古いエメラルドリングは売れる?ダイヤモンド相場の変化で上質な色石が高騰している理由
古いエメラルドリングは、デザインが昔のものだからといって、価値が低いとは限りません。 むしろ古いジュエリーの中に、今ではなかなか見かけない上質なエメラルドが使われていることがあります。 近年はダイヤモンド相場の変化もあり […]
2017年1月3日

この記事の監修者
「これ売っていいの?」「いくらになるの?」
そんな不安を解消するために、貴金属、宝石の査定のプロがわかりやすく解説します。
2003年に質屋へ入社後、宝飾業界の現場で査定・接客経験を重ね、金・貴金属・宝石の価値判断に携わってきました。
現在は梅田・なんばエリアでゴールドウィンの店舗運営と査定統括を担当。
2023年には、箕面市へ寄贈された金29kg・プラチナ1kgの延べ板について、一般競争入札で最高価格を提示し、約3億円で落札・買取した実績があります。
日々の査定では、価格の根拠を分かりやすく伝える明朗な説明を大切にしています。
・読売テレビ 「ウェークアップ」
・関西テレビ 「news ランナー」
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天然で最も硬い石とされるダイヤモンドには、さまざまな種類があることをご存知でしょうか?今回は、ダイヤモンドの中でも謎が多いことで知られる「ブラックオルロフ」という宝石をご紹介します。
婚約指輪にもよく使われるダイヤモンドといえば、無色透明な「ホワイトダイヤモンド」がメジャー。しかし近年ではブラックダイヤモンドを結婚指輪に選ぶ方も増えてきています。
ブラックダイヤモンドの人気に火がつき始めた理由のひとつは、「黒のイメージアップ」。昔は黒といえば、「悪」「絶望」「不安」などのマイナスイメージが強くありました。しかし近年、黒色は国内問わず「富」や「高級感」を象徴する色として市民権を得て、非常に高い人気を誇るようになりました。高級品や高級車に多く見られる、黒の外装を想像してみてください。
では、ブラックダイヤモンドはどのようにして誕生するのでしょうか。その誕生の原因は、実は「窒素」。ダイヤモンドは、微量の不純物が混在することで、さまざまな色に変化します。ダイヤモンドに窒素が混入すると、黒色に変化するのです。自然界で誕生する天然のブラックダイヤモンドは、産出量が極めて少ないため、高い価値がつけられています。
しかし近年はブラッドダイヤモンドの人気が高まり、需要に対して産出量が追いつかなくなってきました。そこで、加速する需要を満たすため、「人工のブラッドダイヤモンド」が登場します。もともと炭素でできているダイヤモンドは、熱を加えると黒くなるという性質があります。人工のブラックダイヤモンドは、この性質を利用して変色させたものです。天然のものよりも、比較的安価で手に入れることができます。
今では市場に出回っているブラッドダイヤモンドのほとんどが人工的に作られたもの。だからこそ、天然で産出されたブラックダイヤモンドは、非常に珍しく高価なものとされています。
そんな貴重なブラックダイヤモンドのなかでも、世界的に有名で、語り継がれているものが「ブラックオルロフ」。その誕生と歴史はミステリーに包まれており、数多くの言い伝えがあります。
ブラックオルロフの名前の由来は、ロシアの女王・ナターシャ・ペトローヴナ・オルロフ――ブラック・オルロフのかつての所有者です。そのカラット数は67.5カラットと、非常に大きなダイヤモンドだったそう。
そのブラック・オルロフは、ナターシャ・ペトローヴナ・オルロフ女王が、ロシア革命の際に海外へ逃亡するための資金として売り払ったといわれています。しかし、そもそもそんな女王は存在しなかったのでは、という説や、ブラック・オルロフに施されていたカット技法は、当時は存在していなかったのでは、という意見もあります。
しかし、そんなブラック・オルロフの物語に、ある人物が興味を持ちます。その人物とは、スイスの高級上で系および宝飾ブランドである、de GRISOGONOの創設者・ファウズ・グルオジ。彼は、ブラックオルロフの物語に惹かれ、ブラックダイヤモンドの研究を始めます。そして、1996年、ファウズ・グルオジは魅力的なブラックダイヤモンドコレクションを発表しました。これが、今もなお続くブラックダイヤモンドのトレンドのきっかけとなったといわれています。
このように、ブラックダイヤモンドの地位の立役者となった「ブラックオルロフ」。このミステリアスな宝石は、今もたくさんの人を魅了し続けています。
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