【鑑定士監修】金の刻印(ホールマーク)について 買取前に必ず知っておきたい、真贋の見分け方と安心の基準【大阪で金買取、高く売るならゴールドウィン 梅田店・難波店】

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【鑑定士監修】金の刻印(ホールマーク)について 買取前に必ず知っておきたい、真贋の見分け方と安心の基準

2025年10月26日

 監修:ゴールドウィン 梅田店 店長 中村 古物許可番号621010160159

あなたの金、その刻印は本当に本物ですか?

小さな指輪の内側に、ひっそりと刻まれた「K18」や「750」。
この刻印(ホールマーク)は、金の純度を示す「信用の証」です。

けれども今、その信用を悪用する偽物が、買取現場に数多く持ち込まれています。
見た目も重さもK18に見えます。比重値も同じです。

検査機にかけても反応は「18金」と表示されてしまう偽物も存在します。
──それでも、中身はまったく別の金属というケースがあるのです。

この記事では、

  • 本物と偽物を分ける刻印の見方
  • 各国のホールマークの意味
  • そして、今急増している「タンタル厚金メッキ偽装」への注意点
    を、金の専門鑑定士の視点からわかりやすくお伝えします。

読み終えるころには、「自分の金をどう守ればいいか」が、きっと明確になります。

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刻印(ホールマーク)とは  金の身分証明書のようなもの

金の刻印とは、素材の純度・産地・製造者を証明する印です。
日本では「K18」や「K24」と表記され、海外では「750」「999」といった数字が使われます。

金の刻印基礎知識

「K18」は金が75%含まれる18金です。残りの25%は銀や銅や亜鉛、ニッケルなどが含まれた合金です。
・「K24」はほぼ純金(金の純度が99.9%以上)。
・数字表記(750など)はヨーロッパ式の品位表示です。

この刻印から、鑑定士は金の純度をおおよそ判断できます。
ただし、「刻印がある=本物」ではありません。
最近では刻印そのものを偽装するケースも増えています。

国別ホールマーク早見表 ― 世界の金の証について

 

主な刻印 特徴
イギリスス レオパード、アンカー、クラウン など 世界最古の公的検定制度。都市ごとに印が違う。
フランス 鷲頭印(ワシの頭) 750以上の金製品に使用される。小さいが信頼性が高い。
スイス 女性頭部(Helvetia) 国の象徴を刻む。輸出品にも多い。
イタリア 星+番号+省略コード 工房登録制で製造者まで特定できる。
日本 K18/K24/Pt850 など シンプル表記。海外品との混在に注意。

刻印の「形」や「囲み枠」も国によって違います。
六角形なら金、楕円なら銀、盾形ならプラチナを示すこともあります。

偽刻印の見抜き方 ― レーザー刻印や雑な刻印は要注意

最近の偽刻印は、肉眼ではほぼ判別できません。
しかし、よく観察すると違和感が潜んでいます。

偽装例 特徴 見抜きポイント
レーザー刻印 表面を浅く焼き付け エッジが黒ずみ、刻みが浅い
刻印併記 K18と750が両方ある 国や年代的に不自然
刻印位置の異常 留め具や側面の端など 通常は内側や平面に刻まれる

 

注意
刻印が綺麗すぎるものほど要警戒。
職人仕上げの正規刻印は、わずかな凹凸と温かみがあります。

2025年、最も厄介な金の偽物「タンタル×厚金メッキ」

いま、全国の買取現場で頭を悩ませているのがタンタル(Ta)芯偽装。

タンタルは、比重16.6というK18(約15.5)と非常に近い金属。
磁石にも反応せず、見た目もほぼ同じ。
そこに厚く金をメッキすれば、重量も色も完璧に18金そっくりになります。
しかも、X線分析機は表面数十マイクロメートルしか読み取れないため、表面が金なら内部がタンタルでもAu75%、つまり18金と表示されるのです。

つまり重くて磁石に反応せず、検査でもK18判定と出てしまいます。
それでも「中身はまったく別の金属」で価値が全く違うというケースが、2025年になってとても多く事例があります。

過去にはメイプルリーフ金貨の偽物も流通していました。

メイプルリーフ金貨の偽物に関しての詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。

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Gold Winの金の検査― スピードより、確かさを

当店では、まず店頭で外観・刻印・比重・磁性などで鑑定を行います。
その時点で判断が難しい場合、お預かりによるX線検査をご提案しています。

  • お預かり期間: 約1週間前後
  • 検査内容: 提携分析機関でのX線分析
  • 目的: 芯材やメッキ層の有無を確認

この手順は時間がかかりますが、誤判定による損失を防ぐための大切な工程です。

「早さより正確さ」――それが、お客様にご安心いただけるようGold Winが守り続けている信念です。

自宅でできる金の簡単チェック

  • 刻印の字体・位置に違和感がないか
  • 摩耗した箇所に緑の錆びや灰色の金属が見えないか
  • 極端に硬い、または鈍い金色でないか
  • 「K18」「750」という刻印が近い場所にないか

少しでも不安を感じたら、自分で削らず金の買取専門店へ相談しましょう。

金とメッキを見分ける方法を更に詳しくお知りになりたい方はこちらの記事をご覧ください。

金の買取査定で「金額差」が生まれる理由

10gのK18であれば、1万円以上の差が出ることも珍しくありません。

アトKの存在

例えば「K18」ではなく「18K」の刻印の場合、後者はアメリカやアジアなどの海外の製造のケースがほとんどです。

そうすると刻印では18金と表していても実際に純度を測ると14金や10金、中には金ではないケースもあります。
これは数十年前に少しでも経費を削減する為に適当に作られたケースです。

本来の純度より下の純度で査定される

日本全国に何千件も金の買取店は存在します。
中には金がここまで高騰していることを良いことに、実際は18金なのに14金と言って査定されるケースもあります。
18金と14金では相当な金額差がありますが、14金でも購入したときより高く売ることができるなどして、そのまま売却してしまう。
そんなケースも確実に存在しますので、十分に注意しましょう。

刻印を正しく理解することは、「金の買取において損をしないということです。」

金は刻印なしで高く売る為のコツについての内容はこちらの記事をご覧ください。

正直さこそ、最高の査定技術

刻印は、金の「顔」です。
しかし、金の刻印の知識がなければ、買取において損をしてしまうかもしれません。

ゴールドウィンではお客様の大切なお品を誤って評価しないことをとても重視しています。

「見えない部分まで確実に確かめる」

それがゴールドウィンの査定です。

まずはご来店いただきご相談くださいませ。

この記事の監修者

鑑定士歴20年 中村 達也
ゴールドウィン 梅田店・難波店

古物営業法許可番号大阪府公安委員会許可証 第621010160159号

あなたが身に着けているアクセサリーや時計、もしかしたらとんでもない金額かも!? なんでもお持ちください。ゴールドウィンの鑑定士が豊富な知識でお査定します!

メディア出演

・関西テレビ「ジャルやるっ!」
・2時間特番「おごれる東京に宣戦布告!!VS東京2時間SP」

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