【鑑定士監修】ブルーサファイアの色むらは買取金額が下がる?査定への影響と見分け方
ブルーサファイアに色むらがあっても、それだけで価値が大きく下がるとは限りません。 正面からほとんど分からない程度であれば影響が小さいこともありますが、濃淡の差が大きく、薄い部分が […]
2024年11月4日

この記事の監修者
「これ売っていいの?」「いくらになるの?」
そんな不安を解消するために、貴金属、宝石の査定のプロがわかりやすく解説します。
2003年に質屋へ入社後、宝飾業界の現場で査定・接客経験を重ね、金・貴金属・宝石の価値判断に携わってきました。
現在は梅田・なんばエリアでゴールドウィンの店舗運営と査定統括を担当。
2023年には、箕面市へ寄贈された金29kg・プラチナ1kgの延べ板について、一般競争入札で最高価格を提示し、約3億円で落札・買取した実績があります。
日々の査定では、価格の根拠を分かりやすく伝える明朗な説明を大切にしています。
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値段がつきにくいガーネット ロードライトガーネット
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本日は、宝石の中でもなかなか値段の付きにくいガーネット、
ロードライトガーネットという宝石について説明させていただきます。
宝石の買取をしていると週に一回くらい拝見するくらいのお持ち込みが多い宝石で、
ガーネットの中でも非常に多く市場に出ている宝石になります。

ロードライトガーネットは鮮烈なラズベリーレッドの生彩あふれる魅力に加えて、光輝性にも優れた宝石です。
パイラルスパイト系列のガーネットで、成分はパイロープとアルマンディンの中間(固溶体)で、
パイロープ成分が約70%、アルマンディン成分が約30%の割合の組成です。
また、スペサルティン成分が含まれることもあります。
ロードライトの語源は「バラ色の」という意味のギリシャ語の「ロード(rhodon)」に由来するとされています。
ロードライトは、他の暗赤色のガーネットよりも一層魅力的な宝石といえ、より価値が高くなります。
最初の鉱床は1890年代にアメリカのノースカロライナ州で発見されました。
この宝石の最大の特徴は独特の色であり、ローズレッドやラズベリーレッド、
紫がかった赤やピンクを呈し、茶系のものは存在しません。
ロードライトと他の赤色系の宝石を区別する簡単な方法として、強力なネオジム磁石を用いたチェックがあります。
ロードライト(アルマンディンも)には成分中に鉄が含まれており、ネオジム磁石に引き寄せられます。
またロードライトにはルチルの針状結晶が内包されていることがあり、
これをチェックすることによっても他の類似色の宝石と見分けることが可能となっています。
ロードライトは一般的にクラリティの優れた石が多いですが、
針状ルチルのインクルージョンのある石には霞がかかったような効果が現れます。
大粒の石は稀で、10ctを超えるものは滅多に産出されません。
主要な産出国のひとつはタンザニアで、大きくてクリーンなものを産するとして有名です。
スリランカでは、ロードライトガーネットにとてもよく似た美麗な「ローズガーネット」が採掘されています。
ほかにもジンバフェ、ブラジル、ミャンマー、中国、ケニア、マダガスカル、
モザンビーク、南アフリカ、アメリカなどに産します。
ロードライトはルベライト(赤やピンクのトルマリン)と見誤られることがあります。
しかし、ルベライトのような多色性がないことや、前述の細針状ルチルのインクルージョンの確認、
比重のチェックなどが両者の区別に役立ちます。
ルビーの代用石にされることがありますが、加熱処理などが不要なこともありルビーよりもはるかに廉価で、
宝飾品市場でのコンセンサス上の懸念もなく利点は多いといえます。
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