29kg・プラチナ1kgの延べ板について、一般競争入札で最高価格を提示し、約3億円で落札・買取した実績があります。
日々の査定では、価格の根拠を分かりやすく伝える明朗な説明を大切にしています。
・読売テレビ 「ウェークアップ」
・関西テレビ 「news ランナー」
・関西テレビ 「ジャルやるっ!」
混じりけのない金、すなわち純金は、当然ながら黄金色です。ですが、金の中には「イエローゴールド」、「ピンクゴールド」、「ホワイトゴールド」と呼ばれるものもあります。これらは、金に銀や銅などの金属を配合することで、色合いを変えたもの。配合する金属の種類や比率によって、金の色合いが変わるのです。ここでは、18Kの場合の配合比率で紹介しています。
18Kや24Kは、18金や24金とも呼ばれ、金の純度を表します。24Kは純度が99.99%以上のもので、これがいわゆる純金です。一方、18Kの金の純度は70%です。これは、18/24=0.75という計算にもとづきます。18Kは最も一般的な割合で、アクセサリーにもよく使われます。
18Kの金の純度は75%なので、残りの25%は別の金属でできています。このように、金に配合される金属を、割り金(わりがね)といいます。割り金には、「耐久性を高める」、「加工性を高める」、「色調を変える」などの目的があります。そのため、アクセサリーに使われる金には、割り金を混ぜることが多いのです。金の割り金に使われる金属は、銀、銅、パラジウム、ニッケル、亜鉛など。割り金の種類と配合比率によって、できる合金の色や性質が変わります。
基本的な配合割合は、「金:銀:銅=15:3:2」。純金の黄金色に比べて、赤みがかった黄色になります。割り金の配合率を変えることで、色合いが変わります。
銀より銅を多めに配合すると、赤味が強くなります。イエローゴールドの銀と銅を逆転させた比率、すなわち「金:銀:銅=15:2:3」で配合したものがレッドゴールドと呼ばれます。さらに銅の比率を増やし、パラジウムを加えると、ピンクがかった赤になり、ピンクゴールドができます。
ホワイトゴールドの白色は、パラジウムかニッケルを配合して作ります。パラジウム配合の合金は「ソフト・ホワイトゴールド」、ニッケル配合の合金は「ハード・ホワイトゴールド」と呼ばれます。近年は、「金:パラジウム=3:1」の配合比率が主流です。
このように、イエローやレッド、ピンク、ホワイトに色づいた金は、純金ではなく別の金属を混ぜてできたもの。ですが、だからといって、これらの金を使ったアクセサリーは買取価格が低いというわけではありません。先にも述べたように、そもそもアクセサリーに使われる金の多くは18金です。アクセサリーの買取価格は、「金の重量×金相場」で求められる値段に、アクセサリーとしての価値がプラスされます。つまり、金の含有量が同じであれば、あとはアクセサリーとしての価値で買取価格が決まるということ。
魅力的な色の金は、アクセサリーとしての価値を上げ、買取価格を高めてくれます。たとえば、ピンクゴールドのように可愛らしい色の金は、アクセサリーとして高い人気があるので、高価買取が期待できます。
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